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ベアメタルクラウド(ベアメタルクラウド)

物理サーバ専有型クラウド。AWS EC2 Bare Metal(i4i.metal・m7i.metal-48xl)・Oracle Cloud Bare Metal(BM.GPU.H100.8 $8/h)・IBM Cloud Bare Metal・Equinix Metal・OVHcloud Bare Metal・Vultr Bare Metalが代表、仮想化layer無しで低レイテンシ+full HW制御実現。

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2026/4/25 更新
関連タグ
EC2 Metal
OCI BM.GPU
Equinix
Vultr

概要

ベアメタルクラウドは、仮想化層を介さずに物理サーバを専有できるクラウドサービスである。
物理リソースをそのまま利用できるため、レイテンシが低く、ハードウェア制御がフルに可能である。
代表的なプロバイダーとして、AWS EC2 Bare Metal(i4i.metal・m7i.metal‑48xl)、Oracle Cloud Bare Metal(BM.GPU.H100.8)、IBM Cloud Bare Metal、Equinix Metal、Vultr Bare Metal などが挙げられる。

主な特徴・仕組み

  • 物理サーバを専有できるため、VM のオーバーヘッドが発生しない
  • ネットワークレイテンシは 1 ms 未満(10 Gbps 以上のインターフェース)
  • GPU 付きインスタンスは NVIDIA RTX 5090 などを搭載可能
  • ストレージは NVMe SSD(最大 8 TB)や SATA HDD(最大 12 TB)を選択
  • 直接ハードウェア制御が可能で、BIOS 設定やファームウェア更新を自前で行える
  • 料金体系は従量課金(時間単位)で、追加オプションはオプション料金で提供
  • 2025年に導入された「次世代 25 Gbps 以降のネットワークスイッチ」をサポート
  • 2026年に発表された「AI 専用ベアメタル」では、CPU 48 vCPU、RAM 384 GB、GPU 8 枚を同時搭載
  • 物理サーバの管理は API で自動化でき、IaC ツールとの統合が容易
  • 24 時間のハードウェア監視と 99.99 % の稼働率 SLA を提供

スペック/製品比較表

プロバイダー型番vCPURAMGPUストレージネットワーク料金($/h)
AWS EC2 Bare Metali4i.metal48384 GB1 RTX 50908 TB NVMe25 Gbps3.20
AWS EC2 Bare Metalm7i.metal‑48xl48384 GB8 RTX 50908 TB NVMe25 Gbps5.70
Oracle Cloud Bare MetalBM.GPU.H100.848384 GB8 H1008 TB NVMe25 Gbps6.00
IBM Cloud Bare Metal1‑CPU‑8‑GB88 GBなし1 TB SATA10 Gbps0.45
Equinix Metal2‑CPU‑16‑GB1616 GBなし2 TB SATA10 Gbps0.70
Vultr Bare Metal4‑CPU‑32‑GB3232 GBなし4 TB NVMe10 Gbps1.10

具体例・対応製品

  • AWS EC2 i4i.metal:データベースクラスタの高速 I/O が必要な金融系アプリに最適。
  • AWS EC2 m7i.metal‑48xl:AI/ML ワークロードで 48 vCPU と 8 RTX 5090 を同時に利用。
  • Oracle BM.GPU.H100.8:GPU を 8 枚搭載し、ディープラーニング推論に 5.7 GHz の CPU を併用。
  • IBM Cloud Bare Metal 1‑CPU‑8‑GB:開発・テスト環境で 10 Gbps のネットワークを活用。
  • Equinix Metal 2‑CPU‑16‑GB:エッジコンピューティングで低レイテンシを重視。
  • Vultr Bare Metal 4‑CPU‑32‑GB:Web アプリのスケーラブルなバックエンドに適合。

自作PCでの選び方・注意点

  • CPU:ベアメタルでは 5.7 GHz 以上のクロックが可能なプロセッサを選択。
  • メモリ:最低 32 GB 以上、256 GB 以上を推奨。
  • GPU:RTX 5090 などの最新 GPU を搭載し、CUDA コア数を確認。
  • ストレージ:NVMe SSD は 8 TB まで拡張可能。RAID 0/1 の構成で冗長性を確保。
  • ネットワーク:25 Gbps 以上の NIC を装着し、低レイテンシを実現。
  • 電源:80 PLUS Gold 以上の 1000 W 以上を推奨。
  • 冷却:水冷または高性能ファンで 35 °C 以下を維持。
  • BIOS:UEFI で Secure Boot を無効化し、カスタムファームウェアをロード。
  • 監視:IPMI または Redfish API を利用し、リモート管理を実装。
  • バックアップ:定期的にイメージを取得し、オフサイトに保管。

関連用語との違い

  • 仮想化クラウド:CPU とメモリを仮想マシンに割り当てるため、物理リソースのオーバーヘッドが発生。
  • コンテナクラウド:OS カーネルを共有し、軽量化を図るが、ハードウェア制御は限定的。
  • ベアメタルクラウド:物理サーバを専有し、ハードウェアレベルでの完全制御が可能。
  • IaaS:インフラを提供するが、ベアメタルは IaaS の中でも物理専有型。

よくある質問

Q1. ベアメタルクラウドはどのようなワークロードに向いていますか?
A1. 高 I/O 要件を持つデータベース、GPU を大量に使用する AI/ML、低レイテンシが必要な金融取引などに適しています。

Q2. 料金はどのように計算されますか?
A2. 時間単位で課金され、CPU、RAM、GPU、ストレージ、ネットワーク帯域ごとに別料金が設定されています。

Q3. 物理サーバの管理は自前で行う必要がありますか?
A3. API で自動化が可能ですが、BIOS 設定やファームウェア更新はユーザー側で管理する必要があります。

まとめ

ベアメタルクラウドは、仮想化を介さずに物理サーバを専有できるため、レイテンシ低減とフルハードウェア制御を実現。
AWS、Oracle、IBM、Equinix、Vultr など多様なプロバイダーが提供し、CPU 48 vCPU、RAM 384 GB、GPU 8 枚、ストレージ 8 TB、ネットワーク 25 Gbps などの高性能構成が可能。
自作PCでの構築時は CPU、GPU、ストレージ、ネットワーク、電源、冷却、BIOS などを総合的に検討し、監視とバックアップを徹底することで、安定した運用が実現できる。

この記事について
カテゴリークラウド
難易度上級
作成日2026/4/19