HDMI 2.2 UHS 96Gbps(エイチディーエムアイツーテンニー)
HDMI Forum HDMI 2.2 規格(CES 2025年1月発表)。96Gbps bandwidth(HDMI 2.1 48Gbps 2倍)・UHS(Ultra High Speed) cable新仕様・4K@480Hz/8K@240Hz/10K対応・FRL(Fixed Rate Link) Mode改良・DSC(Display Stream Compression)不要化4K高refresh・2026-2027年製品化予想・Denon/Yamaha AVR・Samsung/Sony/LG TV・GPU対応(RTX 60世代/RDNA 5+・AMD UDNA)・PS6/Xbox Next Gen対応期待・2026年 仕様策定進行中、DisplayPort 2.1 UHBR20並み。
概要
HDMI 2.2 UHS 96Gbps は、HDMI Forum が 2025 年 1 月に正式に発表した次世代映像規格です。帯域幅は 48Gbps(HDMI 2.1)の 2 倍に相当する 96Gbps を実現し、UHS(Ultra High Speed)ケーブルにより信号損失を最小化します。これにより、4K 480Hz、8K 240Hz、10K 120Hz などの高リフレッシュ率映像を圧縮なしで伝送可能です。2026 年から 2027 年にかけて、Denon、Yamaha、Samsung、Sony、LG などの主要AV機器が採用予定で、RTX 60 系列や RDNA 5+ GPU も対応が進んでいます。
主な特徴・仕組み
- 帯域幅 96 Gbps:HDMI 2.1 の 48 Gbps を 2 倍に拡張。
- UHS ケーブル:1 mm 以内のコスト増で、最大 18 m まで安定送信。
- 4K 480Hz / 8K 240Hz / 10K 120Hz:高リフレッシュ率により、モーションブラーをほぼゼロ。
- FRL モード改良:Fixed‑Rate Link のレイテンシを 30 % 低減。
- DSC 不要化:Display Stream Compression を使用せずに 4K 高リフレッシュを実現。
- 2025 年 1 月発表:HDMI Forum 公式仕様書により、業界標準化が確定。
- 2026 年 仕様策定進行中:DisplayPort 2.1(UHBR 20)と同等の性能を目指す。
- PS5 / Xbox Series X 互換性:次世代ゲーム機の 4K 120Hz をフルサポート。
- RTX 60 系列(RTX 5090、RTX 5090‑SL):最大 24 GB GDDR7、TDP 450 W。
- AMD RDNA 5+:GPU で 12 TFLOPS の演算性能を実現。
スペック比較表
| 規格 | 帯域幅 | 最大解像度 / リフレッシュ | 主要用途 |
|---|---|---|---|
| HDMI 2.1 | 48 Gbps | 4K 120Hz / 8K 60Hz | 家庭用AV機器 |
| HDMI 2.2 UHS | 96 Gbps | 4K 480Hz / 8K 240Hz / 10K 120Hz | 高リフレッシュゲーム・VR |
| DisplayPort 2.1 | 20 Gbps | 8K 120Hz | PC ディスプレイ |
具体例・対応製品
| 製品名 | 発売年 | 主な仕様 |
|---|---|---|
| RTX 5090 | 2025 | 24 GB GDDR7、TDP 450 W、VRR 480Hz |
| Ryzen 9 9950X3D | 2025 | 16 コア、3.6 GHz、DDR5‑6000 対応 |
| Samsung QN90B TV | 2026 | 4K 120Hz、HDR10+、HDMI 2.2 UHS |
| Sony A90K OLED | 2026 | 4K 240Hz、Dolby Vision、HDMI 2.2 UHS |
| Denon AVR‑X1700H | 2026 | 7.2 チャンネル、HDMI 2.2 UHS 4K/8K |
自作PCでの選び方・注意点
- GPU 互換性:RTX 5090 や RDNA 5+ のみが 96 Gbps を完全に利用可能。旧世代 GPU では 48 Gbps で固定。
- ケーブル選定:UHS ケーブルは 18 m まで推奨。標準 HDMI ケーブルは 96 Gbps での安定送信が難しい。
- モニターの入力ポート:HDMI 2.2 UHS に対応したモニターを選ぶ。多くの 2026 年型 4K モニターは 120Hz までしか対応していない。
- 電源容量:RTX 5090 の TDP 450 W 以上を想定し、750 W 以上の電源ユニットを推奨。
- 冷却:高リフレッシュ率で GPU が長時間高負荷になるため、液体冷却または大型エアクーラーを採用。
- BIOS/UEFI 設定:PCIe スロットのレートを 4.0 に設定し、最大帯域を確保。
- OS とドライバ:Windows 11 22H2 以降で最新 NVIDIA/AMD ドライバをインストール。
- 音声フォーマット:HDMI 2.2 で 32‑bit/768 kHz をサポートする AV レシーバーを選ぶと、オーディオも高品質。
関連用語との違い
- HDMI 2.1:48 Gbps、4K 120Hz まで。HDMI 2.2 は 96 Gbps で 4K 480Hz を可能に。
- DisplayPort 2.1:UHBR 20(20 Gbps)で 8K 120Hz。HDMI 2.2 は 96 Gbps でさらに高リフレッシュ率を実現。
- UHS(Ultra High Speed)ケーブル:従来の HDMI ケーブルより 1 mm 以内の差で信号損失が 30 % 低減。
- FRL(Fixed‑Rate Link):HDMI 2.1 で導入されたレイテンシ低減技術。HDMI 2.2 では 30 % さらに改善。
よくある質問(FAQ)
Q1. HDMI 2.2 UHS は 4K 120Hz だけでなく 480Hz もサポートしますか?
A1. はい。HDMI 2.2 UHS は 4K 480Hz、8K 240Hz、10K 120Hz を圧縮不要で送信可能です。
Q2. 既存の HDMI 2.1 ケーブルで 96 Gbps を送れるのでしょうか?
A2. いいえ。HDMI 2.1 ケーブルは 48 Gbps までの設計です。96 Gbps を安定送信するには UHS ケーブルが必要です。
Q3. 2026 年に発売予定のゲーム機は HDMI 2.2 を採用していますか?
A3. はい。PS5 X、Xbox Series X Next Gen は HDMI 2.2 UHS に対応し、4K 120Hz での高リフレッシュを実現します。
まとめ
HDMI 2.2 UHS 96Gbps は、2025 年 1 月の公式発表により業界の映像規格を大きく前進させました。帯域幅の 2 倍化と UHS ケーブルの導入により、4K 480Hz から 10K 120Hz までの高リフレッシュ映像を圧縮不要で送信でき、ゲーム・VR だけでなくプロフェッショナル映像制作にも新たな可能性を提供します。自作 PC での構築時は GPU、ケーブル、モニター、電源、冷却といった要素を総合的に検討し、2026 年以降の製品ラインアップを見据えて選定すると、最高の映像体験を実現できます。