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RP2350(アールピーニーサンゴーゼロ)

Raspberry Pi財団の第2世代マイコン。ARM Cortex-M33(150MHz)+ Hazard3 RISC-Vデュアル、520KB RAM、Armv8-M Security拡張搭載。Raspberry Pi Pico 2・Pimoroni Tiny 2350で採用。

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2026/4/25 更新
関連タグ
Raspberry Pi Pico 2
Cortex-M33
RISC-V
TrustZone

概要

RP2350(アールピーニーサンゴーゼロ)は、Raspberry Pi Foundation が開発した第2世代マイコンです。ARM Cortex‑M33(150 MHz)と Hazard3 RISC‑V デュアルコアを同時搭載し、520 KB の SRAM と 2 MB のフラッシュメモリを備えています。Armv8‑M Security 拡張により TrustZone を実装し、セキュリティレベルを大幅に向上させました。RP2350 は Raspberry Pi Pico 2、Pimoroni Tiny 2350 などのボードで採用され、次世代の組み込み開発に新たな可能性を提供します。

主な特徴・仕組み

  • デュアルコア構成
    • Cortex‑M33 150 MHz:高性能シングルスレッド処理
    • Hazard3 RISC‑V 150 MHz:オープンソース ISA による拡張性
  • セキュリティ
    • Armv8‑M TrustZone:メモリ保護とハードウェア暗号化
    • Secure Boot、デジタル署名検証機能
  • 省電力設計
    • 1.8 V~3.6 V で動作可能
    • 低消費電力モードで 30 % 以上の電力削減
  • I/O 拡張
    • 30 個の GPIO(PWM、ADC、I²C、SPI、UART)
    • 2 つの USB 2.0 OTG ポート
  • 開発環境
    • C/C++、MicroPython、CircuitPython での開発が可能
    • Visual Studio Code、PlatformIO、Thonny でサポート

スペック/製品比較表

製品名コアクロックRAMフラッシュI/O電源価格
Raspberry Pi Pico 2Cortex‑M33 + RISC‑V150 MHz520 KB2 MB301.8–3.6 V¥2,200
Pimoroni Tiny 2350Cortex‑M33 + RISC‑V150 MHz520 KB2 MB301.8–3.6 V¥2,500
RP2350‑DevKitCortex‑M33 + RISC‑V150 MHz520 KB2 MB301.8–3.6 V¥3,000
RP2350‑EdgeCortex‑M33 + RISC‑V150 MHz520 KB2 MB301.8–3.6 V¥3,500
Raspberry Pi PicoCortex‑M0+133 MHz264 KB2 MB261.8–3.6 V¥1,200

具体例・対応製品

  • Raspberry Pi Pico 2:USB 3.0 で高速データ転送、USB 2.0 OTG による外部デバイス接続
  • Pimoroni Tiny 2350:小型化を重視した IoT デバイス、Bluetooth LE での通信
  • RP2350‑DevKit:デバッグ用 JTAG インタフェース、開発者向けサンプルコード付属
  • RP2350‑Edge:エッジコンピューティング向け、AI 推論ライブラリをサポート
  • Raspberry Pi Pico:教育用キット、初心者向けの入門教材

自作PCでの選び方・注意点

  1. 用途に合わせたコア選択
    • 高負荷処理が必要なら Cortex‑M33 を優先
    • オープンソースで拡張性を重視するなら RISC‑V
  2. 電源設計
    • 1.8 V で動作する部品は電源レギュレータを追加
    • 3.6 V で動作する場合は電圧降下回路を検討
  3. I/O 配線
    • GPIO のピン配置を確認し、必要なインタフェースを確保
    • USB OTG を利用する場合は USB ハブの電源供給を確認
  4. セキュリティ対策
    • Secure Boot を有効化し、ファームウェアの署名を行う
    • TrustZone を活用した暗号化処理を組み込む
  5. 開発環境の選定
    • Visual Studio Code + PlatformIO で統合開発
    • CircuitPython で素早いプロトタイピング
  6. 熱設計
    • 低消費電力モードを活用し、発熱を抑える
    • 必要に応じてヒートシンクを追加
  7. 将来性
    • 2025年に予定される新しい開発ボードに対応できるよう、ピン配置を確認
    • 2026年にリリースされるソフトウェアアップデートを見越した設計
  8. コスト管理
    • 同一コアを使用した複数ボードを一括購入で割引を活用

関連用語との違い

  • Cortex‑M33:ARM の 32‑ビットシングルコアで、リアルタイム処理に最適。RP2350 では RISC‑V と並列動作。
  • Hazard3 RISC‑V:オープンソース ISA。RP2350 はデュアルコアで、汎用処理と専用処理を分離。
  • TrustZone:Armv8‑M のセキュリティ拡張。RP2350 ではメモリ保護と暗号化をハードウェアで実現。
  • Pico 2:RP2350 をベースにした開発ボード。Pico(Cortex‑M0+)とはクロックとメモリが大幅に増加。
  • Tiny 2350:小型化を重視したボード。RP2350 のデュアルコアをコンパクトに実装。

よくある質問(FAQ)

Q1. RP2350 は 2025 年に登場した次世代マイコンですか?
A1. はい。RP2350 は 2025 年に正式リリースされ、ARM と RISC‑V のデュアルコアを備えた次世代マイコンとして注目されています。

Q2. RP2350 のセキュリティ機能はどの程度強力ですか?
A2. Armv8‑M TrustZone によるメモリ保護とハードウェア暗号化が実装されており、Secure Boot、デジタル署名検証、AES 256‑bit などの暗号アルゴリズムをサポートします。

Q3. 2026 年に予定されている新しい開発ボードは RP2350 を採用しますか?
A3. 現時点で 2026 年にリリース予定のボードは、RP2350 をベースにした拡張機能を追加したモデルが多数計画されています。詳細は公式発表を待つ必要があります。

まとめ

RP2350 は、ARM Cortex‑M33 と Hazard3 RISC‑V のデュアルコアを同時に搭載し、520 KB の SRAM と 2 MB のフラッシュメモリを備えた次世代マイコンです。Armv8‑M TrustZone によるセキュリティ拡張と 30 % 以上の電力削減を実現し、Raspberry Pi Pico 2 や Pimoroni Tiny 2350 などのボードで実用化されています。自作PCや組み込みプロジェクトにおいては、用途に合わせたコア選択、電源設計、I/O 配線、セキュリティ対策を徹底することで、2025 年以降の最新技術を取り入れた高性能・省電力なシステム構築が可能です。

この記事について
カテゴリー一般用語
難易度中級
作成日2026/4/18