ディスプレイ
上級

HDR1000/HDR400(エイチディーアールセン エイチディーアール400)

VESA DisplayHDR認証規格。HDR400(400 nits・8bit)・HDR500 True Black(OLED)・HDR600・HDR1000(1000 nits・10bit・LocalDimming)・HDR1400・HDR600 True Black・HDR1000 True Black・HDR10/HDR10+/Dolby Vision対応、ASUS ROG Swift PG32UCDP HDR1000・LG UltraFine 32U990Aが2026年代表。

0 回閲覧
0 いいね
2026/4/25 更新
関連タグ
DisplayHDR
1000 nits
True Black
Dolby Vision

概要

VESA DisplayHDRは、モニタの輝度・色域・ビット深度を統一的に評価する認証規格です。HDR400は最大輝度400 nits、8bit、HDR1000は最大輝度1000 nits、10bit、ローカルディミングを備えた高級規格です。HDR400は一般的なゲーミングモニタで採用され、HDR1000は映画・プロフェッショナル向けに設計されています。両規格ともHDR10、HDR10+、Dolby Visionに対応し、広い色域(Rec. 2020)を実現します。

主な特徴・仕組み

  • 輝度:HDR400は400 nits、HDR1000は1000 nits。高輝度により、光沢のある映像が再現可能。
  • ビット深度:HDR400は8bit、HDR1000は10bit。10bitは1 bitあたり256段階、色の階調が細かくなる。
  • ローカルディミング:HDR1000はバックライトを複数ゾーンに分割し、局所的に明るさを調整。これにより「True Black」が実現。
  • 色域:Rec. 2020の約90%をカバー。HDR10+やDolby Visionは動的メタデータで輝度を最適化。
  • リフレッシュレート:多くのHDR1000対応モニタは144 Hz以上。ゲーミングで滑らかな映像を提供。

スペック/製品比較表

モデル規格輝度ビット深度リフレッシュサイズ価格
ASUS ROG Swift PG32UCDPHDR10001000 nits10bit144 Hz32.0"¥349,800
LG UltraFine 32U990AHDR10001000 nits10bit60 Hz32.0"¥399,800
Samsung Odyssey G7HDR400400 nits8bit240 Hz32.0"¥199,800
Dell Alienware AW3423DWHDR10001000 nits10bit120 Hz34.0"¥499,800
Acer Predator X34PHDR400400 nits8bit165 Hz34.0"¥229,800

具体例・対応製品

  • ASUS ROG Swift PG32UCDP:HDR1000、ローカルディミング、10bit、144 Hz。
  • LG UltraFine 32U990A:Apple向け、HDR1000、10bit、60 Hz。
  • Samsung Odyssey G7:HDR400、240 Hz、QLED。
  • Dell Alienware AW3423DW:HDR1000、10bit、120 Hz、OLED。
  • Acer Predator X34P:HDR400、165 Hz、QLED。
  • HP Omen 27q:HDR400、144 Hz、QLED。
  • MSI Optix MAG272CQR:HDR400、144 Hz、QLED。
  • ViewSonic Elite XG270QG:HDR400、144 Hz、QLED。

自作PCでの選び方・注意点

  • ① GPUがHDR10/10+に対応しているか確認。
  • ② 10bit出力をサポートするPCIeカードを選択。
  • ③ 1000 nits以上の輝度を出すため、電源容量が十分か確認。
  • ④ 144 Hz以上のリフレッシュでゲームの滑らかさを確保。
  • ⑤ 10bit信号を送るためにDisplayPort 1.4またはHDMI 2.1を使用。
  • ⑥ モニタのローカルディミングがあるか確認し、True Blackを活かす。
  • ⑦ 4K解像度を選ぶ場合、GPUの帯域幅が十分か検証。
  • ⑧ 低遅延モード(G-Sync/FreeSync)を有効にして入力遅延を抑える。
  • ⑨ 価格帯を把握し、予算内で最高の輝度・ビット深度を選択。
  • ⑩ 2026年に予定される次世代規格(DisplayHDR 1400)を視野に入れ、将来性を考慮。

関連用語との違い

  • HDR10:10bit、静的メタデータ。HDR1000は10bit+ローカルディミングでTrue Blackを実現。
  • HDR10+:10bit、動的メタデータ。HDR1000はHDR10+に対応しているが、ローカルディミングが必須。
  • Dolby Vision:10bit、動的メタデータ、最大10,000 nitsの理論輝度。HDR1000は実際に1,000 nitsで動作。
  • DisplayHDR 400:8bit、400 nits、ローカルディミングなし。HDR1000は10bit、1,000 nits、ローカルディミングあり。
  • DisplayHDR 600:10bit、600 nits。HDR1000はそれを上回る輝度とローカルディミングを備える。

よくある質問

Q1. HDR1000とHDR400の主な違いは何ですか?
A1. HDR1000は1,000 nitsの最大輝度と10bit、ローカルディミングを備え、True Blackを実現。HDR400は400 nits、8bitでローカルディミングがない。

Q2. 10bit出力に対応したGPUはどれが必要ですか?
A2. RTX 30シリーズ以降、RTX 40シリーズ、AMD Radeon RX 6000系以降が10bit出力をサポート。

Q3. 2025年に登場する次世代HDR規格は何ですか?
A3. DisplayHDR 1400が予定され、1,400 nits、10bit、ローカルディミングを標準化。

まとめ

VESA DisplayHDRは、HDR400とHDR1000という二つの主要規格で、輝度・ビット深度・ローカルディミングを明確に区別しています。HDR1000は10bit+ローカルディミングにより、映画やプロフェッショナル映像で求められるTrue Blackを実現。自作PCでの選択では、GPUの10bit対応、DisplayPort 1.4/HDMI 2.1、十分な電源容量、リフレッシュレートを重視し、2026年に向けた次世代規格への準備も忘れないことが重要です。

この記事について
カテゴリーディスプレイ
難易度上級
作成日2026/4/20