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Legion Go(レギオンゴー)

Legion Goは、LenovoのゲーミングブランドLegionが開発したハンドヘルドゲーミングPCである。8.8インチの大画面ディスプレイと取り外し可能なコントローラーが最大の特徴で、Nintendo Switch的な運用も可能。AMD Ryzen Z1 Extreme搭載のWindows 11モデルと、SteamOS搭載のLegion Go Sモデルがある。

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Legion Go(レギオンゴー)は、Lenovo のゲーミングブランド Legion が2023年10月に発売したハンドヘルドゲーミングPCである。8.8インチ 2560×1600 144Hz という大画面高解像度ディスプレイと、取り外し可能なコントローラー(TrueStrike コントローラー)が最大の差別化要因。2025年1月には SteamOS 搭載の廉価モデル Legion Go S も発売された。

概要

Legion Go は、ハンドヘルドゲーミングPC市場で「大画面・高解像度・多機能」路線を追求したモデルである。8.8インチは市場最大級の画面サイズで、テキストの視認性やゲームの没入感で 7 インチモデルを圧倒する。さらにコントローラーを取り外して本体をスタンドで自立させ、コントローラーを別体で持つ「FPS モード」や、右コントローラーをマウス代わりに使う縦持ちモードなど、独自の操作スタイルを実現した。

2025年1月発売の Legion Go S は、AMD Ryzen Z2 Go APU と SteamOS を搭載した廉価モデル($499.99〜)で、Windows のライセンスコストを削減しつつ SteamOS の優れたゲーミング UX を提供する。

スペック比較

項目Legion GoLegion Go S (SteamOS)Legion Go S (Windows)
APUAMD Ryzen Z1 Extreme(Zen 4 / RDNA 3)AMD Ryzen Z2 Go(Zen 3+ / RDNA 3、8CU)AMD Ryzen Z1 Extreme
メモリ16GB LPDDR5X 7500MT/s16GB LPDDR5X 7500MT/s16GB LPDDR5X 7500MT/s
ディスプレイ8.8インチ IPS 2560×1600 144Hz 500nit タッチ8インチ IPS 1920×1200 120Hz タッチ8インチ IPS 1920×1200 120Hz タッチ
ストレージ512GB / 1TB M.2 2242 NVMe256GB / 512GB M.2 2242 NVMe512GB / 1TB M.2 2242 NVMe
バッテリー49.2Wh(1.5〜4時間)55.5Wh(2〜6時間)55.5Wh(2〜6時間)
コントローラー取り外し可能 TrueStrike固定式固定式
重量854g(コントローラー込み)730g730g
価格¥119,800〜¥139,800$499.99〜(¥69,800〜)¥99,800〜

取り外し可能コントローラー(TrueStrike)

Legion Go 最大の特徴である TrueStrike コントローラーは、以下の運用形態を実現する:

  • 標準モード: 本体に装着して従来のハンドヘルド機として使用
  • テーブルモード: コントローラーを取り外し、内蔵キックスタンドで本体を自立。Joy-Con 的な分離プレイ
  • FPS モード: 右コントローラーの底部にスクロールホイール付きマウスセンサーを搭載、縦持ちでマウス操作を実現
  • コントローラー仕様: ホールエフェクトジョイスティック、アナログトリガー、背面ボタン ×2、トラックパッド付き

この着脱機構は Nintendo Switch の Joy-Con に触発されたものだが、PC ゲームのキーボード+マウス操作を模倣する FPS モードは Legion Go 独自の発想である。

8.8インチ大画面のメリット・デメリット

メリット:

  • テキスト・UI の視認性が 7 インチモデルと比べて段違いに高い
  • 2560×1600 解像度(WQXGA)で映像コンテンツ視聴にも最適
  • RPG・シミュレーション・ストラテジーなど情報量の多いジャンルで真価を発揮
  • 144Hz で滑らかなゲーム体験

デメリット:

  • 854g の重量は長時間の携帯プレイで疲労しやすい(Steam Deck OLED は640g)
  • 2560×1600 の高解像度は APU にとって負荷が高く、多くのゲームで 1080p〜720p に下げる必要がある
  • 筐体サイズが大きく、通勤カバンへの収納性で劣る
  • 49.2Wh バッテリーは画面サイズと解像度を考慮するとやや不足

Legion Space ソフトウェア

Lenovo 独自のゲーミングUI「Legion Space」が搭載されている:

  • ゲームランチャー: Steam・Epic・Xbox Game Pass・GOG のゲームを統合表示
  • パフォーマンス設定: Quiet(8W)/ Balanced(15W)/ Performance(25W)/ Custom の4プロファイル
  • クイック設定: TDP・ファン速度・解像度・リフレッシュレートをオーバーレイから即座に変更
  • コントローラーマッピング: TrueStrike ボタンのカスタムマッピング・マクロ設定
  • ゲーム互換性: Windows タイトルの互換性情報を表示(Legion Go S SteamOS 版は Proton 互換情報)

よくある質問(FAQ)

Q1: Legion Go の大画面は携帯性を犠牲にしていませんか? A: 854g の重量と大型筐体は、通勤や外出での携帯には不向き。自宅のソファやベッドでのプレイ、テーブルに置いてのスタンドプレイが主な想定用途である。携帯性重視なら 7 インチの Steam Deck OLED や ROG Ally を推奨する。

Q2: Legion Go S の SteamOS モデルは初代 Legion Go より買いですか? A: 用途次第。$499.99 からの手頃な価格で SteamOS の洗練された UX を体験でき、バッテリーも 55.5Wh に増量。ただし画面は 8 インチに縮小、コントローラーは固定式になり、APU も Z2 Go に変更されている。大画面と取り外しコントローラーが不要なら、コストパフォーマンスの高い選択肢。

Q3: FPS モードは実用的ですか? A: 右コントローラーを縦持ちしてマウス操作する FPS モードは、慣れれば Apex Legends や Valorant でジョイスティックより精密なエイムが可能。ただし操作感は通常のマウスとは異なり、センサー位置の関係で手首の角度に慣れが必要。カジュアルなFPSプレイには十分だが、競技レベルでは外付けマウスを推奨。

まとめ

  • Legion Go は 8.8 インチ大画面・取り外し可能コントローラーが特徴の Lenovo 製ハンドヘルドPC
  • 2560×1600 144Hz ディスプレイは市場最高クラスの画質だが、重量 854g で携帯性はトレードオフ
  • TrueStrike コントローラーの着脱・FPS モードなど独自の操作スタイルを実現
  • Legion Go S(2025年発売)は SteamOS 搭載の廉価モデル、$499.99〜で新たな選択肢
  • 自宅でのソファゲーミング・テーブルモードで真価を発揮するモデル