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OCP(オーシーピー)

Over Current Protection。過電流保護

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2026/4/25 更新
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初心者向け

OCP(Over Current Protection、過電流保護)

概要

OCP(Over Current Protection)は、電源ユニットやマザーボードにおいて、規定値を超える電流が流れた際に回路を自動遮断する保護機能です。ショート事故や負荷異常によるパーツ損傷・火災を防ぐ、電源の安全性を担保する必須機能の一つです。

仕組み

OCP回路は、各電圧レールの電流を常時監視し、設定された閾値を超えた場合にMOSFETなどのスイッチング素子を瞬時にOFFにします。一般的には数μ秒〜数ms以内に動作し、負荷機器を保護します。

動作閾値

電源カテゴリ+12Vレール閾値動作範囲
エントリー(〜500W)40A前後シングルレール
ミドル(500〜850W)60〜80Aシングル/マルチレール
ハイエンド(850W〜)80〜150A高精度マルチレール
サーバー級150A超各レール個別保護

シングルレール vs マルチレール

  • シングルレール: 全12V出力を1つのOCPで監視、大電流パーツ(RTX 4090等)に最適
  • マルチレール: 複数のOCPゾーンに分割し、ショート時の被害を局所化

ゲーミング用途では、NVIDIA 12V-2x6 / 12VHPWRコネクタが最大600Wの出力を要求するため、十分な閾値を持つシングルレール設計が主流です。

OCP動作事例

  1. ショート事故: GPUコネクタの接触不良で短絡→OCP即座に動作→パーツ保護
  2. 過負荷: 電源容量不足で限界を超える→OCP発動→PCシャットダウン
  3. OC失敗: 極端な電圧設定で大電流→OCPが動作し安全停止

他の保護機能との違い

保護名対象動作条件
OCP電流規定電流超過
OVP電圧(過大)規定電圧超過
UVP電圧(過小)規定電圧下回り
OTP温度規定温度超過
SCPショート短絡発生時
OPP全体電力電源総容量超過

選び方のポイント

  • 大電流GPU使用時: シングルレール設計を選ぶ
  • サーバー・ワークステーション: マルチレール + 高精度OCPが有利
  • OCユーザー: 高めの閾値設定で誤動作を回避
  • 認証マーク: 80PLUS Gold以上 + Cybenetics保護性能評価参照

関連用語

  • OVP / UVP / OTP / SCP / OPP
  • Safety & Hold-up Time
  • PSU Tier List
  • Cybenetics Certified
この記事について
カテゴリーマザーボード
難易度初級
作成日2025/7/26