マイクロフォンをゴムバンドやエラストマー素材で吊り下げ状態に保持する防振アダプター。デスクやマイクアームを通じて伝わる振動・衝撃がマイクに伝達されるのを大幅に軽減し、タイピング音やマウス操作音などの不要なノイズを低減する。
ショックマウント(Shock Mount)は、マイクロフォンをゴムバンドやエラストマーリングで浮遊状態に保持する防振装置である。マイクアームやスタンドからの振動がマイク本体に伝わるのを物理的に遮断し、タイピング・マウス操作・デスクへの衝撃などの不要なノイズの混入を防ぐ。
ショックマウントは振動の伝達経路を遮断する原理で動作する。
この仕組みにより、特に低周波の振動(100Hz以下のランブルノイズ)が効果的に抑制される。
| 種類 | 構造 | 対応マイク | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| ゴムバンド式 | 複数のゴムバンドでマイクを吊る | ラージダイアフラム・コンデンサー | 1,500〜8,000円 |
| クリップ式 | エラストマーリングで挟む | ダイナミック(SM58等) | 800〜3,000円 |
| 内蔵型 | マイク本体に防振機構を搭載 | USB マイク(一部) | マイク価格に含む |
| カスタムフィット | 特定マイク専用設計 | メーカー純正品 | 3,000〜15,000円 |
ゴムバンド式ショックマウントの最大の弱点は、ゴムバンドの経年劣化である。紫外線・温度変化・使用頻度によりゴムが硬化・切断し、防振効果が低下する。
以下の場合はショックマウントなしでも問題ない。
A1: コンデンサーマイクには強く推奨。コンデンサーマイクは振動感度が高いため、ショックマウントなしではタイピング音が明確に録音される。ダイナミックマイクは振動に強いため、用途次第では省略可能。
A2: マイク本体の直径を確認し、対応径を確認する。多くの汎用ショックマウントは43〜55mm径に対応するが、Blue Yeti(約88mm)のような大径マイクには専用品が必要。
A3: 役割が異なるため両方あるのが理想。ショックマウントは振動を防ぎ、ポップフィルターは破裂音を防ぐ。Rode SM6 のように一体型の製品もある。