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フラットケーブル(フラットケーブル)

平型ケーブル。SATA Data flat cable・IDE 80芯・FPC(Flexible PCB)・LVDS液晶接続・HDMI flat・USB Type-C Magsafeが代表で、薄型PCケース/SFF組立時のエアフロー改善+曲げ半径耐性でLian Li Uni Fan RGB等で多用。

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2026/4/25 更新
関連タグ
SATA flat
FPC
Uni Fan RGB
曲げ半径

概要

フラットケーブルは、従来の丸型ケーブルに比べて幅が狭く、曲げ半径が小さいため、薄型PCやSFF(Small Form Factor)組立でのエアフローを改善し、内部スペースを有効活用できる。代表的な用途は、SATA Data flat cable、IDE 80芯、FPC(Flexible PCB)、LVDS液晶接続、HDMI flat、USB Type‑C Magsafe などで、特にLian Li Uni Fan RGB 120 mm などのファンユニットで多用される。

主な特徴・仕組み

  • 平型構造:直線的な断面により、内部の熱交換面積が増加し、放熱効率が向上。
  • 曲げ半径耐性:最小曲げ半径が1.5 mm程度で、狭い隙間でも安全に配線可能。
  • 高密度ピン配置:80芯 FPC では1 mm²あたり約200 ピンを実現。
  • 低インピーダンス:信号線が平行に配置されるため、クロストークが抑制され、データ転送安定性が高い。
  • 薄型化:厚みが0.5 mm以下の製品が多く、薄型ノートPCやミニPCに最適。

スペック/製品比較表

型式ピン数最大転送速度推奨長さ主な用途
SATA 3.0 flat cable806 Gb/s1 mデスクトップSSD接続
HDMI 2.1 flat cable1948 Gb/s0.5 m4K/8K映像出力
USB Type‑C Magsafe 3.02410 Gb/s0.3 mノートPC充電・データ転送
FPC 80‑pin803 Gb/s0.2 mタッチパネル・液晶
LVDS flat cable401.5 Gb/s0.4 mノートPC液晶バックライト

具体例・対応製品

  • ASUS ROG Strix Z790-E では、SATA 3.0 flat cable が 4 ポートに標準装備。
  • MSI MPG Z790 Carbon WiFi では、USB Type‑C Magsafe 3.0 が 2 ポートに搭載。
  • Gigabyte Z790 AORUS Master では、HDMI 2.1 flat cable が 1 ポートに内蔵。
  • Lian Li Uni Fan RGB 120 mm では、ファン側に FPC 80‑pin が接続され、RGB制御が可能。
  • Intel Core i9‑13900K と AMD Ryzen 9 7950X を搭載したミニPCでは、内部スペースを最大化するために全てのデータラインをフラットケーブル化。

自作PCでの選び方・注意点

  • 長さの選定:長すぎると信号減衰が発生。推奨長さを超えないように。
  • ピン数と速度のマッチ:高速転送を行う場合は、対応速度を満たすピン数を選ぶ。
  • 曲げ半径の確認:設置スペースが狭い場合は、最小曲げ半径が1.5 mm以下の製品を選択。
  • 接続端子の互換性:USB Type‑C Magsafe 3.0 では、磁気接続部が正しく合致するか確認。
  • 熱対策:フラットケーブルは熱がこもりやすいので、ファンの位置を調整。
  • 配線整理:同一チャンネル内での混在はクロストークを招くため、同種のケーブルをまとめる。
  • 製造元の信頼性:SATA 3.0 flat cable では、Corsair や Antec の製品が高評価。
  • 保証期間:フラットケーブルは柔軟性が高い分、摩耗しやすい。最低 2 年保証の製品を選ぶ。
  • 価格帯:高密度 FPC は 1 m 当たり 1,200 円前後。
  • 将来性:2025年に登場予定の USB 4.0 互換フラットケーブルは、10 Gb/s まで対応。

関連用語との違い

  • SATA Data flat cable:データ転送専用で、電源ラインは別。
  • IDE 80芯:データ+電源を同一ケーブルで供給。
  • FPC:フレキシブルプリント基板で、薄型化と高密度化を両立。
  • LVDS:低電圧差分信号で、液晶バックライトに特化。
  • USB Type‑C Magsafe:磁気接続で簡易抜き差しが可能。

よくある質問

Q1. フラットケーブルは耐久性が低いのですか?
A1. 曲げ半径が小さいため、長時間の曲げは避けるべきですが、通常の使用範囲内では耐久性は十分です。

Q2. 既存の丸型ケーブルと差し替える際に注意点は?
A2. 端子形状が異なる場合が多いので、変換アダプタを使用するか、同一型式のフラットケーブルを選択してください。

Q3. 2026年に予定されている次世代フラットケーブルは何ですか?
A3. USB 4.0 互換フラットケーブルが予定され、最大 40 Gb/s の転送速度と 100 W までの電力供給が可能です。

まとめ

フラットケーブルは、薄型PCやSFF組立においてエアフロー改善とスペース効率を両立させる重要な部品です。ピン数・速度・曲げ半径を正しく選定し、信号品質と耐久性を確保すれば、2025年以降の次世代デバイスに対しても十分に対応可能です。自作PCを構築する際は、上記のスペック表と選択ポイントを参考に、最適なフラットケーブルを選びましょう。

この記事について
カテゴリー周辺機器
難易度中級
作成日2026/4/19