冷却
中級

ファンノイズ(ファンノイズ)

冷却ファンの動作騒音。Noctua NF-A12x25(22.6dB@2000rpm)・Arctic P12 PWM PST(22.5dB)・be quiet! Silent Wings 4 Pro(28.6dB)・Corsair AF120 Eliteが低騒音ファン代表で、120mm/25mm厚が自作PC定番。

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2026/4/25 更新
関連タグ
Noctua
Arctic P12
Silent Wings
dB

概要

ファンノイズとは、冷却ファンが回転する際に発生する音を指します。
ファンはCPUやGPU、電源ユニットなどの熱源を冷却するため不可欠ですが、
その回転音は自作PCの静音性を左右する重要要素です。
一般的に、dB(デシベル)値が低いほど静かであり、静音設計のファンは
「22〜25 dB」の範囲を目指すケースが多いです。

主な特徴・仕組み

  • 回転速度(RPM):高いほど風量は増えるが、音も増加。
  • 静圧(Pa):ファンがファンベースやヒートシンクに対してどれだけ
    風を押し出せるかを示す。高静圧ファンは密閉ケースに有利。
  • ベアリングタイプ:ロータリー、油圧、磁気など。
    例:油圧ベアリングは摩擦が少なく、長寿命。
  • 設計形状:羽根の角度、厚み、素材が音響特性に影響。
  • ファンサイズ:120mmが定番だが、140mmや80mmも存在。
  • PWM制御:回転速度を微調整でき、必要時に低速で静音。

スペック/製品比較表

製品名型番サイズRPMdB静圧 (Pa)風量 (CFM)ベアリング価格 (円)
NoctuaNF‑A12x25120mm200022.60.8870油圧4,500
ArcticP12 PWM PST120mm200022.50.9272油圧3,800
be quiet!Silent Wings 4 Pro120mm200028.60.8068油圧4,200
CorsairAF120 Elite120mm200027.00.8570油圧3,900
NoctuaNF‑A14 PWM140mm200022.81.0090油圧5,200

具体例・対応製品

  • CPUクーラー:Noctua NH‑D14 (140mm)は、静圧が高く、ファンノイズは
    23.0 dB。
  • GPU冷却:ASUS ROG Strix RTX 4090には、120mmファンが2基装備。
    それぞれ22.5 dBで、全体のノイズは約25 dB。
  • 電源ユニット:Corsair RM750x 750Wは、120mmファンを1基搭載。
    低速時は22.0 dB。
  • ケースファン:Arctic P12 PWM PSTを4基配置すると、
    低速時は28 dB、全体で30 dB程度。
  • オーバークロック時:CPUが5.7 GHzに到達すると、
    ファンは最大RPM 3000に上がり、ノイズは30 dBを超えることも。

自作PCでの選び方・注意点

  1. 用途を決める
    • 静音重視なら、22〜24 dBのファンを選択。
    • 高性能冷却が必要なら、静圧が高い140mmファンを検討。
  2. ケースのサイズと空気フロー
    • 120mmが標準だが、140mmはより大きな空気量を供給。
  3. PWM制御の有無
    • PWM対応はCPUやGPUの負荷に応じて速度を自動調整。
  4. ベアリングの耐久性
    • 油圧ベアリングは長寿命で、静音性も高い。
  5. ファンの配置
    • 前面に吸気、背面に排気で効率的。
  6. ファンの数
    • 2〜4基のファンは、風量と静音のバランスが取れる。
  7. ファンの取り付け方法
    • ねじ式はしっかり固定され、振動が減少。
  8. 価格帯
    • 3,000〜5,000円で高性能・低ノイズファンが入手可能。

関連用語との違い

  • 静圧:ファンが抵抗を受けるときに発生する圧力。
    ファンノイズは静圧が高いときに増加する。
  • 風量(CFM):1時間あたりに送流できる空気量。
    風量が多いほど熱効率は上がるが、ノイズも増える。
  • dB:音の大きさを対数で表す単位。
    3 dBの増加は、音が約2倍に聞こえる。

よくある質問(FAQ)

Q1. 2025年に登場したファンで、最も静音性が高いのは?
A1. 2025年に発表されたNoctua NF‑A12x25は、22.6 dBで業界トップクラス。

Q2. 2026年の最新ファン技術で、どのような改良が期待できる?
A2. 2026年の次世代ファンは、磁気ベアリングとAI制御を組み合わせ、
風量を自動で最適化しながらノイズを10%削減するモデルが登場。

Q3. 静音ファンと高性能ファン、どちらを選べばよい?
A3. 目的次第。静音を重視するなら22〜24 dB、
高負荷作業やオーバークロックなら静圧が高い140mmファンが適切。

まとめ

ファンノイズは自作PCの静音性を左右する重要な指標です。
22〜24 dBの低騒音ファンは、Noctua NF‑A12x25やArctic P12 PWM PSTが代表例で、
120mm/25mm厚が業界標準。
高性能を求める場合は、静圧が高い140mmファンを選択するとよいでしょう。
2025年・2026年の最新技術では、磁気ベアリングとAI制御が
ノイズ低減と効率向上を同時に実現。
自作PCの構築時は、用途、ケースサイズ、ファンの数・配置、PWM制御、ベアリングタイプを総合的に検討し、
最適なバランスを見つけることが鍵です。

この記事について
カテゴリー冷却
難易度中級
作成日2026/4/18