メモリモジュールの物理的な形状規格。DIMは標準サイズ、SO-DIMMは小型版
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DIMM(Dual In-line Memory Module)およびSO-DIMM(Small Outline DIMM)は、RAMメモリの物理的な形状規格で、それぞれデスクトップPCとノートPC/小型PCで使用される標準的なメモリモジュール形式です。
DIMM/SO-DIMMの特徴:
DDR4 DIMM:
- 長さ: 133.35mm
- 高さ: 31.25mm(標準)
- ピン数: 288ピン
- 切り欠き: 中央からオフセット
DDR5 DIMM:
- 長さ: 133.35mm(同じ)
- 高さ: 31.25mm(標準)
- ピン数: 288ピン(同じ)
- 切り欠き: 位置が異なる
UDIMM(Unbuffered):
- 一般消費者向け
- バッファなし
- 低レイテンシ
- 最も普及
RDIMM(Registered):
- サーバー向け
- レジスタ付き
- 大容量対応
- 高信頼性
LRDIMM(Load Reduced):
- データセンター向け
- 負荷軽減
- 超大容量
- 最高性能
DDR4 SO-DIMM:
- 長さ: 69.6mm
- 高さ: 30mm
- ピン数: 260ピン
- コンパクト設計
DDR5 SO-DIMM:
- 長さ: 69.6mm(同じ)
- 高さ: 30mm(同じ)
- ピン数: 262ピン
- 若干ピン増加
主な使用先:
- ノートPC
- 小型デスクトップ
- AIO PC
- NUC/ミニPC
特徴:
- 省スペース
- 低消費電力
- 熱設計簡略
- DIMM比で高価
理論上の違い:
- 電気的特性は同じ
- 同一チップ使用可
- 速度差なし
実際の違い:
- DIMM: より高速グレード多い
- SO-DIMM: 省電力重視
- OC対応はDIMM有利
DIMM:
- 単体最大: 128GB(DDR5)
- 一般的: 8-32GB
- サーバー: 256GB+
SO-DIMM:
- 単体最大: 48GB(DDR5)
- 一般的: 4-16GB
- 物理的制約あり
特徴:
- エラー訂正機能
- 9チップ構成(8+1)
- サーバー/WS向け
- 高信頼性
対応:
- CPU/チップセット依存
- Xeon/EPYC等
- 一部Ryzen対応
存在するが稀:
- モバイルWS用
- 産業用途
- 高価
- 入手困難
用途:
- 組込みシステム
- 医療機器
- 特殊用途
絶対的制約:
- DIMM/SO-DIMM混在不可
- DDR世代間非互換
- 切り欠き位置で誤挿入防止
スロット形状:
- 完全に異なる
- 変換アダプタ存在(非推奨)
電圧の違い:
- DDR3: 1.5V/1.35V
- DDR4: 1.2V
- DDR5: 1.1V
混在禁止:
- 異なる電圧
- 破損リスク
- MB側で制御
DIMM選択時:
- 標準的な選択
- 豊富な選択肢
- 高性能志向
- アップグレード容易
推奨構成:
- 2枚組(デュアルチャネル)
- 同一製品
- 余裕を持った容量
SO-DIMM選択時:
- 機種別確認必須
- 最大容量確認
- 省電力版考慮
- 放熱制限
確認事項:
- 最大対応容量
- 速度上限
- スロット数
- 保証影響
さらに小型:
- 産業用
- 組込み向け
- 特殊用途
- 一般流通なし
次世代規格:
- より薄型
- はんだ付けの代替
- Dell提案
- 将来性不明
確認事項:
- 正しい規格か
- しっかり装着
- 対応速度内
- スロット故障
対処:
- 装着し直し
- 1枚ずつテスト
- 他スロット試行
- BIOS更新
症状:
- 不安定動作
- 容量認識不足
- 起動不可
解決:
- QVL確認
- JEDEC速度に
- 同一製品使用
- メーカー揃える
静電気対策:
- アースバンド
- 端子に触れない
- 帯電防止袋
- 金属部分持つ
物理的注意:
- 無理な力禁止
- まっすぐ挿入
- ラッチ確認
端子清掃:
- 接点復活剤
- 消しゴム(最終手段)
- エアダスター
- アルコール
頻度:
- 通常不要
- トラブル時のみ
- 年1回程度
予想される変化:
- さらなる高速化
- 電圧低下
- 新しい切り欠き
- 互換性なし
形状:
- 基本維持予想
- ピン数変更可能性
- 冷却強化
トレンド:
- より薄型化
- 統合モジュール
- 新接続方式
- 省スペース化
課題:
- 既存資産
- 互換性
- コスト
- 標準化
DIMMとSO-DIMMは、それぞれデスクトップとノートPCに最適化されたメモリモジュール規格。物理的なサイズ以外の基本性能は同等だが、用途に応じた最適化がなされている。DDR世代が進むごとに性能は向上するが、互換性はないため注意が必要。適切な選択により、システムに最適なメモリ構成を実現。将来的にも基本的な形状は維持されつつ、性能向上が続くと予想される。