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Intel Nehalem(インテルネハレム)

Intel 2008年11月発売の Core i7 第1世代アーキテクチャ。45nm・QPI 採用 (FSB 廃止)・統合メモリコントローラ+Hyper-Threading 復活+Core i7-920 (2.66GHz・$284)。

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2026/5/10 更新
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概要

Intel Nehalem は Intel が2008年11月17日発売した Core i 第1世代アーキテクチャ。Pentium 4 NetBurst (2000-2006) → Core 2 (2006-2008) からの大規模再設計で、45nm プロセス + QPI (QuickPath Interconnect) 採用 (FSB 廃止) + 統合メモリコントローラ (IMC・3チャンネル DDR3) + Hyper-Threading 復活 (Pentium 4 以来) + Turbo Boost 1.0 + 8MB L3 共有キャッシュ という業界転換的機能群を実装。Core i7-920 (2.66GHz・$284) が最人気 SKU で、Core i7-965 EE (3.2GHz・$999)・Core i7-940/950 (3.06GHz) とバリエーション展開。LGA 1366 (Bloomfield・3チャンネル DDR3)・LGA 1156 (Lynnfield/Clarksfield・2チャンネル DDR3) の2系統で、Core i5/i3 (Lynnfield・2009年9月) も同アーキテクチャ派生。Core 2 Quad Q9550 比 +30-50% IPC 向上 + Hyper-Threading で実効スレッド数倍増でコンシューマ CPU 性能の世代ジャンプを達成。2008-2011年 (Sandy Bridge 出現まで) Intel ハイエンド主流で、AMD Phenom II をほぼ完全に圧倒した。

主な特徴・仕組み

  • 発売: Intel・2008年11月17日 (Core i7-920/940/965 EE)
  • アーキテクチャ: Nehalem・第1世代 Core i・大規模再設計
  • コア: Bloomfield (45nm Quad Core・LGA 1366)・Gulftown (32nm 6コア・LGA 1366・2010)
  • コア数: 4 (Bloomfield)・6 (Gulftown)
  • Hyper-Threading: 復活 (Pentium 4 以来)・8/12 スレッド
  • L1 キャッシュ: 32KB Data + 32KB Instruction (per core)
  • L2 キャッシュ: 256KB (per core)・低レイテンシ
  • L3 キャッシュ: 8MB (Bloomfield)・12MB (Gulftown) 共有
  • QPI: QuickPath Interconnect (FSB 廃止)・4.8-6.4 GT/s
  • 統合 DDR3 コントローラ: 3チャンネル DDR3-1066 (LGA 1366)
  • Turbo Boost 1.0: 自動オーバークロック機能・初代
  • TDP: 130W (Bloomfield Quad) ・130W (Gulftown 6コア)
  • ソケット: LGA 1366 (Bloomfield/Gulftown ハイエンド)
  • 後継: Sandy Bridge (32nm・2011年1月)

スペック比較表

モデル発売年コア/スレッドクロックTDP
Core i7-9202008/114C/8T2.66GHz130W
Core i7-9402008/114C/8T2.93GHz130W
Core i7-965 EE2008/114C/8T3.2GHz130W
Core i7-9502009/64C/8T3.06GHz130W
Core i7-980X EE2010/36C/12T3.33GHz130W
Core i7-990X EE2011/26C/12T3.46GHz130W

具体例・対応製品

  • Core i7-920 (2008/11・$284): 最人気 SKU・OC で 4.0GHz 達成可能
  • Core i7-965 EE (2008/11・$999): フラッグシップ・倍率ロックフリー
  • Core i7-980X EE (2010/3・$999): Gulftown 6コア・コンシューマ初
  • Xeon W3520 (2008/11): ワークステーション向け Bloomfield 派生
  • 対応マザーボード: ASUS P6T Deluxe (X58・LGA 1366)・Gigabyte EX58-UD5

自作PCでの選び方・注意点

Intel Nehalem は2026年現在 完全に historical CPUだが、自作レトロ PC + Sandy Bridge 前世代として依然人気。eBay/メルカリで Core i7-920 が ¥1,500-¥4,000・Core i7-980X EE が ¥10,000-¥30,000 で流通。注意点として、LGA 1366 マザーボード (X58 chipset) は2008-2011年の超ハイエンド向けで現在の中古市場で希少 (¥10,000-¥30,000)・状態良好品はプレミア化。自作レトロ PC で Core i7-920 + ASUS P6T Deluxe + 6GB DDR3-1066 (3チャンネル) + GeForce GTX 470 + Windows 7 64bit の構成は2009年のハイエンドPC を完全再現可能。Core i7-920 + 4.0GHz OC は当時のオーバークロッカー伝説で、「920 4G で5年戦える」 という評価が一般的だった。Core i7-980X EE (6コア・3.33GHz) はコンシューマ初の6コア CPU で、当時 AMD Phenom II X6 1090T (6コア・$295) と直接対決した歴史的機種。Sandy Bridge (2011/1) が IPC 15-20% 向上 + DDR3-1600 + iGPU 統合で性能・効率双方で Nehalem を上回り、Nehalem は2011年に Sandy Bridge 系へ完全置換された。

関連用語との違い

  • Core 2 Duo/Quad: 前世代・FSB 構成・Nehalem は QPI + IMC で世代ジャンプ。
  • Sandy Bridge: 2011年後継・32nm・iGPU 統合+リング バス+AVX 命令導入。
  • AMD Phenom II: 同期 AMD 競合・Nehalem に性能劣勢だが価格性能比で対抗。

よくある質問(FAQ)

Q1: Nehalem の革新点は? A: ① QPI (FSB 完全廃止・帯域 6.4GT/s) ② IMC (CPU 内蔵メモリコントローラ・3チャンネル DDR3) ③ Hyper-Threading 復活 ④ Turbo Boost 1.0 ⑤ 8MB L3 共有キャッシュ。当時最大の世代ジャンプ。

Q2: Bloomfield と Lynnfield 違い? A: Bloomfield (LGA 1366・3チャンネル DDR3 + QPI・ハイエンド) と Lynnfield (LGA 1156・2チャンネル DDR3 + DMI・メインストリーム)。同一 Nehalem アーキテクチャだがプラットフォーム別系統。

Q3: 現代で動く? A: 動く。LGA 1366 マザーボード + Windows 7/10 64-bit で完全動作。Core i7-920 + 12GB DDR3 + GTX 1060 + Linux Ubuntu 22.04 構成は2024年現在もエントリーゲーミング+ブラウジング用途で実用域。

この記事について
カテゴリーCPU
難易度上級
作成日2026/5/10