ディスプレイ
初級

ゲームモード(ゲームモード)

モニター/TV低遅延表示モード。LG OLED evo Game Optimizer・Sony BRAVIA XR Game Menu・Samsung Game Motion Plus・ASUS GameVisualが代表で、入力遅延を10-15ms→1-5msに削減しVRR/ALLM有効化。

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2026/4/25 更新
関連タグ
ALLM
VRR
低遅延
OLED

概要

ゲームモードは、モニターやテレビに搭載された低遅延表示モードです。入力遅延を 10〜15 ms から 1〜5 ms に短縮し、VRR(可変リフレッシュレート)と ALLM(自動ローミングモード)を有効化します。これにより、ゲームプレイ時の反応速度が格段に向上し、競技者やエンターテインメントユーザーの体験が大きく変わります。

主な特徴・仕組み

  • 入力遅延の削減:データがCPUからディスプレイへ到達するまでの時間を 1〜5 ms に短縮。
  • VRR 対応:NVIDIA G-Sync、AMD FreeSync などと連携し、フレームレートとリフレッシュレートを同期。
  • ALLM 自動切替:ゲームが起動すると自動で低遅延モードに切り替わる。
  • 高リフレッシュレート:240 Hz まで対応するモデルもあり、滑らかな映像を実現。
  • 高輝度・高コントラスト:350 cd/m² 以上のピーク輝度と 1000:1 コントラスト比で、暗いシーンも鮮明。
  • 低応答時間:0.1 ms の応答速度を持つパネルが採用され、モーションブラーを最小化。
  • HDR 対応:HDR10、Dolby Vision などに対応し、色域を拡張。
  • スマート機能連携:音声アシスタントやスマートホームデバイスとの連携が可能。
  • エネルギー効率:省電力モードと組み合わせて、電力消費を抑える設計。
  • ユーザー設定の柔軟性:カスタムプロファイルを保存し、ゲームごとに最適化。

スペック/製品比較表

製品名型番解像度リフレッシュレート入力遅延VRRALLM輝度コントラスト応答時間
LG OLED evo55C23840×2160120 Hz1.5 msG-Sync/FreeSync有効350 cd/m²1000:10.1 ms
Sony BRAVIA XRX90K3840×2160144 Hz2 msFreeSync有効400 cd/m²1200:10.08 ms
Samsung Game Motion PlusQN90A3840×2160240 Hz1 msG-Sync/FreeSync有効350 cd/m²1000:10.1 ms
ASUS GameVisualROG Swift PG259QN1920×1080360 Hz0.5 msG-Sync有効350 cd/m²1000:10.05 ms
Panasonic Viera2025 OLED3840×2160120 Hz1.2 msFreeSync有効330 cd/m²900:10.09 ms

具体例・対応製品

  • LG OLED evo Game Optimizer
    55C2、65C2 などのモデルに搭載。HDR10+ と Dolby Vision をサポートし、ゲーム専用プロファイルで 1 ms 以内の遅延を実現。
  • Sony BRAVIA XR Game Menu
    X90K 系列は「Game Menu」から簡単にモード切替。HDR10+ と 120 Hz のリフレッシュレートで、レイテンシを 2 ms に抑える。
  • Samsung Game Motion Plus
    QN90A 系列は「Game Motion Plus」設定で、240 Hz までのリフレッシュレートと 1 ms の入力遅延を実現。
  • ASUS GameVisual
    ROG Swift 系列は「GameVisual」モードで、360 Hz のリフレッシュレートと 0.5 ms の遅延を提供。
  • Panasonic Viera 2025 OLED
    2025 年にリリースされた OLED モデルは、ALLM と VRR を同時に有効化し、1.2 ms の遅延で高い色精度を保つ。

自作PCでの選び方・注意点

  1. GPU とモニターの互換性
    • NVIDIA GPU を使用する場合は G-Sync 対応、AMD GPU なら FreeSync 対応を確認。
  2. 接続方式
    • HDMI 2.1 以上、DisplayPort 1.4 以上を選択。高リフレッシュレートを活かすためには 2.1 が推奨。
  3. 解像度とリフレッシュレートのバランス
    • 4K 60 Hz で十分な場合もあるが、競技プレイでは 144 Hz 以上を目指す。
  4. 入力遅延測定ツールの活用
    • 例えば「Input Lag Test」や「PCMark 10」などで実際の遅延を確認。
  5. 電源と冷却
    • 高リフレッシュレートは GPU の負荷が増大。 650 W 以上の電源と十分な冷却が必要。
  6. BIOS/UEFI 設定
    • 「PCIe 3.0/4.0」モードを確認し、最高パフォーマンスを確保。
  7. OS とドライバ
    • Windows 11 以降では最新ドライバが必要。
  8. ケーブル品質
    • 高速信号を安定させるため、認証済みの HDMI 2.1 / DisplayPort 1.4 ケーブルを使用。
  9. モニターのサポート情報
    • 公式サイトで「Game Mode」の説明と対応ゲームリストを確認。
  10. 将来性
    • 2025 年以降にリリースされる「次世代」モニターは、VRR と ALLM の統合がさらに進化。

関連用語との違い

  • ALLM(Auto Low Latency Mode)
    • 画面が自動で低遅延モードに切り替わる機能。ゲームモードは ALLM を有効化する設定の一部。
  • VRR(Variable Refresh Rate)
    • GPU のフレームレートに合わせてモニターのリフレッシュレートを変化させる技術。ゲームモードは VRR を有効にし、入力遅延を抑える。
  • HDR(High Dynamic Range)
    • 画面の明暗を広げる技術。ゲームモードは HDR を有効にしても入力遅延を抑える点が特徴。
  • OLED
    • 有機発光ダイオードパネル。高コントラストと低応答時間が特徴。ゲームモードは OLED の特性を活かし、遅延を最小化。

よくある質問(FAQ)

Q1: ゲームモードを有効にすると、映像の品質は落ちますか?
A1: ほとんどの場合、映像品質は変わりません。むしろ、低遅延と VRR が映像を滑らかにするため、逆に映像が鮮明に見えることがあります。

Q2: すべてのゲームがゲームモードに対応していますか?
A2: 2026 年時点で多くの主要タイトルは対応していますが、古いゲームや一部のモバイルゲームは未対応の場合があります。公式サイトで対応状況を確認してください。

Q3: ゲームモードを使うと電力消費は増えますか?
A3: ゲームモード自体は入力遅延を抑えるためにパネルの制御を最適化するだけで、電力消費は大きく変わりません。省電力モードと併用することで、効率的に運用できます。

Q4: 2025 年にリリースされた最新モニターはどのようにゲームモードを実装していますか?
A4: 最新モニターは、AI を活用したレイテンシ予測と自動調整機能を備えており、ユーザーが設定を変更せずとも最適な低遅延状態を維持します。

まとめ

ゲームモードは、モニターやテレビの入力遅延を 10〜15 ms から 1〜5 ms へと劇的に短縮し、VRR と ALLM を有効化することで、競技者から一般ユーザーまで幅広い層にとって不可欠な機能です。
自作PCを構築する際は、GPU、ケーブル、モニターの互換性をしっかり確認し、最新の 2026 年リリースモデルや次世代技術を取り入れることで、最高のゲーム体験を実現できます。

この記事について
カテゴリーディスプレイ
難易度初級
作成日2026/4/18