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DisplayPort MST(ディスプレイポートエムエスティー)

Multi-Stream Transport機能。1本のDP出力→複数モニタ分配、DP 1.4 HBR3(32.4Gbps)で4K60Hz×2台/2K120Hz×3台、DP 2.1 UHBR 20(80Gbps)で8K60Hz×2台対応、Club 3D CSV-7220・StarTech MST14DP123DP Hubが代表、Eyefinity/Surround代替。

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2026/4/25 更新
関連タグ
HBR3
UHBR 20
Club 3D
MST Hub

概要

DisplayPort Multi‑Stream Transport(MST)は、1本のDP出力から複数のモニタへ映像を分配する技術です。DP 1.4ではHBR3(32.4 Gbps)で4K60 Hz×2台、2K120 Hz×3台を実現し、DP 2.1ではUHBR 20(80 Gbps)で8K60 Hz×2台に対応します。MSTはNVIDIAのEyefinityやAMDのSWRと同等の多画面構成を、単一のポートで実装できる点が特徴です。

主な特徴・仕組み

  • 1本のDP 1.4/2.1ポートで最大4台のモニタを同時に走らせる
  • HBR3(32.4 Gbps)で4K60 Hz×2台、2K120 Hz×3台を同時出力
  • UHBR 20(80 Gbps)で8K60 Hz×2台を同時出力
  • 1.4/2.1規格に準拠したMST Hubが市販されている
  • 既存のGPU(RTX 4090、RX 7900 XT)に搭載されているDPポートをそのまま利用
  • 低レイテンシで高帯域幅を確保し、ゲームや映像編集に適した構成が可能
  • 1つのUSB‑CポートからMST Hubを接続し、複数モニタを同時に使用できる
  • 互換性はDP 1.4/2.1規格に準拠したモニタで保証される

スペック/製品比較表

製品名規格最大帯域幅同時出力価格帯
Club 3D CSV‑7220DP 1.432.4 Gbps4K60 Hz×2台¥12,980
StarTech MST14DP123DP HubDP 1.432.4 Gbps4K60 Hz×2台¥9,980
Cable Matters MST HubDP 2.180 Gbps8K60 Hz×2台¥14,980
Sabrent MST HubDP 2.180 Gbps8K60 Hz×2台¥13,480

具体例・対応製品

  • AMD Radeon RX 7900 XT:DP 2.1出力を備え、MSTで8K60 Hz×2台を同時に走らせる
  • NVIDIA GeForce RTX 4090:DP 2.1+USB‑CでMST Hubを接続し、4K60 Hz×3台を実現
  • Intel Core i9‑13900K搭載マザーボード(ASUS ROG Crosshair X670E Hero)でDP 1.4を使用、MST Hubで2K120 Hz×3台を構築
  • AMD Ryzen 9 7950X搭載MSI MPG B650 Carbon WiFiでDP 1.4を利用、4K60 Hz×2台を同時出力
  • Corsair Vengeance RGB Pro DDR5‑6000を搭載したPCで、MST Hubを介して複数モニタを接続し、作業効率を向上

自作PCでの選び方・注意点

  • GPUのDPポートが1.4か2.1かを確認し、必要な帯域幅を見積もる
  • モニタの解像度とリフレッシュレートを合計し、MST Hubの最大出力と照合
  • 1.4規格で4K60 Hz×2台を超える構成は、USB‑CのMST Hubで実現可能
  • 2.1規格では8K60 Hz×2台を同時に走らせる場合、電源供給と熱設計を考慮
  • 互換性を確保するため、MST HubはDP 1.4/2.1規格に準拠したものを選択
  • ケーブルは高品質なDP 1.4/2.1対応ケーブルを使用し、信号損失を抑える
  • BIOS設定でMSTを有効化するオプションがある場合は必ずオンにする
  • 2025年にリリース予定の次世代GPUはMST 2.2をサポートする可能性があるため、将来性を考慮

関連用語との違い

  • Eyefinity(AMD)やSWR(NVIDIA)はGPU内部で複数画面を合成する技術で、MSTは物理的に1本のポートを分配する
  • USB‑C MSTはUSB‑CポートからDP出力を行う方式で、MST Hubを介して複数モニタを接続できる
  • HDMI‑eDPは内蔵ディスプレイと外部モニタを接続するための拡張で、MSTとは別の用途

よくある質問

Q1. 1.4規格で4K60 Hz×3台は可能ですか?
A1. 1.4規格は最大32.4 Gbpsで、4K60 Hz×3台は帯域幅が不足します。2.1規格が必要です。

Q2. MST HubはUSB‑Cポートに接続できますか?
A2. はい、USB‑CにMST対応の変換アダプタを使用すれば、USB‑CからDP出力を行いMST Hubへ接続できます。

Q3. 2026年に登場予定のMST 2.2はどのようなメリットがありますか?
A3. 2.2は帯域幅がさらに拡張され、8K120 Hzや4K144 Hzを複数台同時に走らせることが可能になる見込みです。

まとめ

DisplayPort MSTは、1本のポートで複数モニタを同時に走らせることで、作業スペースを拡張しつつ配線を簡素化します。DP 1.4のHBR3(32.4 Gbps)で4K60 Hz×2台、DP 2.1のUHBR 20(80 Gbps)で8K60 Hz×2台を実現できるため、最新のゲーミングPCやクリエイティブワークステーションに最適です。自作PCを構築する際は、GPUの規格、MST Hubの帯域幅、モニタの解像度・リフレッシュレートを総合的に検討し、将来性を見据えた選択を行うことが重要です。

この記事について
カテゴリーディスプレイ
難易度上級
作成日2026/4/19