NVIDIA GeForce GTX 480(エヌビディアジーフォースジーティーエックスヨンハチマル)
NVIDIA 2010年3月発売のFermi アーキテクチャ初代フラッグシップ。40nm・480 CUDA core・1.5GB GDDR5・$499・「Thermi」発熱問題で話題化.
概要
NVIDIA GeForce GTX 480 は NVIDIA が2010年3月26日発売した Fermi アーキテクチャ初代フラッグシップ GPU。40nm プロセス・3Bトランジスタ・480 CUDA core (GTX 280 240 から倍増)・1.5GB GDDR5 メモリ・384bit メモリバス・$499 価格・CUDA Compute 2.0・DirectX 11 対応。発熱+消費電力 (250W TDP・実測300W+) が深刻で「Thermi」と揶揄された世代。ATI Radeon HD 5870 (2009/9・$379・性能優位) との競争で苦戦で、NVIDIA 史上最も評価が低かった世代の1つ。Fermi アーキテクチャは GPGPU 完全強化版でTesla M2050 + 後の Tesla K80 (Kepler) で HPC + 科学計算 + 機械学習主流化の起点。GTX 580 (2010/11・$499) は Fermi 改良版で発熱問題大幅改善 + 性能+15%で巻き返しを図り、GTX 590 (2011/3・SLI 1枚化・$699) はフラッグシップ最強構成。Fermi は2010-2012年 NVIDIA 主流アーキテクチャとして記録され、Kepler (GTX 680・2012/3) で次世代化された。
主な特徴・仕組み
- 発売: NVIDIA・2010年3月26日 (GTX 480)
- アーキテクチャ: Fermi (GF100)・40nm・3Bトランジスタ
- CUDA core: 480 (GTX 280 240 から倍増)
- メモリ: 1.5GB GDDR5・1848MHz (実効3696MHz)
- メモリバス: 384bit
- DirectX: 11.0 (テセレーション対応)
- CUDA: Compute Capability 2.0
- GTX 480: 700MHz core・1401MHz shader・$499・250W TDP
- GTX 470: 607MHz core・1215MHz shader・1.28GB GDDR5・$349
- GTX 580 (改良版): 772MHz core・GF110・$499・244W TDP
- GTX 590 (SLI 1枚化): 607MHz core×2・GF110×2・$699・365W TDP
- 発熱問題: 実測 90-95°C (フルロード)・「Thermi」と揶揄
- 競合: ATI Radeon HD 5870 ($379・性能優位)・HD 5970 (SLI)
- 後継: GeForce GTX 680 (2012/3・Kepler・大改革)
スペック比較表
| モデル | 発売年 | CUDA core/メモリ | 価格 |
|---|---|---|---|
| GeForce GTX 480 | 2010/3 | 480/1.5GB | $499 |
| GTX 470 | 2010/3 | 448/1.28GB | $349 |
| GTX 580 (改良版) | 2010/11 | 512/1.5GB | $499 |
| GTX 590 (SLI 1枚化) | 2011/3 | 512×2/3GB | $699 |
| ATI Radeon HD 5870 (競合) | 2009/9 | 1600 stream/1GB | $379 |
具体例・対応製品
- NVIDIA GeForce GTX 480 (2010/3・$499): Fermi 初代フラッグシップ・「Thermi」
- GeForce GTX 580 (2010/11・$499): Fermi 改良版・主流推奨
- GeForce GTX 470 (2010/3・$349): ハイエンドミドル
- GeForce GTX 590 (2011/3・$699): フラッグシップ SLI 1枚化
- 対応ゲーム: Crysis 2・Battlefield 3・Skyrim・Diablo III
自作PCでの選び方・注意点
NVIDIA GeForce GTX 480 は2026年現在 完全に historical GPU で実用無し。eBay/メルカリで GTX 480 ($15-$50・「Thermi」コレクター価値)・GTX 580 ($25-$80・改良版優位) で流通。自作レトロ PC で2010-2012年 構成再現する場合、Core i7-2600K (Sandy Bridge) + PCIe 2.0 マザーボード + GTX 480/580 で当時のフラッグシップ ゲーミング再現可能。「Thermi」と揶揄された GTX 480 は 発熱 90-95°C + 消費電力300W+ + 騒音問題で当時の自作 PC 界に大不評だったが、現代の RTX 5090 (575W TDP) と比較すれば穏やかな数値で、NVIDIA Fermi の歴史的失敗 → Kepler (GTX 680・2012) での大改革の事例として技術史的に重要。GTX 580 (Fermi 改良版・発熱大幅改善) は GTX 480 のリベンジ機種で、現代でもレトロゲーミング ホビイスト + 古い PC ゲーマーから一定支持。Fermi アーキテクチャの GPGPU 完全強化が 2012年 AlexNet (Tesla K20) → 2017年 AlphaGo (Tesla K80) → 2022年 ChatGPT (A100/H100) へ繋がる AI/ML GPU 主流化の中継点として歴史的価値高い。
関連用語との違い
- GeForce GTX 280: 前世代・2008年・G200・240 CUDA・倍精度初対応。
- GeForce GTX 680: 後継・2012年・Kepler・1536 CUDA core・電力効率大幅改善。
- ATI Radeon HD 5870: 競合・2009年・1600 stream・$379・性能+効率で勝。
よくある質問(FAQ)
Q1: 「Thermi」とは? A: GTX 480 の発熱+消費電力問題で「Thermal (発熱)」+「Fermi」を組み合わせた揶揄。フルロード90-95°C + 実測300W+ で当時の自作 PC 界に大不評だった。
Q2: GTX 480 と 580 違い? A: GTX 480 (GF100・2010/3・発熱問題) → GTX 580 (GF110・2010/11・発熱大幅改善+性能+15%) で Fermi 改良版。GTX 580 が Fermi 推奨機種。
Q3: 現代で動く? A: PCIe 2.0/3.0 マザーボード + Windows 7/10 で動作。NVIDIA Driver 391.35 (2018年) が最終公式対応。Linux 古いカーネル + 旧ドライバで動作可能。