概要
GDDR6Xは、GDDR6を改良した高速VRAM規格です。JEDEC規格ではなく、主にNVIDIAのRTX 30/40シリーズGPUで採用され、より高いメモリ帯域幅を実現します。パルス幅変調(PWM)技術により、GDDR6よりもデータ転送速度を向上させています。
GDDR6Xは、GDDR6と同様にダブルデータレート(DDR)技術を使用しますが、データの送信方法にPWM技術を導入することで、信号の歪みを抑え、より高い周波数で動作させることが可能になります。具体的には、GDDR6のデータ信号にPWM信号を重畳させることで、高周波信号を伝送しやすくしています。これにより、メモリクロックが向上し、結果としてメモリ帯域幅が大幅に向上します。チップ構造としては、同じく32ビット幅のデバイスを複数並列に接続した構造を持ちます。
ハイエンドGPUの性能を最大限に引き出すために、高解像度ゲームや高負荷なコンテンツ制作に不可欠です。GPUの選択肢を選ぶ際、メモリ帯域幅はパフォーマンスに大きく影響するため、GDDR6X搭載モデルは特に注目すべきポイントです。
GDDR6XはGDDR6と比較して消費電力が高くなる傾向があります。また、GDDR6よりもわずかに互換性が低く、特定のGPUとのみ動作します。