ケーブルマネジメントチャンネル(ケーブルマネジメントチャンネル)
ケーブルを壁面やデスク裏に沿わせて隠蔽するためのプラスチック製またはアルミ製のカバー付き溝型レール。配線ダクト・モールとも呼ばれ、オフィスや家庭で壁面配線を美しく処理する定番アイテム。
ケーブルマネジメントチャンネルとは
ケーブルマネジメントチャンネル(配線ダクト/モール)は、ケーブルを内部に通して蓋をすることで配線を完全に隠蔽するレール型の配線整理製品です。壁面やデスク天板裏に両面テープまたはネジで固定し、電源ケーブル・LANケーブル・HDMIケーブルなどを見えないように収納します。エレコム・サンワサプライ・パンドウイットなど国内メーカーの製品が充実しています。
種類と素材
| 種類 | 素材 | サイズ(幅×高さ) | 収容ケーブル数 | 価格帯(1m) |
|---|---|---|---|---|
| 壁面用モール | PVC樹脂 | 15×10mm〜40×20mm | 1〜8本 | 200〜800円 |
| 床面用モール | PVC樹脂(踏圧対応) | 30×10mm〜60×15mm | 2〜10本 | 400〜1,200円 |
| デスク裏チャンネル | スチール/アルミ | 40×30mm〜80×40mm | 5〜15本 | 800〜2,500円 |
| コーナーモール | PVC樹脂 | 20×20mm L字型 | 1〜4本 | 300〜600円 |
| J字型チャンネル | 樹脂/金属 | 30×25mm J断面 | 3〜8本 | 500〜1,500円 |
壁面用モール
もっとも一般的なタイプで、賃貸住宅でも両面テープ固定で使用できます。壁の色に合わせて白・アイボリー・茶・木目調などのバリエーションがあり、壁紙と同化して目立ちません。エレコムのLD-GAFシリーズは幅17mm〜40mmの4サイズ展開で、長さ1mのモールを必要本数連結して使います。
デスク裏チャンネル
デスクの天板裏にネジ留めするメタル製チャンネルです。IKEAの「SIGNUM」は幅70cm・深さ10cmのワイヤーバスケット型で、電源タップごと収納できるサイズが人気です。サンワサプライの「CB-CT」シリーズはクランプ式で天板に穴を開けずに取り付け可能。
設置方法
壁面モールの施工手順
- 配線ルートを決定し、モールの必要長を計算
- モールを専用カッターまたはのこぎりで切断
- 底面テープまたはネジで壁面に固定
- ケーブルを底面の溝に配置
- カバーをパチンとはめて閉じる
- コーナー部はL字ジョイントパーツで接続
賃貸住宅での注意点
壁紙を傷めない「はがせる両面テープ」(3M コマンドシリーズなど)を使用すれば、退去時にきれいに剥がせます。ただし、重いケーブル(電源タップ延長など)を収容する場合は粘着力不足で剥がれるリスクがあるため、500g以上の荷重がかかる場合はネジ固定を検討してください。
PCケース内部のケーブルマネジメント
裏配線スペース
現代の自作PCケースには、マザーボードトレイ裏側にケーブルを通すための裏配線スペース(15〜25mm幅)が設けられています。Fractal Design、NZXT、Corsairなどの中〜上位ケースでは、ケーブル通し穴にゴムグロメットが付き、タイラップ固定ポイントが複数配置されています。
ケーブルの整理順序
- まずATX 24ピン電源ケーブルを配線(最も太く曲がりにくいため先に処理)
- CPU 8ピンケーブルをケース上部へ配線
- GPU電源ケーブルを配線
- SATA電源・データケーブルをストレージベイへ
- フロントパネルケーブル(USB、オーディオ、電源スイッチ)
- ファンケーブルとRGBケーブルを最後に処理
FAQ
Q1: モールの中にケーブルを何本入れられる?
A1: モール幅の約60%がケーブル収容の上限です。幅30mmのモールには直径5mmのケーブルが約4〜5本入ります。密に詰めすぎるとカバーが閉まらなくなり、ケーブルの発熱も心配になるため、余裕を持たせてください。
Q2: モールを曲げられる?
A2: PVC製モールは直線的なため、曲がり角にはコーナーパーツ(L字・T字・十字)を使います。フレキシブルモール(蛇腹状)なら自由な曲線配線が可能ですが、見た目は固定モールに劣ります。
Q3: 天井への配線には使える?
A3: 天井用のモールも存在しますが、重力に逆らって固定するため、ネジ留めが必須です。両面テープだけでは落下の危険があります。天井配線は電気工事士の資格が必要な場合もあるため、事前に確認してください。