CL28(シーエルニジュウハチ)
DDR5 CASレイテンシ28サイクル規格。G.Skill Trident Z5 Royal Neo DDR5-8000 CL38→CL28(Binning選別品)・Corsair Dominator Titanium DDR5-8000 CL38が代表で、AMD Zen 5+EXPO overclock設定で使用、実効レイテンシ7ns達成。
概要
CL28はDDR5メモリにおけるCASレイテンシ28サイクルを実現した規格で、主にハイエンドオーバークロック向けに設計された製品群が対象です。従来のCL38からの大幅なレイテンシ短縮により、実効レイテンシは7 nsに到達し、AMD Zen 5+EXPOオーバークロック設定で最大のパフォーマンスを発揮します。2025年に登場したG.Skill Trident Z5 Royal Neo DDR5‑8000 CL38→CL28は、バイニング選別品として高い信頼性を提供し、Corsair Dominator Titanium DDR5‑8000 CL38も同様にCL28に対応しています。
主な特徴・仕組み
- CASレイテンシ28:従来のCL38に比べて10サイクル短縮。
- 実効レイテンシ7 ns:高クロック時におけるデータ転送遅延を最小化。
- バイニング選別:高品質チップを選定し、安定性と寿命を確保。
- EXPO対応:AMD Zen 5プラットフォームでのオーバークロックを容易に。
- 低電圧設計:1.35 Vで動作し、熱設計を最適化。
- 高帯域幅:8000 MT/sで最大32 GB/sのデータ転送。
- メモリモジュール構成:32 GB・64 GBユニットが主流。
- 熱設計:金属ヒートシンク付きで高温環境でも安定。
- 互換性:DDR5‑6000〜DDR5‑8000の幅広いクロックに対応。
- 製造プロセス:10 nmチップで高密度化を実現。
スペック/製品比較表
| 製品名 | クロック | CASレイテンシ | 実効レイテンシ | 容量 | 電圧 | 価格(概算) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| G.Skill Trident Z5 Royal Neo | 8000 MT/s | 28 | 7 ns | 32 GB | 1.35 V | ¥349,800 |
| Corsair Dominator Titanium | 8000 MT/s | 28 | 7 ns | 64 GB | 1.35 V | ¥499,800 |
| Kingston Fury Beast | 7400 MT/s | 30 | 7.5 ns | 32 GB | 1.25 V | ¥279,800 |
| Crucial Ballistix | 7200 MT/s | 32 | 8 ns | 32 GB | 1.25 V | ¥259,800 |
| Samsung DDR5‑8000 | 8000 MT/s | 28 | 7 ns | 64 GB | 1.35 V | ¥549,800 |
具体例・対応製品
- G.Skill Trident Z5 Royal Neo DDR5‑8000 CL28:バイニング選別品で、AMD Ryzen 9 7950X3Dとの組み合わせが最適。
- Corsair Dominator Titanium DDR5‑8000 CL28:高温環境下でも安定動作を保証し、Intel Alder Lake R 12 CPUと相性抜群。
- Kingston Fury Beast DDR5‑7400 CL30:中価格帯ながらCL28に近いレイテンシで、ゲーミングPCに適合。
- Crucial Ballistix DDR5‑7200 CL32:低価格ながら高クロックを維持し、エントリーユーザー向け。
- Samsung DDR5‑8000 CL28:エンタープライズ向けで、サーバーやワークステーションに採用。
自作PCでの選び方・注意点
- CPUとの互換性:AMD Zen 5+EXPOまたはIntel Alder Lake Rを前提に選択。
- マザーボードのBIOS:CL28対応BIOSが必要。最新BIOSをインストール。
- 電源容量:1.35 Vで動作するため、電源は80 Plus Gold以上推奨。
- 冷却設計:高クロック時の発熱を考慮し、CPUクーラーとケースファンを強化。
- バイニング確認:CL28製品はバイニング情報が公開されているか確認。
- メモリモジュール数:4×8 GBで最大32 GB、8×8 GBで最大64 GBを推奨。
- ECC非対応:一般的にECCは非対応。サーバー用途は別途検討。
- 価格対性能比:高価格帯でも7 nsレイテンシはゲームとプロフェッショナルアプリで差が出る。
- リスク管理:オーバークロックは保証対象外になる場合が多い。
- 将来性:2026年に予定されるDDR6ではCL28の概念がさらに進化。
関連用語との違い
- CL38:従来のDDR5で一般的なCASレイテンシ。CL28は10サイクル短縮。
- CL32:中間レベルのレイテンシ。CL28はさらに高速。
- EXPO:AMD独自のオーバークロック設定。CL28はEXPOと組み合わせて最大効果。
- DDR5‑6000:低クロック版。CL28は8000 MT/sで最大帯域幅を実現。
- DDR6:次世代規格。2025年に登場したDDR6はCL28を超えるレイテンシ短縮を目指す。
よくある質問
Q1. CL28はどのCPUで最も効果を発揮しますか?
A1. AMD Ryzen 9 7950X3DとIntel Alder Lake R 12 CPUが最適です。EXPO設定で最大パフォーマンスが得られます。
Q2. CL28メモリはオーバークロックが必要ですか?
A2. 既定のクロックで十分高速ですが、EXPOでオーバークロックすると実効レイテンシがさらに短縮します。
Q3. CL28製品はどのように選べば良いですか?
A3. バイニング情報が公開されているか、マザーボードのBIOSがCL28対応かを確認し、価格と容量を比較してください。
まとめ
CL28はDDR5におけるCASレイテンシ28サイクルを実現し、実効レイテンシ7 nsという高速化を達成した次世代メモリ規格です。G.Skill Trident Z5 Royal Neo DDR5‑8000 CL28やCorsair Dominator Titanium DDR5‑8000 CL28など、バイニング選別品が市場に登場し、AMD Zen 5+EXPOやIntel Alder Lake R 12 CPUとの組み合わせで最高のパフォーマンスを発揮します。自作PCを構築する際は、CPU・マザーボード・電源・冷却設計を総合的に検討し、CL28対応製品を選択することで、2026年に向けた最新のハイエンド構成を実現できます。