BGA/PGA/LGA(ビージーエー ピージーエー エルジーエー)
CPUパッケージ実装形態。BGA(Ball Grid Array・ノートPC焊接)・PGA(Pin Grid Array・旧AMD Athlon/Ryzen 5000まで)・LGA(Land Grid Array・Intel Core Ultra 2・AMD Ryzen 7000以降)が代表、LGA 1851(285K)・AM5(9950X)・sTR5(7995WX)・SP5(EPYC 9005)が2026年主要。
概要
CPUパッケージ実装形態は、主にBGA(Ball Grid Array)、PGA(Pin Grid Array)、LGA(Land Grid Array)の3種類に分類される。BGAは球状のパッドを底面に配置し、ノートPCや小型サーバーで広く採用される。PGAは昔のAMD AthlonやRyzen 5000世代までの代表的な実装で、ピンが外側に突き出ている。LGAはIntel Core Ultra 2やAMD Ryzen 7000以降で採用され、ピンが基板側にある。2026年現在、主要なLGAは1851(Core Ultra 9 285K)、AM5(Ryzen 9 9950X3D)、sTR5(Ryzen 9 7995WX)、SP5(EPYC 9005)である。
主な特徴・仕組み
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BGA
- 球状パッドは表面実装で、熱伝導性が高い。
- ノートPCの薄型化に不可欠。
- 再利用が難しく、修理は困難。
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PGA
- ピンが外側にあり、ソケットに差し込む方式。
- 旧世代のデスクトップで広く使われた。
- ピンの摩耗が発生しやすい。
-
LGA
- ピンが基板側に配置され、CPU側は平面。
- ピンの摩耗が少なく、長寿命。
- 2025年に登場したLGA 1851は、最大 5.7GHz のクロックをサポート。
スペック/製品比較表
| パッケージ | 主なCPU | 最大クロック | L3キャッシュ | L2キャッシュ | 主要用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| BGA | Core Ultra 9 285K | 5.7GHz | 128MB | 32MB | ノートPC |
| PGA | Ryzen 9 7950X | 5.5GHz | 64MB | 16MB | デスクトップ |
| LGA 1851 | Core Ultra 9 285K | 5.7GHz | 128MB | 32MB | デスクトップ |
| AM5 | Ryzen 9 9950X3D | 5.2GHz | 128MB | 32MB | デスクトップ |
| sTR5 | Ryzen 9 7995WX | 5.0GHz | 128MB | 32MB | サーバー |
| SP5 | EPYC 9005 | 4.8GHz | 128MB | 32MB | データセンター |
具体例・対応製品
- Core Ultra 9 285K(LGA 1851)
- Ryzen 9 9950X3D(AM5)
- Ryzen 9 7995WX(sTR5)
- EPYC 9005(SP5)
- Core i9‑13900K(LGA 1700)
自作PCでの選び方・注意点
- 対応ソケットを確認する。
- マザーボードのBIOSが最新か確認。
- 電源ユニットは 750W 以上を推奨。
- 冷却ファンは 120mm 以上の静音型を選択。
- ケースのエアフローを確保。
- CPUクーラーは LGA 1851 用のモデルを選ぶ。
- マザーボードのチップセットは Z790 以上。
- 2025年にリリースされた LGA 1851 ソケットは 8ピン電源を採用。
- 低温設計のため、サーマルペーストは 0.5g 以上塗布。
- BIOS 更新時は必ず電源を切る。
- 予備の冷却パッドを用意。
- ケース内の配線は整理し、エアフローを妨げない。
関連用語との違い
- BGA は「表面実装」で球状パッドを使用。
- PGA は「ピンが外側に突き出る」方式。
- LGA は「ピンが基板側にある」ため、CPU側は平面。
- BGA はノートPCで主流だが、デスクトップではほぼ排除。
- PGA は古いデスクトップで使われ、ピン摩耗が問題。
- LGA は最新のデスクトップ・サーバーで採用され、耐久性が高い。
よくある質問
Q1: LGA 1851 と LGA 1700 の違いは?
A1: LGA 1851 は 8ピン電源を採用し、最大 5.7GHz をサポート。LGA 1700 は 6ピン電源で 5.0GHz 程度。
Q2: BGA のCPUは修理できる?
A2: 基本的に修理は不可能。再利用は難しく、交換が必要。
Q3: AM5 と sTR5 の主な用途は?
A3: AM5 はデスクトップ向け、sTR5 はサーバー向けに設計。
まとめ
CPUパッケージは BGA、PGA、LGA の3形態が存在し、用途や世代によって選択が分かれる。2026年においては LGA 1851、AM5、sTR5、SP5 が主要な選択肢であり、各々が異なるクロックやキャッシュ構成を持つ。自作PCを組む際は、対応ソケットとマザーボードのチップセット、電源容量、冷却設計を総合的に検討することが重要である。最新のCPUを最大限に活かすためには、BIOS の更新とエアフローの最適化も欠かせない。