Over Current Protection。過電流保護
OCP(Over Current Protection)は、電源ユニットやマザーボードにおいて、規定値を超える電流が流れた際に回路を自動遮断する保護機能です。ショート事故や負荷異常によるパーツ損傷・火災を防ぐ、電源の安全性を担保する必須機能の一つです。
OCP回路は、各電圧レールの電流を常時監視し、設定された閾値を超えた場合にMOSFETなどのスイッチング素子を瞬時にOFFにします。一般的には数μ秒〜数ms以内に動作し、負荷機器を保護します。
| 電源カテゴリ | +12Vレール閾値 | 動作範囲 |
|---|---|---|
| エントリー(〜500W) | 40A前後 | シングルレール |
| ミドル(500〜850W) | 60〜80A | シングル/マルチレール |
| ハイエンド(850W〜) | 80〜150A | 高精度マルチレール |
| サーバー級 | 150A超 | 各レール個別保護 |
ゲーミング用途では、NVIDIA 12V-2x6 / 12VHPWRコネクタが最大600Wの出力を要求するため、十分な閾値を持つシングルレール設計が主流です。
| 保護名 | 対象 | 動作条件 |
|---|---|---|
| OCP | 電流 | 規定電流超過 |
| OVP | 電圧(過大) | 規定電圧超過 |
| UVP | 電圧(過小) | 規定電圧下回り |
| OTP | 温度 | 規定温度超過 |
| SCP | ショート | 短絡発生時 |
| OPP | 全体電力 | 電源総容量超過 |