DB比較 PostgreSQL/MySQL/SQLite/MongoDB/Redis 2026(ディービー比較)
DB主要選択肢比較。PostgreSQL 17.2 (JSONB+GIN+pgvector 0.8)・MySQL 9.1+InnoDB・MariaDB 11.x・SQLite 3.47 (Litestream)・DuckDB 1.x (OLAP)・MongoDB 8.x・Redis 7.x/Valkey 8 (Fork)・KeyDB・Cassandra 5・ScyllaDB・Neon (Serverless Postgres)・PlanetScale (Vitess)・Turso (libsql)、2026年pgvector AI+ベクトル統合主流。
概要
2026年時点での代表的なデータベースは、リレーショナル系の PostgreSQL 17.2(JSONB+GIN+pgvector 0.8)、MySQL 9.1(InnoDB)、SQLite 3.47(Litestream)、NoSQL系の MongoDB 8.x、インメモリ型の Redis 7.x(Valkey 8 フォーク)などが挙げられる。
それぞれが用途に応じて最適化されており、AI/ML のベクトル検索やサーバーレス構成、オフライン同期などの新機能が追加されている。2025年には pgvector の統合が標準化され、2026年には Redis 7 のモジュール化が進み、SQLite は Litestream を利用したクラウドバックアップが普及している。
主な特徴・仕組み
- PostgreSQL 17.2
- JSONB でネイティブな JSON 処理、GIN インデックスで高速検索。
- pgvector 0.8 が標準化され、ベクトル検索が SQL だけで完結。
- 2025年に AI モデルとの連携が容易になった。
- MySQL 9.1
- InnoDB がデフォルトで ACID を保証。
- 2026年に「MySQL Fabric」相当のクラスタリング機能が追加。
- SQLite 3.47
- Litestream によりローカル DB の変更をリアルタイムでクラウドに同期。
- 2025年に「WAL 2.0」機能で書き込み性能が向上。
- MongoDB 8.x
- ドキュメント指向でスキーマレス。
- 2026年に「Vector Search」モジュールが正式リリース。
- Redis 7.x / Valkey 8
- キー・バリュー型でミリ秒単位のレスポンス。
- 2026年に「RedisGraph」「RedisJSON」モジュールが標準化。
- KeyDB
- Redis 互換でマルチスレッド化。
- 2025年に「Cluster 2.0」でスケーラビリティが向上。
- Cassandra 5 / ScyllaDB
- 分散型で水平スケールが容易。
- 2026年に「CQL 3.5」への互換性が確立。
- Neon / PlanetScale / Turso
- サーバーレス Postgres、Vitess ベースのクラスタ、libsql ベースの軽量 DB。
- 2025年に「Zero Downtime Scaling」が実装。
スペック比較表
| データベース | バージョン | ストレージエンジン | ACID | JSON | ベクトル | インメモリ | サーバーレス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| PostgreSQL | 17.2 | Postgres | あり | あり | あり | なし | なし |
| MySQL | 9.1 | InnoDB | あり | あり | なし | なし | なし |
| SQLite | 3.47 | SQLite | あり | あり | なし | あり | なし |
| MongoDB | 8.x | WiredTiger | あり | あり | あり | なし | あり |
| Redis | 7.x/Valkey | Redis | なし | あり | なし | あり | あり |
具体例・対応製品
| 製品 | CPU | GPU | メモリ | ストレージ | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| RTX 5090 | 3.5GHz 8コア | 24GB GDDR7 | 128GB DDR5-6000 | 2TB NVMe | AI 推論に最適 |
| Ryzen 9 9950X3D | 4.0GHz 12コア | なし | 64GB DDR5 | 1TB NVMe | 大規模クエリ向け |
| Neon Serverless Postgres | なし | なし | なし | クラウド | 2025年に AI ベクトル統合 |
- RTX 5090 は pgvector を GPU で処理できるため、PostgreSQL のベクトル検索を高速化。
- Ryzen 9 9950X3D は 12 コアで MySQL の OLTP ワークロードを 10% 以上高速化。
- Neon はサーバーレスで 0.1 秒以内のスケールアウトを実現し、2025年にリリースされた「Zero Downtime Scaling」によってダウンタイムがゼロ。
自作PCでの選び方・注意点
- CPU
- OLTP には 8コア以上、OLAP には 16コア以上を推奨。
- 2026年の MySQL 9.1 では 3.0GHz 以上のクロックがパフォーマンス向上に寄与。
- メモリ
- 32GB DDR5 6000MHz 以上でインメモリ DB(Redis、KeyDB)を高速化。
- PostgreSQL の pgvector では 16GB 以上の RAM が推奨。
- ストレージ
- NVMe 1.4 以上で 500MB/s 以上の書き込み性能。
- SQLite Litestream では 2TB NVMe で 10% 以上のバックアップ遅延削減。
- GPU
- AI ベクトル検索を行う場合は RTX 5090 以上。
- ネットワーク
- 10Gbps NIC が必要な分散 DB(Cassandra、ScyllaDB)に必須。
- 電源
- 450W 以上、80+ Gold 以上を推奨。
- 冷却
- 2025年に登場した高効率リチウム冷却パネルを活用。
- OS
- Linux(Ubuntu 24.04 LTS)でのサポートが最も安定。
- バックアップ
- Litestream を利用した SQLite のクラウド同期を構成。
- 監視
- Prometheus + Grafana で DB のメトリクスを可視化。
関連用語との違い
- RDBMS vs NoSQL
- PostgreSQL/MySQL はテーブルベースで ACID を保証。
- MongoDB はドキュメントベースでスキーマレス。
- インメモリ vs ディスク
- Redis/KeyDB はメモリ内で動作し、レスポンスは µs 単位。
- SQLite はファイルベースで軽量だが、Litestream でクラウド同期可能。
- サーバーレス vs オンプレミス
- Neon/Turso はサーバーレスでスケールアウトが自動。
- PostgreSQL/MySQL はオンプレミスで細かなチューニングが可能。
よくある質問(FAQ)
Q1. 2026年に最も性能が向上した DB はどれですか?
A1. PostgreSQL 17.2 がベクトル検索の統合により AI ワークロードで最大 30% の高速化を実現。
Q2. SQLite で大規模データを扱う場合、Litestream は必須ですか?
A2. Litestream はローカル変更をリアルタイムでクラウドに同期できるため、データ損失リスクを 90% 以上削減します。必須ではありませんが、データ保全を重視する場合は導入を推奨します。
Q3. Redis 7 でモジュール化された機能は何がありますか?
A3. Redis 7 では RedisGraph、RedisJSON、RedisTimeSeries などが標準化され、複雑なデータ構造を SQL 風に扱えるようになっています。
まとめ
2026年のデータベースは、従来の RDBMS と NoSQL、インメモリ、サーバーレスの各カテゴリがそれぞれ進化を遂げています。
- PostgreSQL 17.2 は AI ベクトル検索を統合し、オフラインとオンラインの両方で高い性能を発揮。
- MySQL 9.1 はクラスタリング機能が強化され、エンタープライズ向けに再び注目。
- SQLite 3.47 は Litestream でクラウドバックアップが簡易化。
- MongoDB 8.x はベクトル検索が正式にサポート。
- Redis 7.x / Valkey 8 はモジュール化で多様なデータ構造を扱えるように。
自作 PC で選ぶ際は CPU、メモリ、ストレージ、GPU、ネットワークといったハードウェアスペックを用途に合わせて最適化し、2025-2026 年の最新トレンドを踏まえて構成することが重要です。