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CKD (Client Clock Driver)(シーケーディー)

CUDIMM 上に搭載されるクロック信号バッファIC。CPU IMC からのDifferential Clock を高駆動力で再配信、DDR5 高周波数を安定化。

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2026/5/15 更新
関連タグ
DRAM
DDR5
CKD

概要

CKD (Client Clock Driver) はCUDIMM (Clocked UDIMM) 上に搭載されるクロック信号バッファIC。JEDEC JESD82-CKD で標準化、2024年Intel Arrow Lake で実用展開された。CPU IMC からの低駆動力Differential Clock (CK_t/CK_c) を受信し、高駆動力でDRAM チップ群に再配信することで、DDR5 UDIMM の高周波数限界を突破する。

CKD の主要機能

  • Differential Clock 受信 (LVDS / SLVS-EC)
  • クロック整形 (ジッタ低減 / Slew Rate最適化)
  • 1:4 or 1:8 クロック分配
  • I3C による制御 (PMIC / SPD連携)
  • DDR5-6400 から DDR5-12000+ までの将来拡張余地

RCD vs CKD 比較

項目RCD (RDIMM/LRDIMM)CKD (CUDIMM)
用途サーバコンシューマ
バッファ対象クロック+アドレス+コマンドクロックのみ
ピン数多少
価格$5-15$3-5
遅延1-2ns< 1ns
標準JESD82-511JESD82-CKD

主要サプライヤ

  • Renesas (旧IDT): RCD-CKD01
  • Montage Technology: M88CKD01 (中国系)
  • Diodes Inc: CKD系列
  • Rambus: CKD IP
  • Richtek: 後発

なぜCKDが必要?

DDR5世代でUDIMMが直面した問題:

  1. CPU IMC のクロック駆動力は固定 (省電力化で低下傾向)
  2. DDR5-6400以上では信号品質悪化 (アイ開度減)
  3. 4 DIMM 構成では特に厳しい (反射 / クロストーク)
  4. RDIMM / LRDIMM はRCDで解決 → コンシューマもCKD で解決

将来の周波数ロードマップ

規格周波数DIMM形態
DDR5 (現状)4800-8800CUDIMM
DDR5x (噂)9600+CUDIMM
DDR6 (2026-)12800-17600CUDIMM+α

関連用語との違い

  • vs RCD: RCD は全信号バッファ / CKD はクロックのみ
  • vs PMIC: PMICは電源 / CKDは信号

FAQ

Q1: なぜRCDをコンシューマに使わなかった? A: コスト・遅延・面積を考慮。コンシューマはDIMM容量小さく (32GB-64GB) アドレス信号駆動は問題なく、クロックのみのCKDで十分解決。

Q2: DDR6 でもCKD? A: 標準化途上だが、より高機能なCKD2 / Hybrid RCD-CKD が議論されている。

Q3: メーカー差はある? A: 主要3社 (Renesas / Montage / Diodes) でジッタ性能・I3C実装は差別化。OC向けG.Skill / Corsair はRenesasが多い。

この記事について
カテゴリーメモリ
難易度上級
作成日2026/5/15