2台のモニターを1本のポールまたは1つのクランプで同時に固定するマウント。デュアルディスプレイ環境を省スペースで構築でき、左右の高さや角度を個別に調整できる。
デュアルモニターマウント(Dual Monitor Mount)は、2台のモニターを1つの支柱・クランプで固定するモニターアームです。デュアルディスプレイ環境を構築する際、モニターごとに別々のスタンドやアームを用意するよりも省スペースかつ統一感のある配置が可能になります。プログラミング、動画編集、トレーディング、配信など、複数画面を常用するワークフローで特に重宝されます。
最も一般的な配置で、2台のモニターを左右に並べます。メインモニターを正面、サブモニターを利き手側に配置するのが基本です。
| 配置パターン | 用途 | メリット |
|---|---|---|
| 左右均等(V字) | トレーディング・比較作業 | 両画面を等距離で視認 |
| メイン正面+サブ斜め | 一般作業・プログラミング | 首の回転が少ない |
| サブ縦置き+メイン横 | コーディング・ドキュメント | コードの可読行数が増える |
2台を縦に重ねる配置です。横幅を取らないため、奥行きのあるデスクで有効です。上段モニターは主にチャット・動画・監視用途に使われます。
縦のポールに2つの VESA プレートを取り付けるタイプで、上下の配置間隔を自由に設定できます。高さ調整幅が広く、大型モニターの組み合わせに適しています。
| 製品名 | 対応サイズ | 耐荷重(1台あたり) | 機構 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|
| エルゴトロン LX デュアル | 〜27インチ | 3.2〜11.3kg | ガススプリング | ¥32,000 |
| Amazonベーシック デュアル | 〜27インチ | 2.3〜11.3kg | ガススプリング | ¥25,000 |
| HUANUO デュアル HNDS6 | 〜32インチ | 2〜9kg | ガススプリング | ¥6,500 |
| FLEXIMOUNTS D1D | 〜27インチ | 1.5〜10kg | メカニカル | ¥5,000 |
| サンワダイレクト 100-LA030 | 〜27インチ | 2〜10kg | ガススプリング | ¥9,800 |
| 比較項目 | デュアルマウント | シングルアーム×2 |
|---|---|---|
| クランプ数 | 1つ | 2つ |
| デスク端の占有 | 少ない | 広い |
| 個別の自由度 | やや制限あり | 完全独立 |
| ケーブル管理 | 統合しやすい | 個別に処理 |
| 価格 | 割安 | やや割高 |
| 安定性 | 重量が集中する | 分散して安定 |
シングルアーム2本の方が配置の自由度は高いですが、デスク端に2つのクランプが必要になるため、天板のスペースと耐久性を確認してください。
サイズが異なるモニター(例:27インチ+24インチ)を組み合わせる場合、アームの高さ調整で目線の中心を揃えましょう。パネルの下端ではなく上端を揃えると、首の上下運動が減って疲労が軽減されます。
左右のモニターのベゼル(フレーム)同士を近づけるほど視線移動がスムーズになります。ベゼルレスモニターを選ぶと、2画面間の隙間が3〜5mm程度まで縮まり、擬似ウルトラワイド環境を実現できます。
左右で異なる重量のモニターを取り付ける場合、ガススプリングのテンションを個別に調整する必要があります。エルゴトロン LX デュアルのように左右独立調整が可能なモデルを選ぶと、異なるモニターの組み合わせでも安定します。
製品によります。多くのデュアルマウントは27インチまでの対応ですが、HUANUO HNDS6 や WALI GSDM002 など32インチ対応モデルも存在します。ただし、32インチ×2台は合計幅が約145cmになるため、デスク幅が160cm以上あることを確認してください。また、合計重量が14〜18kgに達するため、デスク天板の強度も重要です。
一部のデュアルマウントには、片方のアームにノートPC用トレーを取り付けられるモデルがあります(エルゴトロン LX ノートブックトレー等)。ただし、専用のノートPC+モニター用コンボマウント(サンワダイレクト 100-LA038 など)の方が使い勝手は良好です。
デュアルマウントのクランプは最初から2台分の荷重を想定した設計になっています。ただし、薄い天板(15mm未満)やパーティクルボード製デスクでは、荷重が集中して天板が変形する可能性があります。補強プレートの使用を強く推奨します。