マザーボード
上級

E-ATX/XL-ATX 特大マザー(イーエーティーエックスエックスエルエーティーエックス)

大型マザーボード規格。Standard ATX 305×244mm・EATX 305×330mm(ASUS ROG Maximus Extreme)・XL-ATX 345×262mm(EVGA・生産縮小)・SSI-CEB 305×267mm(Workstation)・SSI-EEB 305×330mm(Server・Threadripper PRO WRX90)・SSI-MEB(406×330mm)・Case互換性確認必須・E-ATX対応ケース(Corsair 7000D・Lian Li V3000 Plus)・2026年HEDT/AI workstation向け拡大。

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2026/4/25 更新
関連タグ
EATX 330mm
XL-ATX
SSI-EEB
WRX90

概要

E‑ATX/XL‑ATX は標準 ATX 305 × 244 mm を拡張した大型マザーボード規格で、主に高性能デスクトップやワークステーション向けに設計されている。E‑ATX は 305 × 330 mm、XL‑ATX は 345 × 262 mm で、PCIe スロットや電源コネクタが増設できる。2025年に登場した「ASUS ROG Maximus Extreme」や「MSI MEG X570 ACE」などは、CPU ソケット sTRX4 を採用し、最大 256 GB DDR5‑6000 をサポート。2026年の HEDT/AI ワークステーション向けには SSI‑EEB 305 × 330 mm が主流となり、AMD Threadripper PRO WRX90 などが実装される。

主な特徴・仕組み

  • 大型サイズにより、PCIe 5.0 x16 スロットを 4 つ以上設置可能
  • 8‑ピン 12‑V 電源コネクタを 2 つ以上搭載し、CPU と GPU の電力供給を安定化
  • 8 スロットの DDR5 メモリベースで、最大 256 GB を同時に稼働
  • 2 つの 12‑V ATX 電源コネクタを備え、サーバー向けの冗長電源構成に対応
  • 低温設計のため、CPU クーラーは 200 mm 以上の高さまで対応
  • 2026年に導入予定の「次世代」PCIe 6.0 互換レイヤーを備えるモデルも増加

スペック/製品比較表

モデルサイズ (mm)CPU ソケットメモリスロットPCIe スロット最大メモリ電源コネクタ
ASUS ROG Maximus Extreme305 × 330sTRX484 x16 (PCIe 5.0)256 GB2×8‑ピン
MSI MEG X570 ACE305 × 330sTRX483 x16 (PCIe 4.0)256 GB2×8‑ピン
AMD Threadripper PRO WRX90305 × 330sTRX484 x16 (PCIe 5.0)256 GB2×8‑ピン
Lian Li V3000 Plus345 × 262sTRX483 x16 (PCIe 5.0)256 GB2×8‑ピン

具体例・対応製品

  • ASUS ROG Maximus Extreme: 12‑V 8‑ピン 2 構成、DDR5‑6000 24 GB GDDR7 互換
  • EVGA SuperNOVA 1000W: 8‑ピン 12‑V 2 構成で E‑ATX 互換ケースに最適
  • Corsair 7000D: 305 × 330 mm までの E‑ATX をサポート、冷却ファン 3 枚設置可能
  • Lian Li V3000 Plus: 345 × 262 mm の XL‑ATX を採用、ケース内の空間を最大化
  • AMD Threadripper PRO WRX90: 64 コア 2.7 GHz ベース、PCIe 5.0 40 ラインを完全活用

自作PCでの選び方・注意点

  • ケースのサイズを必ず確認し、E‑ATX/XL‑ATX に対応しているか確認
  • 電源ユニットは 8‑ピン 12‑V を 2 枚以上備えているか、また 1000 W 以上の容量が必要
  • CPU クーラーは 200 mm 以上の高さを許容するか、または AIO ラジエーターを選択
  • メモリは DDR5‑6000 以上を想定し、8 スロットで最大 256 GB を確保
  • PCIe スロットの配置を確認し、GPU や NVMe SSD の拡張性を確保
  • 2026年に登場予定の「次世代」PCIe 6.0 互換を備えたモデルは、将来性を重視する場合に選択

関連用語との違い

  • ATX: 305 × 244 mm、PCIe 3.0 までのスロット数が限られる
  • E‑ATX: 305 × 330 mm、PCIe 4.0/5.0 で 4 スロット以上設置可能
  • XL‑ATX: 345 × 262 mm、さらに大きなケースで 5 スロット以上を実装
  • SSI‑EEB: 305 × 330 mm、サーバー向けに 2×8‑ピン 12‑V を標準化
  • SSI‑CEB: 305 × 267 mm、ワークステーション向けに 8 スロット DDR5 をサポート

よくある質問

Q1. E‑ATX と XL‑ATX の主な違いは何ですか?
A1. サイズとスロット数。E‑ATX は 305 × 330 mm、XL‑ATX は 345 × 262 mm で、XL‑ATX はさらに多くの PCIe スロットと電源コネクタを備える。

Q2. 2026年に登場する SSI‑EEB はどのようなメリットがありますか?
A2. 2×8‑ピン 12‑V 電源を標準化し、サーバー向けの冗長電源構成が容易になる。

Q3. ケース選びで注意すべきポイントは?
A3. ケースが E‑ATX/XL‑ATX をサポートしているか、冷却ファンやラジエーターの取り付けスペースが十分かを確認。

まとめ

E‑ATX/XL‑ATX は大型マザーボード規格として、2025年以降の高性能デスクトップや 2026年の HEDT/AI ワークステーションで不可欠なプラットフォームである。PCIe 5.0/6.0 への対応、8 スロット DDR5、複数電源コネクタといった拡張性は、最新の CPU や GPU との組み合わせで最大限の性能を引き出す鍵となる。自作PC を構築する際は、ケース、電源、冷却、メモリといった要素を総合的に検討し、将来性を見据えた選択を行うことが重要である。

この記事について
カテゴリーマザーボード
難易度上級
作成日2026/4/23