NINTENDO64(ニンテンドーロクジュウヨン)
任天堂が1996年6月23日発売した家庭用64bit RISCゲーム機。MIPS R4300i搭載・3Dスティック標準採用で累計3,293万台販売。
概要
NINTENDO64(型番NUS-001、N64)は任天堂が1996年6月23日に¥25,000で発売した家庭用64bit RISC方式ゲーム機で、シリコングラフィックス(SGI)共同開発のMIPS R4300i 93.75MHzプロセッサを搭載した。世界初の標準3Dアナログスティックを採用し、4ポートコントローラを本体標準装備(後のスマブラ多人数文化の起点)、ROMカートリッジ方式(高速読込・耐久性)を採用した。スーパーマリオ64(同時発売)・ゼルダの伝説 時のオカリナ(1998年)・ゴールデンアイ007(1997年)・大乱闘スマッシュブラザーズ(1999年)など3Dゲーム時代を開いた金字塔タイトルを輩出し、累計3,293万台販売した1996-2003年世代の代表機。2026年現在もハイドロン化(HDMI出力改造)・FPGA再現機Analogue 3D(2024年発表、$249)でレトロ市場が活発。
主な特徴・仕組み
- CPU: MIPS R4300i 93.75MHz・64bit RISC
- グラフィックス: SGI Reality Coprocessor(RCP)62.5MHz
- メモリ: RDRAM 4MB(拡張パックで8MB)
- ROMカートリッジ: 4-64MB(後期最大64MB)
- 出力: コンポジット・S端子・RGB(PAL地域)
- コントローラ: 4ポート標準・3Dスティック・トリガーボタンZ
- 拡張: 64DD(磁気ディスク、日本のみ1999年)
- 価格: 本体¥25,000、後に¥16,800へ値下げ
- 累計販売: 3,293万台(1996-2003)
スペック比較表
| 項目 | N64 | PlayStation | サターン | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 発売年 | 1996/06 | 1994/12 | 1994/11 | 32-64bit世代 |
| CPU | MIPS R4300i 93.75MHz | R3000A 33.8MHz | SH-2×2 28.6MHz | 64bit優位 |
| メディア | ROMカートリッジ | CD-ROM | CD-ROM | 容量vs速度 |
| メモリ | RDRAM 4MB | RAM 2MB+VRAM 1MB | RAM 2MB | - |
| 価格 | ¥25,000 | ¥39,800→¥19,800 | ¥44,800→¥20,000 | 後発廉価 |
| 累計 | 3,293万台 | 1.02億台 | 876万台 | - |
具体例・対応製品
- NUS-001本体: ¥25,000、グレー筐体
- スーパーマリオ64(1996年同時発売): 3Dアクション革命
- ゼルダの伝説 時のオカリナ(1998年¥7,800): メタクリ99点
- ゴールデンアイ007(1997年¥7,800): 4人FPSの起点
- マリオカート64(1996年¥7,800): 4人対戦の定番
- 大乱闘スマッシュブラザーズ(1999年¥6,800): スマブラ初代
- 周辺機器: メモリー拡張パック¥3,500、振動パック¥1,400、64DD¥30,000
自作PCでの選び方・注意点
実機+ソフト相場は動作品本体¥4,000-12,000、人気ソフト時のオカリナ¥1,500-4,000、ゴールデンアイ¥2,000-6,000。HDMI化はN64HDMI(mClassic等)¥10,000-25,000で1080p出力可能。FPGA再現機Analogue 3D(2024年発表、$249)が2026年現在最新で、ROMカートリッジ実機互換でゴーストフリー出力。エミュレータはMupen64Plus・Project64が成熟、Switch Online拡張パック(年¥4,900)で公式エミュ提供中。
関連用語との違い
PlayStation(1994年12月)はCD-ROM採用で容量・コストで優勢、ROMカートリッジのN64は読込速度・耐久性で優位。32X・サターン・3DOは32bit世代で64bit RISCのN64と世代差。後継機ニンテンドーゲームキューブ(2001年)は8cm光ディスク採用でROMカートリッジ路線終了。
よくある質問(FAQ)
Q1: なぜROMカートリッジを選んだ? A: 読込速度ゼロ・3D動画即読込・コピー対策が理由でしたが、PSのCD-ROM容量640MBに対しN64は最大64MBで容量制約となり、サードパーティ離脱を招きました。
Q2: 64DDとは? A: 1999年12月日本のみ発売の磁気ディスクドライブ¥30,000で、書込み可能64MB×2面ディスク採用。失敗作で15,000台のみ販売。
Q3: 現代でN64ゲームを遊ぶ最良手段は? A: 2024年Analogue 3D(FPGA再現機$249)が最高画質、Switch Online拡張パック(¥4,900/年)が手軽、実機+RetroTINK 4K($750)が画質最強です。
まとめ
- 1996年6月23日¥25,000・MIPS R4300i 64bit搭載
- 累計3,293万台・3Dスティック標準採用の革命機
- スーパーマリオ64・時のオカリナ・スマブラの輩出機
- 2024年Analogue 3D・Switch Online拡張で現代も遊べる
- ROMカートリッジ路線最終世代(2001年GC以降光ディスクへ)