MSIがMini-ITX用の最も強力なグラフィックカードを発表：GeForce RTX 3060 Ti Aero ITX

NvidiaのAmpereアーキテクチャはかなり電力を消費することが判明したため、グラフィックカードベンダーはMini-ITXシステム用の小型のGeForce RTX 30シリーズボードを構築するのに多くの時間と労力を要します。MSIは今週、スモールフォームファクタシステム用のGeForce RTX 3060 Tiベースのカードを製造した世界初のメーカーになりました。

MSIのGeForce RTX 3060 Ti Aeroグラフィックスボードは、256ビットインターフェイスを使用してGPUに接続された8GBのGDDR6メモリとペアになっている4864 CUDAコアを備えたNvidiaのGA 104-200グラフィックス処理ユニットを搭載しています。このカードには、8ピンの補助PCIe電源コネクタが1つあり、GPUに直接接触する4つのヒートパイプを備えたデュアルスロットシングルファン冷却システムを使用して、効率を高めます。

GeForce RTX 3060 Ti Aeroは小さく、200Wの電力バジェットが比較的制限されており、冷却機能が制限されているため、MSIはGA104プロセッサをオーバークロックしないことを決定し、1665MHzを超えてブーストすることはできません。一方、このような周波数でのGPUのFP32計算スループットは約16 TFLOPSであるため、GeForce RTX 3060 Ti Aeroは世界最高のパフォーマンスを発揮するMini-ITXグラフィックスカードになります。

フルサイズのGeForce RTX 3060 Tiグラフィックスカードと同様に、RTX 3060 Ti Aeroボードには、HDMI 2.1と3つのDisplayPort 1.4aコネクタの4つのディスプレイ出力があります。

MSIは、GeForce RTX 3060 Ti Aeroに加えて、GA106を搭載したGeForce RTX 3060 Aero ITX 12G OCおよびGeForce RTX 3060 Aero ITX 12Gと3584 CUDAコアも発表しました。

NvidiaのAmpereアーキテクチャに基づくMini-ITXカードがまれであるため、MSIは希望小売価格を明らかにしませんでしたが、今日のグラフィックボードの小売価格は希望小売価格とは関係がないためです。