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DeepSeek R1-0528(ディープシーク アールワン ゼロゴニハチ)

DeepSeekが2025年5月28日にリリースした推論モデルの大幅アップデート版。671B MoEアーキテクチャを維持しながらAIME 2025で72.6%・LiveCodeBench v5で57.4%と前世代比で大幅向上。MIT Licenseで完全オープンソース公開。

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2026/5/24 更新
関連タグ
推論モデル
LLM
DeepSeek
オープンソース
MoE
強化学習

DeepSeek R1-0528とは

DeepSeek R1-0528は、中国のDeepSeekが2025年5月28日にリリースしたオープンソース推論モデルの大幅アップデート版です。2025年1月に世界を驚かせたDeepSeek R1の後継として、強化学習アルゴリズム(GRPO: Group Relative Policy Optimization)をさらに改善し、数学・コーディング・科学推論の性能を向上させました。

671Bの総パラメータを持つMixture-of-Experts(MoE)アーキテクチャを維持しながら、MIT Licenseで完全に公開されており、商用利用・改変・ファインチューニングが自由に行えます。

主な特徴

  • 大幅性能向上: AIME 2025で72.6%(R1比+14ポイント)
  • コーディング強化: LiveCodeBench v5で57.4%(R1比+8ポイント)
  • MIT License: 完全オープンソース・商用利用可能
  • 671B MoEアーキテクチャ: 実稼働は37Bのみ起動(推論コスト削減)
  • 128Kコンテキスト: 長文文書・コードベース対応
  • 最安API: 入力$0.55/1M・出力$2.19/1M

スペック比較表

モデルリリースAIME 2025LiveCodeBench入力(/1M)オープンソース
DeepSeek R12025/0158.6%49.6%$0.55MIT
DeepSeek R1-05282025/0572.6%57.4%$0.55MIT
OpenAI o32025/0496.7%—$10クローズド
OpenAI o4-mini2025/0493.4%—$1.10クローズド
Gemini 2.5 Pro2025/0391.8%—$1.25クローズド

R1とR1-0528の主な改善点

1. 強化学習の精緻化(GRPO改良)

  • グループ内相対報酬計算のサンプリング戦略を改善
  • 数学証明問題でのハルシネーション(誤った証明ステップ)が約30%減少

2. コーディング能力の向上

  • LiveCodeBench v5で57.4%(+7.8ポイント)
  • HumanEval+で95.2%(+2.4ポイント)
  • デバッグタスクで特に改善が顕著

3. 長文コンテキストの安定性

  • 128Kトークンでの"Lost in the Middle"問題が改善
  • 長いチェーン・オブ・ソートでの論理的一貫性が向上

ローカル実行方法

# Ollama でローカル実行(量子化版 Q4: 約350GB)
ollama pull deepseek-r1:671b
ollama run deepseek-r1:671b

# vLLM での本格デプロイ(A100 80GB x8枚推奨)
pip install vllm
python -m vllm.entrypoints.openai.api_server \
  --model deepseek-ai/DeepSeek-R1-0528 \
  --tensor-parallel-size 8

よくある質問(FAQ)

Q1: 671BモデルをローカルPCで動かせるか? A: フルモデル(671B)はA100 80GB×8枚(640GB VRAM)が必要で個人PCでは困難。Distill版(1.5B〜70B)なら一般PC/MacBook Proでも動作する。

Q2: DeepSeek APIとOpenAI APIの互換性は? A: DeepSeek APIはOpenAI互換インターフェースを採用。base_url="https://api.deepseek.com"を指定するだけで、OpenAI Python SDKをそのまま使用可能。

Q3: 中国製モデルのデータプライバシーは大丈夫か? A: DeepSeek APIを使う場合、データは中国サーバーを通過する。機密データはローカルにダウンロードして自前サーバーで実行するか、MIT Licenseを活かしてセルフホストすることを推奨。

まとめ

  • 2025年5月28日公開、R1比でAIME 2025+14ポイントの大幅性能向上
  • MIT Licenseの完全オープンソース・商用利用自由
  • API入力$0.55/1Mと業界最安水準のコスト効率
  • ローカル実行可能(Q4量子化版350GB)でプライバシー確保も可能
この記事について
カテゴリーAI・機械学習
難易度上級
作成日2026/5/24