Audio Desk Systeme Vinyl Cleaner(オーディオデスクシステーメバイナルクリーナー)
独 Audio Desk Systeme(Reiner Gläss 設立)が 2008 年に発売した超音波式 LP クリーナー。レコードを自動で回転させながら両面を同時に超音波洗浄する方式で、ハイエンド Audiophile 市場の定番機。
概要
Audio Desk Systeme Vinyl Cleaner は、独 Reiner Gläss 氏が設立した Audio Desk Systeme 社が 2008 年に発売した超音波式の LP クリーニングマシンです。レコードを縦置きにして自動回転させ、両面を同時に超音波で洗浄する独自方式が特徴で、ハイエンド Audiophile 市場の定番機として知られています。
販売価格は当時 約 US$3,000(現代換算で 約 ¥450,000-600,000)、現行品は ¥600,000 前後、Vintage 完動品は ¥250,000-450,000 程度で取引されています。
主な特徴
- 縦置き両面同時洗浄: レコードを垂直に立てた状態で水槽に投入し、両面を同時に超音波で洗浄します。
- 全自動運転: 洗浄液の循環、回転、すすぎ、乾燥までを 1 ボタンで実行できます。
- マイクロファイバーローラー: レコード両面を物理的にやさしく擦り、ホコリと皮脂を除去します。
- 36kHz 級の超音波: ファインバブルを発生させ、溝の奥に入り込んだ汚れを浮かせます。
- 内蔵ヒーター付きエアファン: 洗浄後に温風で素早く乾燥させます。
仕様比較
| 製品 | 発売年 | メーカー | 方式 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| Audio Desk Systeme Vinyl Cleaner | 2008 | 独 | 超音波 + マイクロファイバー | ¥600,000 前後 |
| Klaudio CLN-LP200T | 2013 | 米 | 純粋超音波 | ¥600,000 前後 |
| Degritter Mk II | 2020 | 愛沙尼亜 | 超音波 + 自動乾燥 | ¥500,000 前後 |
| VPI HW-17F | 1990 | 米 | バキューム両面吸引 | ¥250,000 程度 |
使い方の流れ
- レコードを上部スロットに垂直に挿入する。
- スタートボタンを押すと、洗浄液が循環しレコードが回転し始める。
- マイクロファイバーローラーが両面を物理洗浄しつつ、超音波が溝の奥を清掃する。
- すすぎを経て温風乾燥まで自動で完了する(約 5 分)。
選び方・注意点
機械的なブラッシングと超音波洗浄を組み合わせる方式で、新品レコードのリリース剤の除去から、年代物の中古盤の本格洗浄まで幅広く対応します。一方で純粋な超音波だけで盤面に触れずに洗浄したい場合は、Klaudio や Degritter のような完全非接触型の機種が適しています。マイクロファイバーローラーは消耗品で、数百枚使用後の交換が推奨されます。
関連用語との違い
| 用語 | 接触/非接触 | 特徴 |
|---|---|---|
| Audio Desk Systeme | マイクロファイバー接触 + 超音波 | 物理 + 超音波のハイブリッド |
| Klaudio CLN-LP200T | 完全非接触 | 純粋超音波、盤面に物理接触なし |
| VPI HW-17F | フェルト接触 + バキューム | 古典的なバキューム式 |
| Loricraft PRC4 | フェルト接触 + ポイント吸引 | 業務用、静音性が高い |
よくある質問
Q1. 1 枚あたりどのくらい時間がかかりますか? A. 標準モードで約 5 分です。乾燥まで含めた全自動なので、その間は別の作業ができます。
Q2. 洗浄液は専用品が必要ですか? A. メーカー推奨の専用洗浄剤(Pro-Ject Wash It など)を水道水/精製水で希釈して使うのが基本です。
Q3. 故障時はどうすればよいですか? A. 国内代理店 Stella(ステラ社)経由で純正部品の交換とメンテナンスを依頼できます。マイクロファイバーローラーの交換はユーザーでも実施可能です。
まとめ
- 独 Audio Desk Systeme が 2008 年に発売した縦置き両面同時の超音波 LP クリーナー。
- マイクロファイバーローラーと超音波の併用により、表面汚れと溝内汚れを同時に除去できる。
- 価格は新品で ¥600,000 前後、Vintage 完動品で ¥250,000-450,000 程度。
- ハイエンド Audiophile 向けクリーニングマシンとして長期にわたり定番の地位を保っている。