AI技術でフレーム数を擬似的に増やし、ゲームの滑らかさを向上させる技術
フレームジェネレーションは、NVIDIAのDLSS 3、AMDのFSR 3、IntelのXeSSなど、最新のグラフィックボードに搭載されている技術です。ゲームのフレームレートを向上させるために、AI(人工知能)を用いて既存のフレームの間に新しいフレームを生成し、表示することで、体感的なフレームレートを向上させます。
従来のフレームレート向上技術との違い: 従来のアップスケーリング技術(DLSS 2, FSR 2など)は、解像度を下げてレンダリングした画像をアップスケールすることでパフォーマンスを向上させていましたが、フレームジェネレーションは、アップスケーリングに加えて、AIが生成したフレームを挿入することで、より大幅なフレームレート向上を実現します。
仕組み: グラフィックボードに搭載されたAIアクセラレータが、過去のフレームとモーションベクトル(画面内のオブジェクトの動き)を分析し、次のフレームを予測して生成します。これにより、実際にGPUがレンダリングするフレーム数よりも多くのフレームが表示され、より滑らかで応答性の高いゲーム体験が可能になります。
使用例: 例えば、DLSS 3対応のゲームをGeForce RTX 40シリーズのグラフィックボードでプレイする場合、DLSS 3を有効にすることで、フレームレートが大幅に向上し、より高解像度で快適にプレイできるようになります。具体的には、元々40fps程度しか出なかったゲームが、DLSS 3を有効にすることで80fps以上に向上することもあります。
自作PCでの重要性: ハイエンドなグラフィックボードは高価ですが、フレームジェネレーション技術を活用することで、一つ下のグレードのグラフィックボードでも、高解像度・高フレームレートで最新のゲームを楽しむことができるようになります。予算を抑えつつ、快適なゲーム環境を構築したい自作PCユーザーにとって、フレームジェネレーション対応のグラフィックボードは有力な選択肢となります。ただし、フレームジェネレーションは入力遅延(インプットラグ)が増加する可能性があるため、アクションゲームやFPSなど、応答速度が重要なゲームでは、注意が必要です。DLSS 3などの技術では、NVIDIA Reflexと組み合わせることで、入力遅延を最小限に抑える工夫がされています。