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800GbE(800 Gigabit Ethernet)(はっぴゃくジービーイー)
IEEE 802.3df として 2023 年に標準化された次世代超高速イーサネット規格。800 Gbps の理論速度を持ち、データセンター、AI/HPC クラスタ、ハイパースケーラ向けに採用が拡大中。
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2026/4/25 更新
関連タグ
ネットワーク
イーサネット
800GbE
データセンター
800GbE(800 Gigabit Ethernet)
概要
800GbE(800 Gigabit Ethernet)は、IEEE 802.3df タスクフォースによって 2023 年に標準化された次世代の超高速イーサネット規格です。1 秒間に 800 ギガビット(100 GB)のデータ転送を実現する、現行最速レベルの有線ネットワークで、AI/HPC データセンター、ハイパースケーラ、通信事業者のバックボーンネットワークで急速に採用が進んでいます。
規格の経緯
IEEE 802.3df
- 2023 年: 承認
- 目的: 400GbE の 2 倍の帯域
- 背景: AI ワークロードの急増
IEEE 802.3dj(後継)
- 2024-2025 年策定
- 200G/lane 対応
- より効率的な実装
技術仕様
物理層
- 100G/lane × 8 レーン
- 200G/lane × 4 レーン(802.3dj)
- PAM4 変調: 2 ビット/シンボル
コネクタ
- QSFP-DD800: 8 × 100G レーン
- OSFP 800: より冷却強化
- CPO(Co-Packaged Optics): 2025-2026 年登場
ケーブル・モジュール
- DAC(Direct Attach Copper): 短距離
- AOC(Active Optical Cable): 中距離
- 光モジュール: 長距離
用途
AI / ML
- 分散学習: GPU クラスタ間通信
- NVIDIA NVLink の補完
- InfiniBand の代替
データセンター
- スパインスイッチ
- リーフ - スパイン間
- ハイパースケーラ(AWS、Google、Azure)
通信事業者
- コアネットワーク
- 地域間バックボーン
HPC
- スーパーコンピュータ
- 研究機関
主要スイッチ製品(2024-2026)
Arista
- 7800R3 シリーズ
- 800G 対応
- AI 最適化
Cisco
- Nexus 9800 シリーズ
- Silicon One G200
Juniper
- PTX10004
- QFX5230
NVIDIA(Mellanox)
- Spectrum-X
- AI 特化
Broadcom Tomahawk 5
- 51.2 Tbps スループット
- 64 × 800G ポート
400GbE、1.6TbE との比較
| 規格 | 速度 | 年 | 主用途 |
|---|---|---|---|
| 100GbE | 100 Gbps | 2010 | 一般データセンター |
| 400GbE | 400 Gbps | 2017 | ハイパースケーラ |
| 800GbE | 800 Gbps | 2023 | AI、次世代 DC |
| 1.6TbE | 1.6 Tbps | 2026-2027 予定 | 将来 AI |
光ファイバ要件
シングルモード
- SMF-28
- 長距離対応
- 500m-10km
マルチモード
- OM4/OM5
- 短距離
- 100m まで
コスト
2024-2025 年(初期)
- スイッチ: $100K-500K
- 光モジュール: 1 ポート $3K-10K
- DAC ケーブル: $500-2000
価格下落予想
- 2026-2027 年: 半額程度
- 400GbE に迫る
消費電力
課題
- 800G 光モジュール: 30-40W
- スイッチ全体: 数 kW-数十 kW
- 冷却コスト大
対策
- CPO(Co-Packaged Optics)
- 液体冷却
- エネルギー効率向上
CPO(Co-Packaged Optics)
- 光モジュールを ASIC にパッケージング
- 電力効率: 30-50% 改善
- 2025-2026 年に商用化
InfiniBand との違い
800GbE(Ethernet)
- 汎用
- 既存インフラ互換
- より安価
InfiniBand NDR(400G)、XDR(800G)
- HPC、AI 特化
- 低遅延
- NVIDIA 主導
AI 向けの選択
- NVIDIA エコシステム: InfiniBand
- オープン志向: 800GbE
- Meta、Google: 800GbE 採用
1.6TbE への道
IEEE 802.3dj
- 200G/lane × 8 レーン
- 2024-2025 年策定
- 2027 年頃製品化予想
用途
- 次世代 AI クラスタ
- Exascale コンピューティング
国内の採用
限定的
- 大手データセンター
- 研究機関
- 通信事業者のコアネットワーク
普及予想
- 2026-2027 年に拡大
関連用語
- 400GbE、1.6TbE
- InfiniBand
- PAM4
- QSFP-DD、OSFP
- CPO(Co-Packaged Optics)