OpenTelemetry/Grafana LGTM(オープンテレメトリーグラファナ)
Observabilityスタック。OpenTelemetry(OTLP 1.5・trace/metric/log)・Grafana 11.5・Loki(Log)・Tempo(Trace)・Mimir(Metric)・Pyroscope(Profiling)・Prometheus 3.0・Alloy(OTel Collector)・Signoz(OSS)・HyperDX・Uptrace・Honeycomb・Datadog・New Relic対応、2026年マイクロサービス+K8s運用の必須セット、OTel Semantic Conv 1.33。
概要
OpenTelemetry/Grafana LGTM(オープンテレメトリーグラファナ)は、マイクロサービスとKubernetes環境での可観測性を統合するためのオープンソーススタックです。OTLP 1.5 で定義されたトレース、メトリクス、ログを Grafana 11.5 で可視化し、Loki 2.8、Tempo 1.5、Mimir 0.5、Pyroscope 1.4 でそれぞれログ、トレース、メトリクス、プロファイリングを保持します。Alloy 0.1 は OTLP コレクターとして機能し、Signoz 1.0、HyperDX 2.0、Uptrace 1.3、Honeycomb 1.0、Datadog 7.0、New Relic 8.0 などの商用・OSS 連携をサポートします。OTel Semantic Conv 1.33 に準拠し、2026年のマイクロサービス運用に不可欠なセットです。
主な特徴・仕組み
- OTLP 1.5 で統一されたプロトコルにより、トレース・メトリクス・ログを一括送信
- Grafana 11.5 でダッシュボードを作成し、リアルタイム可視化
- Loki 2.8 はテキストベースのログストレージ、Tempo 1.5 は分散トレースの保存
- Mimir 0.5 は高可用性メトリクスストレージ、Pyroscope 1.4 はサンプルプロファイル
- Alloy 0.1 は軽量コレクターとして、エージェント不要でデータ収集
- Signoz 1.0、HyperDX 2.0、Uptrace 1.3 など OSS 連携により、追加機能を拡張
- 2025年にリリースされた最新バージョンは、OTel Semantic Conv 1.33 を完全対応
- 10Gbps のネットワーク帯域を想定し、データ転送を最適化
- 32GB のメモリを持つノードで 1TB のデータを保持可能
- 1.33 のスキーマで、サービス間の関係を正確に表現
スペック/製品比較表
| 製品 | バージョン | データタイプ | OSS/商用 | 主な連携 |
|---|---|---|---|---|
| Grafana | 11.5 | ダッシュボード | OSS | Loki, Tempo, Mimir |
| Loki | 2.8 | ログ | OSS | Grafana, Tempo |
| Tempo | 1.5 | トレース | OSS | Grafana, Loki |
| Mimir | 0.5 | メトリクス | OSS | Grafana, Tempo |
| Pyroscope | 1.4 | プロファイル | OSS | Grafana |
| Alloy | 0.1 | コレクター | OSS | OTLP, Loki, Tempo |
| Signoz | 1.0 | トレース/メトリクス | OSS | Grafana |
| HyperDX | 2.0 | トレース/ログ | 商用 | Grafana, Loki |
| Uptrace | 1.3 | トレース/メトリクス | OSS | Grafana |
| Honeycomb | 1.0 | トレース | 商用 | Grafana |
| Datadog | 7.0 | トレース/メトリクス/ログ | 商用 | Grafana |
| New Relic | 8.0 | トレース/メトリクス/ログ | 商用 | Grafana |
具体例・対応製品
- RTX 5090 を搭載したワークステーションで、GPU で生成されるメトリクスを Mimir で収集
- Ryzen 9 9950X3D の CPU ストレステスト時に、Pyroscope でプロファイルを取得し、Grafana で可視化
- DDR5-6000 メモリを使用したサーバーで、Alloy 0.1 が 10Gbps のネットワークを介して OTLP でデータを送信
- PCIe 5.0 x16 の拡張カードを持つノードで、Tempo 1.5 が 5.5GHz のスループットを維持
- 2025年 にリリースされた Grafana 11.5 は、OTel Semantic Conv 1.33 に完全準拠し、次世代の可観測性を実現
自作PCでの選び方・注意点
- CPU は 3.5GHz 以上を推奨。トレースやプロファイルの処理負荷が高い
- メモリ は 64GB 以上。Alloy 0.1 と Loki で同時に動作させる場合
- ストレージ は NVMe SSD 1TB 以上。ログとトレースの書き込み速度が重要
- ネットワーク は 10Gbps 以上。OTLP で大量データを送信するため
- 電源 は 850W 以上。高負荷時の安定供給を確保
- GPU は RTX 5090 など、CUDA でプロファイルを取得できるものが有利
- OS は Ubuntu 24.04 LTS を推奨。Alloy 0.1 のビルドが安定
- 監視対象 のサービス数が 50 以上の場合、Mimir のクラスタ構成を検討
関連用語との違い
- OpenTelemetry はデータ収集プロトコル。LGTM はそのデータを可視化・保存する統合スタック
- Grafana Loki はログ専用ストレージ。LGTM では Loki と Tempo、Mimir を組み合わせて全データを一元管理
- Prometheus 3.0 はメトリクス収集。LGTM では Mimir が Prometheus の拡張として機能
- Alloy は軽量コレクター。従来の OTLP エージェントと比べ、設定が簡易でリソース消費が低い
よくある質問
Q1: LGTM は商用サービスと併用できますか?
A1: はい。Datadog 7.0、New Relic 8.0、Honeycomb 1.0 などと連携し、Grafana で統合表示が可能です。
Q2: 2026年に予定されているアップデートは何ですか?
A2: OTLP 1.6 のリリースと、Grafana 12.0 でのダッシュボード自動生成機能が予定されています。
Q3: 低スペックPCでLGTMを動かす方法は?
A3: Alloy 0.1 を軽量モードで起動し、Loki と Tempo を外部クラウドに配置することで、ローカルリソースを節約できます。
まとめ
OpenTelemetry/Grafana LGTM は、OTLP 1.5 で統一されたデータを Grafana 11.5 で可視化し、Loki 2.8、Tempo 1.5、Mimir 0.5、Pyroscope 1.4 でそれぞれのデータを保持します。Alloy 0.1 が軽量コレクターとして機能し、Signoz 1.0、HyperDX 2.0、Uptrace 1.3、Honeycomb 1.0、Datadog 7.0、New Relic 8.0 などの連携で拡張性を確保。2025年にリリースされた最新バージョンは OTel Semantic Conv 1.33 を完全対応し、2026年のマイクロサービス運用に不可欠なセットです。自作PCで構築する際は、CPU 3.5GHz 以上、メモリ 64GB 以上、NVMe SSD 1TB 以上、10Gbps ネットワークを備えることで、安定した可観測性を実現できます。次世代のクラウドネイティブ環境に向けて、LGTM は今後も進化を続けるでしょう。