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DisplayPort Alt Mode UHBR20 (USB-C 80Gbps)(ディスプレイポートオルトモードユーエイチビーアール20)

USB-C経由でDisplayPort 2.1の超高帯域を利用する規格。4レーン合計80Gbpsの転送能力を持ち、次世代の高解像度映像出力と高速データ通信、給電を単一ケーブルで実現する技術。

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2026/5/17 更新
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DisplayPort Alt Mode UHBR20 (USB-C 80Gbps)

概要

DisplayPort Alt Mode UHBR20は、USB-Cコネクタの物理層を利用してDisplayPort 2.1の最高速通信モードを運用するための技術規格です。従来のAlt Modeでは帯域幅の不足がボトルネックとなり、高解像度映像と高速データ転送を同時に行う際に解像度やリフレシーレートを妥協せざるを得ない場面が多くありました。

このUHBR20仕様では、1レーンあたり20Gbpsの伝送速度を4レーン分フルに活用することで、合計80Gbpsという極めて広大な帯域を確保します。これにより、単一のUSB-Cケーブルで「超高解像度映像(8K/60Hz HDR等)」「超高速データ転送(USB4 v2相当)」「高出力電力供給(USB PD)」の3要素を同時に、かつ高品質な状態で維持することが可能になります。2024年から2025年にかけて登場する最新のハイエンドプロセッサ搭載デバイスにおいて、外部ディスプレイ環境の劇的な進化を支える中核技術として位置付けられています。

スペック表

項目仕様詳細
基本規格DisplayPort 2.1 (UHBR20モード)
物理インターフェースUSB Type-C
レーン構成4 Lanes
1レーンあたりの帯域幅20 Gbps
合計最大帯域幅80 Gbps
対応解像度・リフレッシュレート例8K @ 60Hz (HDR), 4K @ 240Hz, 16K @ 30Hz (圧縮時)
同時伝送機能高速データ通信 + USB PD (Power Delivery)

比較表

モード/規格総帯域幅特徴・主な用途
DP Alt Mode (UHBR10)約40 Gbps従来の標準的な高解像度出力(4K/6CT等)
DP Alt Mode (UHBR20)80 Gbps次世代の極限性能。8K/240Hzや超高速ドッキング用
Thunderbolt 440 Gbps安定したデータ転送と映像出力の普及版規格
Thunderbolt 5 / USB4 v280 GbpsUHBR20と帯域が同等。データ・映像の統合規格

関連用語との違い

Thunderbolt 5 との違い

Thunderbolt 5は、DisplayPort Alt Mode UHBR20と同様に80Gbpsの帯域を提供しますが、これは「通信プロトコル全体」を指す概念です。UHBR20はあくまでDisplayPortの映像伝送における「速度モード」を指しており、Thunderbolt 5環境下でDisplayPort信号がこのUHBR20モードで流れることで、真の性能が発揮されます。

USB4 v2 との違い

USB4 v2は、USB-C接続におけるデータ転送の新しい基盤規格であり、最大80Gbpsを実現します。UHBR20は、このUSB4 v2の広大な帯域を「映像信号(DisplayPort)」として割り当てる際の具体的な通信レートを定義したものです。つまり、USB4 v2という道路に、UHBR20という超高速な映像トラックが整備されるイメージです。

FAQ Q1-Q3

Q1: 既存のUSB-Cケーブルでも動作しますか?

A1: 従来のUSB 3.2や初期のUSB4対応ケーブルでは、80Gbpsの帯域を維持できません。UHBR20の性能を引き出すには、USB4 v2またはThunderbolt 5認証を受けた、高帯域幅に対応したアクティブ/パッシブケーブルが必須となります。

Q2: モニター側にも対応が必要ですか?

A2: はい、必要です。PC(ホスト)側がUHBR20出力に対応していても、モニター(Sink)側がDisplayPort 2.1のUHBR20入力を受け入れられる設計である必要があります。モニター側のスペックを確認することが重要です。

Q3: データ転送速度に影響はありますか?

A3: UHBR20モードでは映像伝送に帯域を優先的に割り当てることが可能ですが、USB4 v2などの統合規格を用いることで、映像伝送と同時に高速なデータ通信(SSDへのアクセス等)を並行して行うことが設計上可能です。ただし、極端な構成ではリソースの分配が発生します。

この記事について
カテゴリー周辺機器
難易度上級
作成日2026/5/17