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CoWoS/Foveros 2.5D(コウォスフォベロス)

TSMC 2.5D パッケージング技術。CoWoS(Chip on Wafer on Substrate)・CoWoS-L(Local Si Interposer・HBM3E対応)・CoWoS-S(Standard)・CoWoS-R(RDL)・SoIC(3D Stack)・Samsung I-Cube(2.5D)・Intel EMIB・Amkor 2.5D・H100/B200/MI300X採用・CoWoS 容量 2026年 63万wafer予定(NVIDIA独占)、HBM3E + GPU間 die-to-die 800GB/s+。

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2026/4/25 更新
関連タグ
CoWoS-L
SoIC 3D
I-Cube
EMIB

概要

CoWoS(Chip on Wafer on Substrate)とFoverosは、TSMC が開発した 2.5D パッケージング技術である。
従来の 2D 配線と 3D スタックの中間に位置し、CPU や GPU のチップを同一ウェーハ上に配置し、
高密度の interposer を介して die‑to‑die 接続を実現する。
2025年に登場した NVIDIA H100 は、CoWoS‑L を採用し、HBM3E と GPU 間で 800 GB/s 以上の帯域幅を実現した。
2026年には、TSMC が 63万wafer を 2.5D パッケージングに投入予定で、
NVIDIA が独占的に利用できるようになると報じられている。

主な特徴・仕組み

  • 高帯域幅:HBM3E と GPU を die‑to‑die で接続し、800 GB/s 以上を実現。
  • 高集積度:同一ウェーハ上に 4 つ以上のチップを配置し、面積を 30 % 以内に抑制。
  • 低レイテンシ:Interposer の厚さは 0.5 mm 以下で、信号遅延を 10 ps 未満に抑える。
  • 熱管理:ウェーハ上に直接熱伝導路を設け、熱拡散を 2 × 高速化。
  • 拡張性:CoWoS‑S(Standard)と CoWoS‑R(RDL)を組み合わせることで、
    8 × 8 のピン配置を実現し、PCIe 5.0 x16 以上のインタフェースに対応。
  • 製造コスト:TSMC の 7 nm プロセスに統合され、従来の 3D スタックより 20 % コスト削減。
  • 互換性:AMD MI300X、MI300、B200 など、複数の GPU ファミリが採用可能。
  • 設計フロー:EDA ツールは TSMC の 2.5D パッケージング専用スキーマを提供。
  • 品質管理:ウェーハレベルでの検査により、欠陥率を 0.02 % 以下に抑制。
  • 将来性:2026年に予定される 2.5D 版 HBM4E への移行を見据え、
    さらに 1 TB/s 以上の帯域幅を目指す。

スペック/製品比較表

パッケージ主要用途帯域幅ピン数寸法 (mm)代表製品
CoWoS‑LGPU/AI800 GB/s1 20012 × 12NVIDIA H100
CoWoS‑Sデータセンタ600 GB/s80010 × 10NVIDIA A100
SoIC 3D高性能計算500 GB/s6008 × 8AMD MI300X
I‑CubeエッジAI300 GB/s4006 × 6Intel EMIB
EMIB通常GPU200 GB/s3005 × 5AMD MI300

具体例・対応製品

  • NVIDIA H100:CoWoS‑L を採用し、HBM3E で 800 GB/s を実現。
  • NVIDIA A100:CoWoS‑S で 600 GB/s、PCIe 4.0 x16 接続。
  • AMD MI300X:SoIC 3D で 500 GB/s、HBM3E 互換。
  • AMD MI300:CoWoS‑R で 400 GB/s、RDL を利用。
  • Intel EMIB:I‑Cube で 300 GB/s、低コスト設計。
  • NVIDIA B200:CoWoS‑L で 800 GB/s、AI 推論専用。

自作PCでの選び方・注意点

  • 電源容量:CoWoS‑L の GPU は TDP が 400 W 以上になることが多い。
  • 冷却設計:高集積度により熱が集中するため、液体冷却が推奨。
  • マザーボード互換:PCIe 5.0 x16 以上のスロットが必要。
  • ケースサイズ:GPU の寸法が 12 × 12 mm 以上になるため、ATX 以上のケースを選択。
  • BIOS 更新:新しい 2.5D GPU を認識させるため、最新 BIOS が必須。
  • ドライバ:NVIDIA の最新ドライバ 535.x 系列をインストール。
  • 電圧安定化:VRM の安定性を確認し、5 V 供給が 10 A 以上であること。
  • ファームウェア:GPU のファームウェアを 2025年版に更新。
  • レイアウト:Interposer の配線を最短に保ち、信号品質を確保。
  • 保証:TSMC の 2.5D パッケージは 3 年保証が付帯。

関連用語との違い

  • CoWoS‑L vs. SoIC:CoWoS‑L は 2.5D で die‑to‑die 接続を実現し、
    SoIC は 3D スタックで die‑to‑die を行うが、厚さが 1 mm 程度。
  • I‑Cube vs. EMIB:I‑Cube は TSMC の 2.5D プラットフォーム、
    EMIB は Intel の 2.5D で、互換性が異なる。
  • Foveros vs. CoWoS:Foveros は 3D スタックに近い構造で、
    CoWoS は 2.5D でウェーハ上に配置。
  • HBM3E vs. HBM3:HBM3E は 800 GB/s 以上を実現し、
    HBM3 は 600 GB/s 程度。

よくある質問

Q1. CoWoS‑L を搭載した GPU はどのような用途に向いていますか?
A1. 高帯域幅と低レイテンシが求められる AI 推論や HPC に最適です。

Q2. 2.5D パッケージングは熱管理が難しいと聞きましたが、実際はどうですか?
A2. ウェーハ上に熱拡散路を設けることで、従来より 2 × 高速な熱放散が可能です。

Q3. 2026年に予定される 63万wafer とは何ですか?
A3. TSMC が 2.5D パッケージングに投入予定のウェーハ数で、
大量生産に向けたインフラ拡充を示しています。

まとめ

CoWoS/Foveros 2.5D は、GPU とメモリを die‑to‑die 接続し、
800 GB/s 以上の帯域幅と 0.5 mm 以下の厚さで高集積度を実現する。
NVIDIA H100、A100、AMD MI300X、MI300、B200 など、
主要 GPU が採用しており、次世代の AI や HPC に不可欠な技術である。
自作PC での導入は電源・冷却・マザーボードの互換性を十分に確認した上で、
最新の BIOS とドライバを適用することで、最高のパフォーマンスを引き出せる。

この記事について
カテゴリーGPU
難易度上級
作成日2026/4/22