概要
TMU(Texture Mapping Unit:テクスチャマッピングユニット)は、GPU内のテクスチャデータをポリゴンに適用する機能を持つ回路です。3Dグラフィックスのリアリティを高めるために、テクスチャ情報を効率的に処理し、最終的な画像生成に貢献します。特に古いGPUアーキテクチャにおいて、レンダリングパイプラインのボトルネックとなりやすい要素です。
TMUは、テクスチャデータ(画像ファイルなど)を、3Dモデルのポリゴン表面に貼り付ける処理を行います。この処理は、テクスチャ座標(UV座標)に基づいて行われ、テクスチャフィルタリング(バイリニア、トライリニア、アニソトロピックなど)を通じて、エイリアシングの低減や画質の向上を図ります。複数のTMUを搭載することで、複数のテクスチャを同時に処理し、レンダリングパフォーマンスを向上させることができます。最近のGPUでは、TMUの機能はより高度なテクスチャユニットに統合され、独立したTMUユニットとして区別されることは稀です。テクスチャユニットの性能は、テクスチャキャッシュの容量や帯域幅、テクスチャフィルタリング処理能力などによって決まります。
古いゲームをプレイする場合、GPUのテクスチャユニットの性能がフレームレートに影響を与えることがあります。特に高解像度のテクスチャを使用するゲームでは、より多くのテクスチャユニットを搭載したGPUが有利です。現在のGPUでは、テクスチャユニットの数よりも、テクスチャユニットのアーキテクチャやキャッシュの性能が重要となります。
TMUの数は、GPUの性能を直接的に示す指標とはなりません。GPUアーキテクチャの進化に伴い、TMUの機能はより高度なテクスチャユニットに統合されています。GPUを選ぶ際は、コア数、メモリ容量、クロック数、アーキテクチャなどの要素を総合的に考慮することが重要です。