GDDR7(ジーディーディーアールセブン)
JEDEC JESD239-2024グラフィックス専用メモリ。PAM3信号+32Gbps/36Gbps・2Gbit/3Gbitチップ・GB212 Blackwell(RTX 5090)・Navi 48 RDNA4(RX 9070 XT)搭載、Samsung/SK Hynix/Micron量産、2026年は次世代40Gbps改良品展開予定、後継GDDR8(HBM対抗)開発中。
概要
GDDR7は、JEDEC JESD239‑2024で定義されたグラフィックス専用メモリ規格である。PAM3信号を採用し、32Gbps/36Gbpsのデータレートを実現。2Gbit/3Gbitチップが標準で、Samsung、SK Hynix、Micronが量産を担当。2026年には40Gbps改良版が登場予定で、GDDR8(HBM対抗)開発も進行中。RTX 5090、RX 9070 XT、GB212 Blackwell、Navi 48 RDNA4などの次世代GPUで採用されている。
主な特徴・仕組み
- PAM3信号により、レイテンシを抑えつつ高帯域幅を実現
- 32Gbps/36Gbpsのデータレートで、RTX 5090は24GBを最大で1.5GHzで動作
- 2Gbit/3Gbitチップで、1チップあたり最大12GBの容量を実現
- 40Gbps改良版は2026年に登場予定、1チップあたり16GBまで拡張可能
- 低電圧0.8Vで動作し、消費電力はGDDR6Xの約30%を削減
- 8ビットパスでデータ転送、8チップ構成で最大384GB/sの帯域幅を提供
- 3D XPointと組み合わせることで、メモリ階層を最適化
- 低温設計により、70℃までの安定動作を保証
- 2025年に発表された最新の製造プロセスで、ノイズ耐性を向上
- 次世代GPUの高解像度レンダリングに最適化されたメモリ構成
スペック/製品比較表
| 規格 | データレート | 電圧 | 1チップ帯域幅 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| GDDR7 | 32Gbps/36Gbps | 0.8V | 384GB/s | RTX 5090, RX 9070 XT |
| GDDR6X | 19Gbps | 1.0V | 192GB/s | RTX 4090 |
| HBM3 | 50Gbps | 1.2V | 1TB/s | AI推論, HPC |
具体例・対応製品
- RTX 5090(24GB GDDR7、1.5GHz)
- RX 9070 XT(12GB GDDR7、1.2GHz)
- GB212 Blackwell(32GB GDDR7、1.6GHz)
- Navi 48 RDNA4(8GB GDDR7、1.3GHz)
- Samsung GDDR7 2Gbit(2GB、0.8V)
- SK Hynix GDDR7 3Gbit(3GB、0.8V)
- Micron GDDR7 2Gbit(2GB、0.8V)
自作PCでの選び方・注意点
- GPUがGDDR7に対応しているか確認
- BIOSでメモリクロックを手動設定できるか確認
- 供給電圧が0.8Vに対応しているか確認
- 冷却ファンの風量が十分か確認
- メモリモジュールのサイズがPCIeスロットに収まるか確認
- 電源ユニットの出力がGPU+メモリに十分か確認
- オーバークロック時の温度管理を徹底
- 互換性リストを公式サイトで確認
- 2025年にリリースされた最新ドライバをインストール
- 予備のメモリモジュールを用意し、交換時のリスクを減らす
関連用語との違い
- GDDR7はPAM3を採用し、GDDR6XのPAM4よりレイテンシが低い
- HBM3は垂直積層で高帯域幅を実現、GDDR7は水平レイアウトで拡張性が高い
- DDR5は主記憶装置向け、GDDR7はグラフィックス専用でデータ転送が高速
- GDDR6Xは1.0Vで動作、GDDR7は0.8Vで省電力
- GDDR7は32Gbps/36Gbps、GDDR6Xは19Gbps、HBM3は50Gbpsの帯域幅差が大きい
よくある質問
Q1: GDDR7とGDDR6Xの違いは何ですか?
A1: GDDR7はPAM3でレイテンシが低く、0.8Vで動作。GDDR6XはPAM4で19Gbps、1.0V。
Q2: GDDR7はどのGPUで使えますか?
A2: RTX 5090、RX 9070 XT、GB212 Blackwell、Navi 48 RDNA4などが対応。
Q3: 40Gbps改良品はいつ登場しますか?
A3: 2026年に市場投入予定。
まとめ
GDDR7は、32Gbps/36Gbpsの高速データ転送と低電圧0.8Vで省電力を両立。2025年に発表された最新製造プロセスと、2026年に登場予定の40Gbps改良版により、次世代GPUの性能を最大化。自作PCで採用する際は、GPUの対応確認と電源・冷却設計を徹底し、安定した動作を確保することが重要。