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ケーブルスリーブ(ケーブルスリーブ)

複数のケーブルを1本にまとめて見た目を整えるメッシュ状または布製のチューブ。PC内部の配線やデスク周りのケーブル整理に使われ、エアフロー改善・メンテナンス性向上・見栄えの美化を実現する。

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2026/4/25 更新

ケーブルスリーブとは

ケーブルスリーブは、複数のケーブルや配線をまとめて覆い、外観を統一するためのチューブ状カバーです。自作PCでは電源ケーブル(ATX 24ピン、CPU 8ピン、PCI-E 8ピン)を個別にスリーブ化して美しい配線を実現するのが定番カスタマイズとなっています。デスク環境ではモニターケーブル・USB・充電ケーブルなど5〜10本の配線を1本のスリーブにまとめてデスク裏をすっきりさせます。

素材と種類

種類素材特徴用途価格帯(1m)
PETメッシュスリーブポリエステル繊維柔軟で編み込み模様が美しいPC内部電源ケーブル200〜800円
ナイロンメッシュスリーブナイロン66PETより柔軟で曲げやすいデスク配線・車載150〜600円
スパイラルチューブポリエチレンらせん状に巻き付けて着脱容易デスク裏配線・一時的整理100〜400円
熱収縮チューブポリオレフィン加熱で収縮し密着固定端子保護・恒久的処理50〜300円
布製ジッパースリーブネオプレン+ジッパージッパーで開閉・ケーブル追加容易デスク裏・テレビ裏500〜1,500円

PETメッシュスリーブの詳細

自作PC界で最も人気のある素材です。MDPC-X、Teleios、Paracordなどのブランドが有名で、カラーバリエーションは50色以上あります。電源ケーブル1本1本を個別にスリーブ化する「フルモジュラースリーブ」は、見栄えを極限まで追求するカスタムPC文化の象徴です。

自作PCでのケーブルスリーブ

スリーブ化の対象ケーブル

ケーブルピン数芯線数スリーブ径(推奨)
ATX 24ピン2424本各芯線4mm個別 or 全体25mm
CPU 4+4ピン88本各芯線4mm個別 or 全体12mm
PCI-E 6+2ピン88本各芯線4mm個別 or 全体12mm
SATA電源155本全体8mm
ファンケーブル3-43-4本全体4mm

個別スリーブ vs 全体スリーブ

個別スリーブは各芯線を1本ずつスリーブで覆い、コームで整列させる方式です。CableMod、Ensourced、Titanrigなどのメーカーがカスタムオーダーに対応しています。全体スリーブは純正ケーブルをまるごと1本のスリーブに通す簡易方式で、コストと手間が大幅に削減されますが見栄えは個別スリーブに劣ります。

デスク環境でのケーブルスリーブ

デスク裏の配線整理

デスクワーク環境では、モニター映像ケーブル、USB-Cハブ接続、充電ケーブル(スマホ・タブレット)、電源タップ延長、Ethernetケーブル、スピーカー/ヘッドホンケーブルなど、1つのデスクに8〜15本の配線が集中します。布製ジッパースリーブ(長さ50〜100cm)で天板裏に沿わせてまとめると、足元の見た目が劇的に改善します。

推奨製品

  • J Channel ケーブルトレー: デスク裏にネジ留めする金属/樹脂トレー。スリーブの上からトレーに収納すると完全に隠蔽できる
  • Velcro ケーブルタイ: スリーブの外側から束ねる再利用可能な結束バンド。ケーブル追加時に簡単に開閉
  • ケーブルクリップ: デスク天板の裏面に貼り付けてスリーブを固定するクリップ。3M粘着テープ付き

施工のポイント

必要なツール

  • スリーブ本体(PETメッシュまたはナイロン)
  • 熱収縮チューブ(端末処理用、φ3〜6mm)
  • ヒートガンまたはライター(熱収縮用)
  • ケーブルコーム(個別スリーブの場合、8ピン/24ピン用)
  • ピン抜きツール(ATXコネクタのピン取り外し用)
  • はさみ(スリーブ切断用)

端末処理

PETメッシュスリーブの切断端はほつれやすいため、熱収縮チューブで端末を処理します。スリーブの端を2〜3cm余分に残し、熱収縮チューブを被せてヒートガンで加熱すると、端末がきれいに固定されます。

FAQ

Q1: スリーブ化で電気的な問題は起きない?

A1: ケーブルスリーブは絶縁体(PET/ナイロン)で作られており、電気的な問題は起きません。ただし、ATXコネクタのピンを抜く際に芯線を傷つけないよう注意が必要です。専用のピン抜きツールを使い、力任せに引っ張らないでください。

Q2: スリーブの太さはどう選ぶ?

A2: 内径がケーブル外径の1.2〜1.5倍のスリーブを選びます。きつすぎると通しにくく、緩すぎるとシワが寄ります。PETメッシュは伸縮性があるため、表記径より20%程度広がります。

Q3: 既製品スリーブケーブルと自作の違いは?

A3: CableModやEnsourcedなどの既製品は、電源ユニットのピン配列に合わせた専用設計で品質が高く、1セット5,000〜15,000円程度です。自作はスリーブ素材とピン抜きツールで1,500〜3,000円に抑えられますが、ATXのピン配列を間違えるとショートの危険があるため、配線図の確認が必須です。

この記事について
カテゴリー周辺機器
難易度初級
作成日2026/4/19