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Mochi 1(モチ ワン)

Genmo AIが2024年10月に公開したオープンソース動画生成モデル。10Bパラメータ・AsyncDiTアーキテクチャで人体の動きと流体の表現品質が突出して高く、Apache 2.0ライセンスで商用利用可能。

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2026/6/8 更新
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高品質モーション

Mochi 1 — Genmo製高モーション品質オープンソース動画生成モデル

Mochi 1はGenmo AIが2024年10月に発表した動画生成モデルで、人体の動作・流体・自然現象のリアリティに特化した設計が特徴だ。AsyncDiT(非同期拡散トランスフォーマー)という独自アーキテクチャを採用し、Apache 2.0ライセンスのオープンソースとして公開されている。

基本スペック

項目仕様
開発元Genmo AI
リリース2024年10月
パラメータ数10B
ライセンスApache 2.0
最大解像度848×480 px
フレームレート30fps
最大動画長5秒(163フレーム)
アーキテクチャAsyncDiT

AsyncDiTアーキテクチャの革新性

Mochi 1の核心技術はAsyncDiT(Asynchronous Diffusion Transformer)だ。従来のDiTが空間的トークンと時間的トークンを均一に処理するのに対し、AsyncDiTは:

  1. 動きの激しい領域(人体・流体): 高密度アテンションで精密処理
  2. 静的な背景領域: 軽量処理でスキップ
  3. フレーム間の差分を明示的に計算して動き予測を改善

この非対称処理により、限られたパラメータ数でも動きの品質で高い表現力を実現している。

動きの品質が優れる理由

人体動作の精密さ

Mochi 1はスポーツ・ダンス・武術などの高速・複雑な人体動作の描写精度が高い。関節の動きが物理的に正確で、残像・ぶれ・フレームちらつきが少ない。

流体シミュレーション

水・炎・煙などの流体表現においても自然な振る舞いを示す。特に水しぶきの分散・消失・重力方向の挙動が他モデルより写実的との評価が多い。

ハードウェア要件

構成VRAM生成速度(5秒動画)
FP8量子化12GB約4分(RTX 3080)
BF16フル精度24GB約2分(RTX 4090)
A100×2160GB約30秒

競合モデルとの比較

モデルモーション品質解像度速度ライセンス
Mochi 1非常に高848×480中Apache 2.0
LTX-Video中768×512非常に高Apache 2.0
HunyuanVideo高1280×720低条件付き
Hailuo V01高1080p低商用API

よくある質問

Q: Mochi 1とMochi 2の違いは? A: 2025年6月時点ではMochi 1が最新。Genmoは継続的に改善版を開発中とアナウンスしているが、次世代モデルの正式リリース日は未定。

Q: ローカルで実行する最低要件は? A: FP8量子化版であればRTX 3080(12GB VRAM)で動作する。推奨はRTX 4090(24GB)。

Q: 商用コンテンツへの利用は可能か? A: Apache 2.0ライセンスのため商用利用可能。Genmoの利用規約でNSFW・有害コンテンツの生成は禁止されている。

まとめ

Mochi 1は動きの品質に特化した唯一無二のポジションを持つ動画生成モデルだ。スポーツ・ダンス・自然現象など動きの複雑さが重要なコンテンツにおいて、他のオープンウェイトモデルを上回る品質を提供する。Apache 2.0ライセンスによる商用利用可能性も含め、2024〜2025年のオープン動画生成分野で最も注目されたモデルのひとつだ。

この記事について
カテゴリーAI・機械学習
難易度中級
作成日2026/6/8