QMK/VIA/ZMK/Vial Programmable Keyboard 2026(キューエムケー)
Custom Keyboard Firmware。QMK Quantum Mechanical Keyboard 0.27 (FOSS C・最Mature)・VIA (QMK GUI Configurator・Browser)・Vial (VIA Fork・Real-time Customization)・ZMK Firmware 0.x (Zephyr・Wireless BLE)・KMK (Python CircuitPython)・Caterina Bootloader・Pro Micro/Elite-C/RP2040 (Raspberry Pi Foundation)・Tap Dance/Combos/Layers/Macros・Bongo Cat OLED・¥0 OSS、2026年ZMK BLE+Bluetooth Wireless主流。
概要
キューエムケー(QMK)は、2009年にリリースされたオープンソースのファームウェアで、カスタムキーボードの制御を可能にします。2026年現在、QMK 0.27は「Quantum Mechanical Keyboard」の略で、C言語で書かれた最成熟版です。VIAはQMKをベースにしたGUI設定ツールで、ブラウザ上でレイヤーやマクロをドラッグ&ドロップで構築できます。VialはVIAのフォークで、リアルタイムでキー配列を変更できる点が特徴。ZMKはZephyr RTOSを採用し、BLE 5.2を利用したワイヤレスキーボード向けのファームウェアです。KMKはPythonで書かれ、CircuitPython環境で動作します。これらはすべてOSSで、2025年以降はZMK BLE+Bluetoothがワイヤレス市場をリードする主流となりました。
主な特徴・仕組み
- レイヤー・モジュール化:最大64レイヤーを定義でき、1レイヤーあたり最大256キーをサポート(例:QMK 0.27での1レイヤーキー上限は256)。
- Tap Dance / Combos:同時押しや連打で別キーを発動。2025年に追加された「Combo 2.0」では、最大8キー同時押しが可能。
- リアルタイムカスタマイズ:Vial 1.3以降、USB経由でキーコードを即時書き換え(最大10kHzポーリング)。
- BLE 5.2サポート:ZMK 0.6ではBLE 5.2を完全サポートし、最大10Mbpsの転送速度。
- マクロ & スクリプト:VIAとVialはJSONベースのマクロを保存、KMKはPythonスクリプトで高度な自動化が可能。
- フラッシュサイズ:RP2040ベースのElite-Cは16MBフラッシュ、32KB SRAM。
- クロック:RP2040は48MHz、Pro Microは16MHz。
- 消費電力:ZMK BLEデバイスは最大200µAのアイドル消費。
- Caterina Bootloader:USB経由でのファームウェア書き換えが容易。
- サードパーティ拡張:Kyria 2.0はVial対応、2026年に追加された「Vial Sync」機能で複数デバイスの同期が可能。
スペック比較表
| ファームウェア | 主なハードウェア | BLE対応 | 最大レイヤー | リアルタイム | 主要特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| QMK 0.27 | Pro Micro, Elite-C | なし | 64 | なし | Tap Dance, Combos |
| VIA 1.4 | Elite-C, RP2040 | なし | 32 | あり (設定のみ) | GUIレイヤー構築 |
| Vial 1.3 | Elite-C, RP2040 | なし | 64 | あり | リアルタイムキー変更 |
| ZMK 0.6 | RP2040, STM32 | あり (BLE 5.2) | 32 | なし | ワイヤレス専用 |
| KMK 0.5 | CircuitPython対応 | なし | 16 | なし | Pythonスクリプト |
具体例・対応製品
- Elite-C 2.0 – RP2040搭載、Vial 1.3対応。フラッシュ容量 16MB、32KB SRAM、USB 2.0。
- Pro Micro Rev 2 – ATmega32U4、VIA 1.4対応。フラッシュ 32KB、SRAM 2.5KB。
- Kyria 2.0 – RP2040、Vial Sync対応。レイヤー 64、マクロ 128。
- ZMK Wireless Kit – STM32L4、BLE 5.2、最大10kHzポーリング。
- KMK Mini – CircuitPython 3.9、USB HID、最大8レイヤー。
自作PCでの選び方・注意点
- CPU・USBレート:USB 2.0で十分だが、Vialで高速キー入力を求める場合はUSB 3.0が推奨。
- フラッシュ容量:QMK 0.27は最大256KB、Vial 1.3は64KB。複数レイヤーやマクロを多用する場合は16MB以上を選択。
- 電源管理:BLEデバイスはアイドル時200µA、ワイヤレス使用時は最大5mA。USB電源供給が安定していることを確認。
- ブートローダ:Caterina Bootloaderを搭載していると、USB経由で簡単に書き換え可能。
- 互換性:RP2040ベースはVialとZMKの両方に対応。Pro Microは古いがVIAのみ。
関連用語との違い
- QMK vs VIA:QMKはファームウェア自体、VIAはQMKの設定GUI。VIAは設定をJSONで保存し、再利用が容易。
- Vial vs VIA:VialはVIAのフォークで、リアルタイムキー変更が可能。VIAは設定後にUSB再起動が必要。
- ZMK vs QMK:ZMKはBLE専用でZephyr RTOSを使用。QMKは有線向けでC言語。
- KMK vs QMK:KMKはPythonで書かれ、CircuitPython環境で動作。QMKはCで高速。
よくある質問(FAQ)
Q1. QMK 0.27は2026年にまだサポートされていますか?
A1. はい。2025年にリリースされたQMK 0.27は2026年までメンテナンスが継続され、最新のハードウェアに対応しています。
Q2. ZMKを使うとワイヤレスキーボードが高速に動作しますか?
A2. 2025年以降のZMK 0.6はBLE 5.2をフルサポートし、最大10Mbpsの転送速度を実現。遅延は1ms未満です。
Q3. Vialでリアルタイムにキーを変更したい場合、どのボードが最適ですか?
A3. RP2040搭載のElite-C 2.0が最適。フラッシュ16MB、32KB SRAM、USB 3.0対応でリアルタイム変更がスムーズです。
まとめ
2026年現在、QMK/VIA/ZMK/Vialはそれぞれ異なる用途と機能を備えたオープンソースファームウェア群です。QMK 0.27は有線環境での高機能制御を、VIAはGUIベースのレイヤー設定を、Vialはリアルタイムカスタマイズを、ZMKはBLE 5.2を活用したワイヤレス制御を実現しています。自作PCに組み込む際は、ハードウェアの互換性、フラッシュ容量、電源管理を重視し、目的に合わせて選択することが重要です。2025-2026年に登場した新機能(ZMK BLE+Bluetooth主流、Vial Sync、Combo 2.0)は、今後のキーボードカスタマイズをさらに拡張します。