Steelcase Leap V2(スチールケースリープブイツー)
Steelcase社のエルゴノミクスチェア。LiveBack™テクノロジーで背骨の動きに追従する可変バックシェル、ナチュラルグライドシステムによる前傾姿勢サポートを特徴とし、タイピング作業に特化した設計。
Steelcase Leap V2 — タイピング特化エルゴノミクスの名機
製品ポジション
SteelcaseはHerman Miller並ぶアメリカのオフィス家具大手で、フォーチュン500企業への納入実績を多数持つ。Leap V2は2006年に登場し、現在も現役で生産されているロングセラーモデル。後継モデルの投入がないほど完成度が高く評価されており、中古市場でも根強い人気を持つ。
LiveBack™ テクノロジー
Steelcase特許取得のLiveBack™は、背もたれの設計思想を根本から変えた革新技術。従来のチェアバックは単一のピボット(回転軸)を中心に一体として動くが、LiveBack™では背もたれが上部と下部で独立してフレックスする構造を採用。
人間の背骨は座りながらも常に微細な動きを続けており(例:前傾時に腰椎は前弯、後傾時に後弯)、LiveBack™はこの自然な動きに追従して背もたれ形状が変化する。背中が「チェアに固定される」感覚ではなく「チェアが背中を追う」感覚を実現し、長時間着座での筋肉疲労を低減。
ナチュラルグライドシステム
ナチュラルグライドシステムはLeap V2独自の前傾機構。通常のチェアでは前傾みじかくしようとすると、背もたれから背中が離れてしまい腰部サポートを失う。Leap V2では前傾時に座面が前方にスライドしながら傾き、同時に背もたれも追従して腰部サポートを維持する。
これはモニターやキーボードへ体を近づけるタイピング作業・コーディング作業において特に効果的で、前傾姿勢での長時間作業時の腰への負担を科学的に低減するとされている。
調整機構詳細
- シートハイト: 4.4インチ範囲で無段階調整
- シートデプス: 3インチ前後調整
- ローワーバック: 高さ・硬度独立調整
- アッパーバックフォース: 背もたれの反発力を4段階
- アームレスト: 4D + ピボット機能
- タイルト: リミッター付き無段階
アームレストのピボット機能(内向き・外向き回転)はLeap V2の特徴で、タイピング時の手首・肘の角度を最適化する際に役立つ。
Herman Miller Aeron との比較
- Leap V2: 価格10〜15万円、座面フォームパッド、通気性普通、前傾サポート優秀、保証12年
- Aeron Remastered: 価格15〜22万円、座面8Zペリクル、通気性高い、前傾サポート標準、保証12年
Leap V2はフォームパッド座面のためAeronよりやや蒸れやすいが、前傾姿勢でのサポート性はLeapが上。プログラマーやタイピスト向けにはLeapを推す声も多い。
入手・価格
新品は国内正規代理店(コクヨ等)経由で10〜15万円台。中古品はヤフオク・メルカリで3〜6万円程度で流通しており、コストパフォーマンスを重視するユーザーには中古購入も有力な選択肢となっている。