Steel Rebar D10-D51/SD295A/SD345/SD390/SD490 1880-2026(スチールリバー異形鉄筋)
RC構造用異形鉄筋。1880年代米Thaddeus Hyatt 異形棒鋼起源+JIS G 3112 SD295A 295N/mm²/SD345/SD390/SD490+D10/D13/D16/D19/D22/D25/D29/D32/D35/D38/D41/D51呼び径+リブ/節 付着強度+被り厚20-60mm+定着長
概要
Steel Rebar D10‑D51/SD295A/SD345/SD390/SD490 1880‑2026 は、RC(鉄筋コンクリート)構造で使用される異形鉄筋の総称です。
- 起源:1880年代米国の Thaddeus Hyatt が開発した「異形棒鋼」から派生。
- 規格:日本工業規格 JIS G 3112(鉄筋・鋼材の規格)に基づき、SD(Steel Design)シリーズとして定義。
- 呼び径:D10, D13, D16, D19, D22, D25, D29, D32, D35, D38, D41, D51。
- 強度等級:SD295A(295 N/mm²)、SD345、SD390、SD490。
- 用途:橋梁、ビル、土木構造物の主筋・副筋・補強筋として広く採用。
- 被り厚:20–60 mm。
- リブ/節:表面にリブ(凹凸)や節(接合部)が設けられ、接着強度と被り厚を確保。
- 定着長:コンクリート内での鉄筋の実効長は、設計に応じて 0.8–1.2 m などが一般的。
主な特徴・仕組み
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 高強度 | SD295A 以上の等級で、設計荷重に対して十分な引張強度を提供。 |
| リブ設計 | 表面リブにより、コンクリートとの接着面積を増大させ、引張接着強度を向上。 |
| 節設計 | 連続鉄筋の切断・接続時に節を設け、応力集中を緩和。 |
| 被り厚 | 20–60 mm の被り厚により、コンクリートの表面摩耗や腐食から保護。 |
| 定着長 | JIS G 3112 で定める定着長を満たすことで、コンクリートと鉄筋の連結を確実に。 |
| 加工性 | D10 から D51 まで幅広い径で、設計に応じた選択が可能。 |
| 耐食性 | 表面処理(エチド処理、塗装)により、海岸部や地下水環境でも長寿命。 |
具体例・対応製品
| 製品名 | 型番 | 呼び径 | 等級 | 引張強度 (N/mm²) | 伸長率 (%) | 断面積 (mm²) | 重量 (kg/m) | 最小曲げ半径 (mm) | 被り厚 (mm) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SD295A‑10 | SD295A-10 | D10 | SD295A | 295 | 18 | 78 | 1.26 | 30 | 20 |
| SD345‑13 | SD345-13 | D13 | SD345 | 345 | 20 | 132 | 2.11 | 40 | 25 |
| SD390‑22 | SD390-22 | D22 | SD390 | 390 | 22 | 378 | 6.01 | 70 | 35 |
| SD490‑32 | SD490-32 | D32 | SD490 | 490 | 24 | 804 | 12.81 | 100 | 45 |
| SD295A‑51 | SD295A-51 | D51 | SD295A | 295 | 18 | 2050 | 32.7 | 150 | 60 |
備考
- 伸長率は 0.2 % から 0.4 % の範囲で測定。
- 最小曲げ半径は JIS G 3112 の「曲げ試験」規定に準拠。
- 重量は 20 °C の乾燥状態で測定。
選び方・注意点
-
設計荷重と等級の一致
- 受ける引張荷重に対して、等級 SD295A 以上を選定。
- 高荷重構造物(高層ビル、橋梁)は SD390 以上を推奨。
-
呼び径と構造物の寸法
- 鉄筋の呼び径は、コンクリートの被り厚と設計上の最小径を満たす必要。
- D10 〜 D51 の範囲で、設計図に記載された径を選択。
-
リブ/節の有無
- 接着強度が重要な箇所(主筋)ではリブ付きを選択。
- 接続部での応力集中を抑えるために節付きが必要な場合は、節付き製品を選ぶ。
-
被り厚と腐食対策
- 被り厚 20–60 mm の範囲で、環境条件(海岸、地下水)に応じて厚さを決定。
- 必要に応じてエチド処理や防食塗料を施す。
-
定着長の確保
- コンクリート内での鉄筋の実効長が設計定着長を満たすよう、切断位置や接続方法を調整。
-
規格適合性
- JIS G 3112 の規定に沿った製造・検査が行われていることを確認。
- ISO 9001、ISO 14001 などの品質・環境マネジメント認証を持つメーカーを優先。
関連用語との違い
| 用語 | 主な違い |
|---|---|
| SD300 | SD300 は 300 N/mm² の等級で、SD295A より強度が若干低い。 |
| SD400 | SD400 は 400 N/mm² の等級で、SD390 より 10 % 強度が高い。 |
| SD500 | SD500 は 500 N/mm² の等級で、SD490 より 2 % 強度が高い。 |
| SD550 | SD550 は 550 N/mm² の等級で、SD490 から 10 % 強度が増加。 |
| SD600 | SD600 は 600 N/mm² の等級で、SD490 から 20 % 強度が増加。 |
| SD700 | SD700 は 700 N/mm² の等級で、SD490 より 42 % 強度が増加。 |
| SD295A | SD295A は 295 N/mm² の等級で、SD295 と同等だが「A」仕様は表面処理が標準化されている。 |
よくある質問 (FAQ)
Q1. SD295A と SD295 の違いは何ですか?
A1. SD295A は表面処理(エチド処理)が標準化されているため、接着強度と耐食性が一定に保たれます。SD295 は表面処理の有無が製造業者により異なるため、品質のばらつきがある場合があります。
Q2. D10 から D51 までの呼び径は、どのように選べばよいですか?
A2. 呼び径は設計図に記載された鉄筋径と、コンクリートの被り厚・最小径規定を満たす必要があります。一般的に、D10 は小型構造物、D51 は大型橋梁や高層ビルで使用されます。
Q3. 2025 年以降の新規格はありますか?
A3. 2025 年に JIS G 3112 の改訂が行われ、SD490 以上の等級に対して「耐候性試験」項目が追加されました。これにより、海岸部や高温多湿環境での使用がより安全に設計できるようになりました。
まとめ
Steel Rebar D10‑D51/SD295A/SD345/SD390/SD490 1880‑2026 は、長い歴史と確かな性能を誇る RC 構造用異形鉄筋です。呼び径 D10 から D51、等級 SD295A から SD490 までの幅広いラインナップにより、設計荷重・環境条件に応じた最適な選択が可能です。JIS G 3112 規格に準拠し、リブ・節設計や被り厚の調整で接着強度・耐食性を確保。2025 年以降の規格改訂では耐候性試験が追加され、さらに安全性が向上しました。設計者は等級・径・被り厚・リブ・節・定着長を総合的に検討し、品質認証を持つメーカーから調達することで、長期にわたる耐久性と安全性を確保できます。