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PTM7950(Phase Change Pad)(ピーティーエム7950)

Honeywell PTM7950(Phase Change Thermal Material・2023年-話題)。固体→液体相変化(45-50℃で液化)・Pump-out現象なし(グリス欠点解消)・8.5 W/mK・厚み0.25mm標準・ラップトップ/PS5/Xbox OEM採用・Consumer RTX 4090/5090 GPU交換用人気・1枚50x50mm ¥2500-4000・貼付後初回加熱でベースライン形成・LGA1700 sink保持 Bending問題軽減・2026年自作界隈でMX-6/Kryonaut比較の新定番。

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2026/4/25 更新
関連タグ
PTM7950
Phase Change
8.5 W/mK
Pump-out

概要

Honeywell PTM7950は、2023年に登場した相変化熱伝導材(Phase Change Thermal Material)で、45〜50 ℃で固体から液体に変化し、熱伝導率8.5 W m⁻¹ K⁻¹を実現。厚さ0.25 mm、サイズ50 × 50 mm、価格¥2,500〜¥4,000。従来のグリスの「Pump‑out」問題を解消し、ラップトップ・PS5・Xbox OEMでも採用。2025年にはRTX 5090やRyzen 9 9950X3DのCPUクーラーでの実装が拡大し、2026年にはMX‑6/Kryonautとの比較で新定番に確立。

主な特徴・仕組み

  • 相変化温度:45–50 ℃で液化し、熱拡散面積を増大。
  • 熱伝導率:8.5 W m⁻¹ K⁻¹、従来のグリス(≈0.5 W m⁻¹ K⁻¹)に比べ約17倍。
  • 厚さ:0.25 mm(標準)で、LGA1700やBGAサーマルパッドに適合。
  • サイズ:50 × 50 mm、1枚でRTX 4090のクーラーやRyzen 9 9950X3Dのサーマルブレードに十分。
  • Pump‑out解消:液化時に拡散し、クーラー側へ均一に広がる。
  • 初回加熱:ベースライン形成に1〜2回の加熱で安定。
  • 耐熱:最大80 °Cまで使用可能、RTX 5090のTDP450 Wでも安全。
  • 弾力性:Bending問題を軽減、曲げても破裂しにくい。
  • 価格帯:¥2,500〜¥4,000(1枚50 × 50 mm、厚さ0.25 mm)。
  • 市場拡大:2025年にPS5のカスタムクーラーで採用、2026年にAMD Threadripper 9 7950XのOEMに組み込まれる予定。

スペック比較表

製品熱伝導率 (W m⁻¹ K⁻¹)相変化温度 (℃)厚さ (mm)価格 (¥)
Honeywell PTM79508.545–500.252,500–4,000
Thermal Grizzly ML-1003.5—0.303,800
Arctic Thermal Pad4.0—0.202,200
3M Thermal Pad2.8—0.251,900

具体例・対応製品

  • RTX 4090:TDP 450 W、24 GB GDDR6X、最大温度 93 °C。PTM7950はサーマルブレードと合わせて約10 °C低減。
  • RTX 5090:2025年発表、TDP 500 W、32 GB GDDR7、最大温度 95 °C。相変化で熱分布を均一化。
  • Ryzen 9 9950X3D:3.5 GHzブースト、128 GB DDR5‑6000、TDP 250 W。サーマルパッドとして0.25 mm厚のPTM7950で安定。
  • Intel Core i9‑13980HX:3.0 GHzブースト、128 GB DDR5‑6000、TDP 45 W。ラップトップクーラーに適用。
  • AMD Threadripper 9 7950X:3.5 GHzブースト、128 GB DDR5‑6000、TDP 280 W。2026年にOEM採用予定。

自作PCでの選び方・注意点

  1. サーマルパッドの厚さ:クーラーの高さが0.25 mmを超える場合は、2枚重ねで厚さ0.5 mmに調整。
  2. 初回加熱:RTX 4090のような高TDPの場合、加熱を2回行いベースライン形成。
  3. クーラーの形状:LGA1700やBGAのサーマルブレードに合わせ、余剰部分は切り取る。
  4. 密閉性:相変化後にクーラー側へ漏れないよう、金属フレームで固定。
  5. 耐熱温度:80 °Cを超える環境は避ける。RTX 5090のように90 °C近辺で動作する場合は、追加の熱シンクを併用。
  6. コストパフォーマンス:1枚¥3,000で50 × 50 mm、RTX 4090のように1枚で十分。
  7. 長期耐久性:相変化回数は約10,000回、実際の使用では数百回で十分。
  8. 環境対応:低温時(-10 °C)でも固体に戻り、熱伝導率が低下しない設計。

関連用語との違い

用語目的主な特性PTM7950との違い
熱伝導ペーストCPU・GPUの接触面に塗布高熱伝導率(>10 W m⁻¹ K⁻¹)Pump‑outが発生しやすい
サーマルパッド物理的な接触面を確保低熱伝導率(2–4 W m⁻¹ K⁻¹)相変化で熱拡散面積増大
Phase Change Material (PCM)冷却・加熱制御相変化温度が高い(>100 °C)PTM7950は45–50 °Cで液化
Thermal Grease伝熱性向上高い熱伝導率Pump‑outで長期安定性が低い

よくある質問 (FAQ)

Q1. PTM7950は高TDPのGPUでも安全に使用できますか?
A1. はい。RTX 4090(TDP 450 W)やRTX 5090(TDP 500 W)での実装例があり、相変化温度45–50 °Cを超えても安定します。

Q2. 1枚で複数のCPUに使用できますか?
A2. 1枚は50 × 50 mmで、LGA1700やBGAに適合。複数のCPUを同時にカバーする場合は、2枚以上重ねるか、別途パッドを貼り分ける必要があります。

Q3. 価格は他のサーマルパッドと比べてどうですか?
A3. 1枚¥2,500〜¥4,000は中価格帯。熱伝導率8.5 W m⁻¹ K⁻¹と相変化性能を考慮すると、Thermal Grizzly ML‑100(¥3,800)やArctic Thermal Pad(¥2,200)よりコストパフォーマンスが高いです。

まとめ

Honeywell PTM7950は、45–50 °Cで液化し熱伝導率8.5 W m⁻¹ K⁻¹を実現する相変化パッド。2025年にはRTX 5090やRyzen 9 9950X3Dでの採用が進み、2026年にはMX‑6/Kryonautとともに自作PCコミュニティで新定番となっています。厚さ0.25 mm、価格¥2,500〜¥4,000で、Pump‑out問題を解消し、CPU・GPUの熱管理を簡単に行える点が大きなメリットです。自作PCを構築する際は、クーラーの厚さ・形状、初回加熱、耐熱温度を確認し、PTM7950を適切に配置することで、長期的に安定した性能を維持できます。

この記事について
カテゴリー冷却
難易度上級
作成日2026/4/24