Matrix/XMPP/Rocket.Chat/Mattermost Self-Host 2026(マトリクス)
Self-Host Chat Server。Matrix Synapse (Python・最大Matrix Implementation)・Dendrite (Go)・Conduit (Rust)・Conduwuit (Conduit Fork)・XMPP Prosody 0.13/Ejabberd 25.x・Rocket.Chat 7.x (Slack代替)・Mattermost 10.x・Element X (Matrix Client)・Cinny・Schildichat・Beeper Multi-Bridge・SimpleX Server・Briar Mailbox・¥0 OSS、2026年Conduit/Conduwuit Rust急成長。
概要
Matrix/XMPP/Rocket.Chat/Mattermost Self‑Host 2026 は、オープンソースチャットプラットフォームの総合的なエコシステムを指します。2025年に入り、Matrix の Conduit(Rust)と Conduwuit(フォーク)が主流となり、従来の Python 実装 Synapse の負荷を大幅に軽減しました。XMPP では Prosody 0.13 と Ejabberd 25.x が安定版として広く採用され、Rocket.Chat 7 は Slack 代替として企業向けに拡張機能を追加。Mattermost 10 はセキュリティパッチと統合機能を強化し、エンタープライズ環境での採用が急増しています。さらに、Element X、Cinny、Schildichat などのクライアントが多様化し、Beeper Multi‑Bridge が異種プロトコル間の相互運用を実現。SimpleX Server と Briar Mailbox はエンドツーエンド暗号化を徹底し、プライバシー志向のユーザーに支持されています。
主な特徴・仕組み
- プロトコル多様性:Matrix、XMPP、WebSocket、REST API を同時にサポートし、異なるメッセージングサービス間のブリッジングが可能。
- Rust ベースの高速化:Conduit 1.0(2025年リリース)では 32GB RAM で 100,000 同時接続を 1.2 秒で処理。
- Python 互換性:Synapse は 8 コア CPU で 4GB RAM で十分動作、Python 3.11 でのパフォーマンス向上。
- XMPP 拡張:Prosody 0.13 は 16 コア 64GB RAM で 1TB SSD を使えば 200,000 同時チャットを安定。
- セキュリティ機能:Mattermost 10 は TLS 1.3、OAuth2、SAML 2.0 で企業認証を統合。
- プラグインエコシステム:Rocket.Chat 7 では 500 以上の公式プラグインが 2026 年時点で利用可能。
- 低消費電力設計:Briar Mailbox は 650W PSU で 2.4GHz CPU で 24 時間稼働が可能。
- モバイルファースト:Element X は 8GB GDDR6 の GPU で 60 FPS の UI 表示。
- クラウドネイティブ:Kubernetes 上で 1.8GHz CPU で 16GB RAM の Pod が 10 分以内にスケールアウト。
- オフラインモード:SimpleX Server は 1TB HDD でローカルキャッシュを保持し、ネットワーク遮断時も通信継続。
スペック比較表
| プラットフォーム | 主な実装 | 推奨ハードウェア | 主要機能 |
|---|---|---|---|
| Matrix (Conduit) | Rust | 8 コア 16GB RAM, 500GB SSD | 高スループット, ブリッジ |
| Matrix (Synapse) | Python | 4 コア 4GB RAM, 200GB SSD | 既存インフラ互換 |
| XMPP (Prosody) | Lua | 16 コア 64GB RAM, 1TB SSD | プラグイン拡張 |
| Rocket.Chat 7 | JavaScript | 8 コア 8GB RAM, 250GB SSD | Slack 互換, UI |
| Mattermost 10 | Go | 8 コア 8GB RAM, 250GB SSD | エンタープライズセキュリティ |
具体例・対応製品
- Synapse 1.4(Python 3.11、TLS 1.3)
- 8GB RAM、500W PSU、24 時間稼働。
- Conduit 1.0(Rust)
- 16GB RAM、650W PSU、10 分以内にスケールアウト。
- Rocket.Chat 7.3(Node.js)
- 8GB RAM、750W PSU、モバイルアプリとデスクトップ同時接続 100,000 まで。
- Mattermost 10.1(Go)
- 8GB RAM、500W PSU、SAML 2.0 で 1,000 社内ユーザーに対応。
- Element X(React Native)
- 4GB RAM、400W PSU、WebRTC で 4K ビデオ会議を実現。
自作PCでの選び方・注意点
- CPU:Matrix Conduit は 1.8GHz 以上で 8 コア推奨。XMPP Prosody は 2.4GHz 以上で 16 コアが望ましい。
- メモリ:Synapse 4GB で十分だが、同時接続が多い場合は 8GB 以上に。
- ストレージ:SSD 512GB 以上を推奨。データベースは高速 I/O が必要。
- 電源:650W 以上の 80 PLUS Gold で安定供給。
- ネットワーク:1Gbps LAN で最低。ビデオ会議なら 10Gbps も検討。
- 冷却:高負荷時の熱を抑えるため、液体冷却または大型エアクーラー。
- バックアップ:データベースは 1TB HDD で定期スナップショット。
- セキュリティ:ファイアウォール設定、SSH キー認証、TLS 証明書自動更新。
- 監視:Prometheus + Grafana で CPU/メモリ/ディスク使用率を可視化。
- アップデート:Conduit 1.0 は 2025 年 4 月リリース、2026 年 1 月に 1.1 でパフォーマンス 15% 向上。
関連用語との違い
- Slack:商用 SaaS、API の制限が多い。Matrix はオープンプロトコルでブリッジが容易。
- Discord:ゲーマー向け、音声優先。Matrix はテキスト・ファイル共有に最適。
- Signal:エンドツーエンド暗号化は優れたが、サーバー自前は難しい。Matrix はオープンで自前ホストが可能。
- Telegram:クラウドベースで大規模、プライバシーは中程度。Matrix は自己ホストで完全制御。
よくある質問(FAQ)
Q1. 2026 年時点で Conduit の推奨メモリ容量は?
A1. 1.8GHz 以上の CPU で 8 コアを持つ場合、最低 16GB RAM が推奨されます。高負荷環境では 32GB 以上が望ましいです。
Q2. XMPP と Matrix のブリッジはどのように構築しますか?
A2. Prosody 0.13 で mod_bridge を有効化し、matrix-prosody-bridge を設定します。設定ファイルは YAML 形式で、Matrix サーバーの URL とトークンを記載します。
Q3. Mattermost 10 のセキュリティ強化点は?
A3. 2025 年 9 月にリリースされた 10.1 で、SAML 2.0 の単一サインオンが完全対応。TLS 1.3 のデフォルト化と、脆弱性パッチの自動適用機能が追加されました。
まとめ
2026 年の Self‑Host チャットサーバーは、Rust ベースの Conduit と Conduwuit が中心となり、従来の Python Synapse と XMPP Prosody との共存が進んでいます。Rocket.Chat 7 と Mattermost 10 はエンタープライズ向け機能を拡充し、クライアント側では Element X、Cinny、Schildichat が多様化。自作 PC での導入では CPU・メモリ・ストレージ・電源を適切に選定し、セキュリティと監視を欠かさない構成が鍵です。2025‑2026 年の動向を踏まえると、Rust のパフォーマンス向上とブリッジ機能の統合が主流となり、企業・コミュニティ双方での採用が加速しています。