PCケース
上級

SFFリットル容量分類(エスエフエフリットル)

SFFビルド容量区分。<5L超小型(NUC系)・5-10L(A4-H2O 11.4L・Ridge 14.8L・Velka 5・Sliger SM520 10L)・10-20L(NCase M1 12.6L・Formd T1 V2.1 9.5L・Fractal Terra 10.4L)・20-30L(Lian Li A3 mATX 31L・Hyte Revolt 3 18L)・>30L(ATX)・RTX 5090 13L SFF 可能・280mm AIO対応判定・Radiator max thickness 25-60mm・Dan Cases SFF定義、2026年極小ビルド人気。

0 回閲覧
0 いいね
2026/4/25 更新
関連タグ
<10L SFF
A4-H2O 11L
NCase M1
Terra 10L

概要

SFFリットル容量分類は、PCケースを実際に搭載できる内部容積で区分する体系です。
<5L は「超小型」(NUC系)に該当し、5–10L は「小型」(A4‑H2O 11.4L、Ridge 14.8L、Velka 5、Sliger SM520 10L)に分類されます。
10–20L は「中型」(NCase M1 12.6L、Formd T1 V2.1 9.5L、Fractal Terra 10.4L)、
20–30L は「大型」(Lian Li A3 mATX 31L、Hyte Revolt 3 18L)、
>30L は「ATX規格」へ移行します。
RTX 5090 は13L のSFF構成が可能で、280mm AIO の対応判定や Radiator max thickness 25–60mm も重要な指標です。
Dan Cases が定義したSFFは2026年に極小ビルドの人気を牽引しています。

主な特徴・仕組み

  • 容積単位はリットルで統一し、実際のケース内部空間を直感的に把握できる
  • 5L 未満は「超小型」専用のCPUソケットや冷却設計が必要
  • 10L 以上では標準的な ATX マザーボードが使用可能になるが、冷却パターンは限定的
  • 20L 以上でフルサイズ GPU の取り付けが容易になるが、電源ユニットのサイズ制限が発生
  • 30L 以上は ATX 電源 650W 以上が標準で、全ての拡張スロットが利用可能
  • Radiator max thickness 25–60mm で AIO の選択肢が決まる
  • 280mm AIO 対応判定は、ケースの前面または上部に設置可能かを示す
  • 2025年に登場した「A4‑H2O 11L」シリーズは、従来の 10L ケースよりも 1L 程度の余裕を持つ
  • 2026年に発表された「Hyte Revolt 3 18L」は、10L 以上の冷却性能を兼ね備えた設計
  • 「RTX 5090 13L SFF 可能」な構成は、最新の GPU を小型ケースに収める実例

スペック/製品比較表

ケース名容積 (L)対応マザーボード冷却パターンAIO 対応備考
A4‑H2O11.4mATX120mm 前面120mm2025年モデル
NCase M112.6Mini‑ITX120mm 前面120mm2024年
Fractal Terra10.4Mini‑ITX120mm 前面120mm2023年
Lian Li A331.0mATX120mm 前面/上部240mm2025年
Hyte Revolt 318.0Mini‑ITX120mm 前面/上部240mm2026年

具体例・対応製品

  • A4‑H2O 11.4L:CPU は Ryzen 9 9950X3D、GPU は RTX 5090、冷却は 120mm ファン 2基
  • NCase M1 12.6L:CPU は Core Ultra 9 285K、GPU は RTX 4090、冷却は 120mm ファン 2基 + 120mm AIO
  • Formd T1 V2.1 9.5L:CPU は Ryzen 7 7700X、GPU は RTX 3080、冷却は 120mm ファン 1基
  • Fractal Terra 10.4L:CPU は Intel Core i9 13900K、GPU は RTX 3090、冷却は 120mm ファン 2基 + 120mm AIO
  • Lian Li A3 31.0L:CPU は Ryzen 9 7950X、GPU は RTX 4090、冷却は 120mm ファン 3基 + 240mm AIO
  • Hyte Revolt 3 18.0L:CPU は Core Ultra 9 285K、GPU は RTX 4080、冷却は 120mm ファン 2基 + 240mm AIO
  • RTX 5090 13L SFF:CPU は Ryzen 9 9950X3D、GPU は RTX 5090、冷却は 120mm ファン 2基 + 120mm AIO

自作PCでの選び方・注意点

  • 容積が 5L 未満の場合は、CPU ソケットと冷却設計が限定的であるため、低消費電力 CPU を選択
  • 10L 以上のケースは、標準的な ATX マザーボードが使用可能だが、冷却パターンは 120mm ファンが中心
  • 20L 以上では GPU の長さが 300mm 程度まで拡張でき、電源は 650W 以上を推奨
  • 30L 以上は ATX 電源 750W 以上が標準で、全ての拡張スロットが利用可能
  • Radiator max thickness 25–60mm を確認し、選択した AIO がケースに収まるかを事前にチェック
  • 280mm AIO 対応判定は、前面または上部に 280mm ファンが設置できるかを確認
  • 2026年に登場した「Hyte Revolt 3」などは、10L 以上の冷却性能を兼ね備えているため、次世代 GPU との相性が良い
  • ケースの重量は 3.5kg 以上になると搬入時に注意が必要

関連用語との違い

  • SFF (Small Form Factor) は一般的に「小型ケース」を指すが、リットル容量分類は実際の内部容積で細分化している
  • Mini‑ITX はマザーボード規格で、SFFリットル分類とは別にサイズを示す
  • ATX は電源や拡張スロットの規格で、30L 以上のケースで標準化される
  • AIO は一体型水冷システムで、ケースの冷却パターンと密接に関連するが、SFFリットル分類自体は冷却方式を含まない

よくある質問

Q1. 5L 未満のケースで RTX 4090 を搭載できますか?
A1. 5L 未満は超小型で、RTX 4090 の長さは 300mm 以上あるため、搭載は不可能です。

Q2. 10L 以上のケースで 280mm AIO を設置できますか?
A2. 10L 以上のケースの多くは前面に 120mm ファンのみ設置可能ですが、上部に 280mm AIO を設置できるモデルもあります。

Q3. 2026年に登場したケースは次世代 GPU に対応していますか?
A3. 2026年の「Hyte Revolt 3」や「Lian Li A3」は 20L 以上で、RTX 5090 などの次世代 GPU をサポートします。

まとめ

SFFリットル容量分類は、ケース選択時に実際の内部空間を数値で把握できるため、CPU・GPU・冷却・電源の組み合わせを最適化する上で不可欠です。
5L 未満は超小型専用、10–20L は小型・中型、20–30L は大型、>30L は ATX 規格に相当します。
2025年・2026年に登場した新型ケースは、従来よりも冷却性能と拡張性を兼ね備えており、次世代 GPU への対応が進んでいます。
自作PC を構築する際は、容積と冷却パターン、AIO 対応を総合的に検討し、最適なケースを選択してください。

この記事について
カテゴリーPCケース
難易度上級
作成日2026/4/23