Edge DB CF D1/Hyperdrive/Vercel/Turso 2026(エッジデータベース)
Edge Native Database。Cloudflare D1 (SQLite Edge・Beta→GA 2024)・Cloudflare Hyperdrive (Postgres Connection Pool Edge)・Vercel Postgres (Neon Powered)・Turso 1.x (libsql SQLite・Multi-Tenant)・PlanetScale (MySQL Vitess・Postgres対応 2024)・Neon Serverless Postgres+Branching・Supabase Edge・Xata (Postgres+Search+Vector)・Tigris+Cloudflare R2連携・Drizzle Studio・¥0 Free-¥¥¥¥¥¥/月、2026年D1+Turso libsql Edge SQLite主流化。
概要
エッジデータベースは、Webアプリケーションをユーザーに近い場所で高速に処理するためのクラウドベースのストレージソリューションです。2024年に Cloudflare D1 が GA へ、2025年には Turso libSQL がエッジ SQLite の主流化へ、2026年には PlanetScale が MySQL と Postgres の両方をサポートすることで、エッジデータベース市場は急速に拡大しています。主要プロバイダーは、Cloudflare D1(SQLite)、Cloudflare Hyperdrive(Postgres)、Vercel Postgres(Neon)、Turso 1.x(libSQL)、PlanetScale(Vitess)、Neon Serverless Postgres、Supabase Edge、Xata など多岐にわたります。
主な特徴・仕組み
- エッジ実行:データベースが CDN エッジノードに配置され、平均 2.5 ms のレイテンシでレスポンス。
- SQLite 互換:D1 と Turso は SQLite 互換で、既存の SQL スクリプトをそのまま利用可能。
- Postgres 接続プール:Hyperdrive は 10 k 接続を同時に処理し、Postgres をエッジで高速化。
- サーバーレス:Neon Serverless Postgres は 1 M TPS までスケールし、使用量に応じた課金。
- マルチテナント:Turso 1.x は 1 TB のストレージを 1 M のテナントで共有。
- 検索 & ベクトル:Xata は Postgres + Search + Vector を統合し、AI アプリで活用。
- ストレージコスト:D1 は 0.01 $/GB、Turso は 0.005 $/GB、Hyperdrive は 0.02 $/GB。
- データレプリケーション:PlanetScale は Vitess により 99.999 % の可用性を保証。
- API 連携:Supabase Edge は REST/GraphQL API をエッジで直接提供。
- R2 連携:Tigris は Cloudflare R2 と連携し、オブジェクトストレージとリレーショナルデータを統合。
スペック比較表
| プロダクト | ストレージ上限 | レイテンシ | 接続数 | コスト($/GB) | 主なデータベース |
|---|---|---|---|---|---|
| Cloudflare D1 | 1 TB | 2.5 ms | 5 k | 0.01 | SQLite |
| Cloudflare Hyperdrive | 2 TB | 3.0 ms | 10 k | 0.02 | Postgres |
| Turso 1.x | 1 TB | 2.0 ms | 3 k | 0.005 | libSQL (SQLite) |
具体例・対応製品
- Cloudflare D1 – 2024年に GA へ。1 TB のストレージで 10 k の同時接続をサポート。
- Vercel Postgres (Neon Powered) – 2025年に Neon を導入し、サーバーレスで 1 M TPS を実現。
- Turso 1.x – 2026年に libSQL を採用し、マルチテナントで 1 TB のストレージを 1 M テナントに提供。
- PlanetScale – 2025年に MySQL Vitess と Postgres を同時にサポート。
- Supabase Edge – 2024年にエッジで REST/GraphQL API を提供し、フロントエンド開発を加速。
自作PCでの選び方・注意点
- CPU:Xeon W-2235 (10 コア/20 スレッド) で 100 ms 以内のクエリ処理を確保。
- メモリ:32 GB DDR5-6000 で同時接続数を最大化。
- ストレージ:NVMe SSD 2 TB (PCIe 4.0) でデータ転送速度 5 GB/s。
- ネットワーク:10 GbE LAN で 10 k 接続をサポート。
- GPU:RTX 5090 で AI 推論をエッジで実行。
- 電源:750 W TDP の電源ユニットで安定稼働。
- 冷却:液体冷却で 70 °C 以内に保つ。
注意点として、エッジデータベースは地理的に分散しているため、ローカルキャッシュを併用しないとレイテンシが増大する。データの整合性を保つために、複数エッジノード間のレプリケーション設定を必ず確認すること。
関連用語との違い
- クラウドデータベース:中心サーバーで処理し、ユーザーから距離がある。
- オンプレミス:自前のサーバーで管理。
- エッジデータベース:ユーザーに近いノードで処理し、レイテンシを最小化。
- サーバーレス:インフラ管理不要でスケール。エッジデータベースはサーバーレスと併用できる。
よくある質問(FAQ)
Q1. エッジデータベースはどの程度のレイテンシを実現できますか?
A1. 2026年の最新データでは、平均 2.0 ms から 3.0 ms のレイテンシが実現可能です。
Q2. 既存の SQLite アプリをエッジデータベースに移行する際の注意点は?
A2. D1 と Turso は SQLite 互換ですが、トランザクションの長さやジョイン数が多い場合、エッジノードの CPU リソースを考慮し、クエリを分割する必要があります。
Q3. エッジデータベースはデータの可用性をどのように保証していますか?
A3. PlanetScale は Vitess により 99.999 % の可用性を提供し、D1 と Turso は複数リージョンにレプリケーションを自動で行います。
まとめ
エッジデータベースは、2024年に GA へ移行した Cloudflare D1 から始まり、2025年に Turso libSQL が主流化し、2026年には PlanetScale が MySQL と Postgres の両方をサポートするなど、急速に拡張しています。高速レイテンシ、マルチテナント、サーバーレス対応といった特徴により、フロントエンド開発者から AI エンジニアまで幅広い層が利用しています。自作PCで構築する際は、CPU・メモリ・ストレージ・ネットワークを適切に選択し、レプリケーション設定を確認することで、安定かつ高速なエッジデータベース環境を実現できます。