ファイバーケーブル(ファイバーケーブル)
光信号でデータ伝送するケーブル。シングルモード(OS2・長距離10km+)・マルチモード(OM4/OM5・100G対応)があり、Ubiquiti UniFi XG SFP+・MikroTik CRS326-24Sなどで10G-400Gを実現。
概要
光ファイバケーブルは光信号でデータを伝送するため、電磁波の干渉を受けず、長距離かつ高速な通信が可能です。主にシングルモード(OS2)とマルチモード(OM4・OM5)の2種類があり、用途や距離に応じて選択されます。近年、10G‑400Gの高速SFP+・SFP28・QSFP28モジュールと組み合わせることで、データセンターやエンタープライズネットワークでの高速リンクが実現しています。
主な特徴・仕組み
- 光信号の伝搬:光ファイバ内部のコアで光が屈折し、反射を繰り返しながら伝わるため、電磁波の影響を受けません。
- シングルモード(OS2):コア径9 µm、波長1550 nm。長距離(10 km以上)での低損失が特徴。
- マルチモード(OM4/OM5):コア径62.5 µm、波長850 nm(OM4)または1310 nm(OM5)。短距離(<200 m)での高帯域幅(100 Gbps以上)を実現。
- SFP+ / SFP28 / QSFP28 互換:10 Gbps/25 Gbps/40 Gbps/100 Gbpsのモジュールが利用可能。
- 光ファイバの種類:OS2は長距離、OM4はデータセンター内の高速リンク、OM5は将来の10 Gbps/25 Gbps/40 Gbpsに最適化。
スペック/製品比較表
| ファイバ種別 | コア径 | 波長 | 最大距離 | 最大帯域幅 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| OS2 (シングルモード) | 9 µm | 1550 nm | 10 km+ | 10 Gbps/40 Gbps | 長距離バックホール |
| OM4 (マルチモード) | 62.5 µm | 850 nm | 200 m | 100 Gbps | データセンタールーム |
| OM5 (マルチモード) | 62.5 µm | 1310 nm | 200 m | 400 Gbps | 次世代高速リンク |
具体例・対応製品
- Ubiquiti UniFi XG SFP+:10 Gbps SFP+モジュールでOS2/OM4に対応。
- MikroTik CRS326-24S:24ポートSFP+で10G/40Gに拡張可能。
- Cisco Catalyst 9500:10G/40G/100GのSFP28/ QSFP28ポートを備える。
- Juniper EX9200:10G/40G/100Gの高速リンクを実現。
- Arista 7280R:400 Gbps QSFP28ポートを搭載し、データセンター向けに最適化。
- Arista 7050QX‑32:100 Gbps/400 Gbpsの高速接続が可能。
- HP Aruba 8400:10G/40G/100GのSFP28/ QSFP28ポートを備える。
- HP Aruba 2930F:10G SFP+に対応し、エッジ機器として使用。
自作PCでの選び方・注意点
- 用途を明確に:長距離通信が必要ならOS2、短距離高速リンクならOM4/OM5を選択。
- 距離と帯域幅のバランス:距離が200 m以内ならOM4で十分。
- モジュール互換性:SFP+は10 Gbps、SFP28は25 Gbps、QSFP28は40 Gbps/100 Gbpsに対応。
- 光ファイバの種類:OS2は長距離、OM4はデータセンター、OM5は将来性を考慮。
- コストパフォーマンス:OM4はOM5より価格が低いが、将来の拡張を考えるとOM5が有利。
- 光ファイバの接続:光ファイバはピン接続であり、正しい極性を確認。
- 光ファイバの保護:光ファイバは割れやすいので、ケーブル管理を徹底。
- 環境条件:温度・湿度に注意し、適切なキャビネット内で保管。
関連用語との違い
- LANケーブル(Cat6/7):銅線で電磁波干渉を受けるが、光ファイバは干渉を受けない。
- 光モジュール(SFP+ / QSFP28):光ファイバを接続するためのインターフェース。
- 光ファイバの種類(OS2・OM4・OM5):シングルモード vs マルチモードで伝搬特性が異なる。
- 光ファイバの波長:1550 nmは長距離、850 nmは短距離で最適。
よくある質問(FAQ)
Q1. 2025年に登場した最新のOS2ファイバはどのような特徴がありますか?
A1. 2025年にリリースされたOS2ファイバは、従来の9 µmコアに加え、光損失がさらに低減された設計で、10 km以上の距離で10 Gbps/40Gを安定して伝送できます。
Q2. 2026年のデータセンターではOM5ファイバが主流になると予想されますか?
A2. 2026年の主要データセンターでは、OM5ファイバの1310 nm波長が10 Gbps/25 Gbps/40 Gbpsの高速リンクに最適化され、OM4に比べて帯域幅が向上しています。
Q3. 次世代の光ファイバとして期待される技術は何ですか?
A3. 次世代では、光ファイバのコア径をさらに小型化し、複数の光路を同一ファイバで同時に伝送するマルチモード多重化技術が注目されています。
まとめ
光ファイバケーブルは、シングルモードとマルチモードの2種類があり、用途や距離に応じて最適なタイプを選択することが重要です。OS2は長距離での低損失を実現し、OM4・OM5は短距離での高速リンクに適しています。SFP+・SFP28・QSFP28モジュールと組み合わせることで、10Gから400Gまでの高速通信が可能です。自作PCやネットワーク構築においては、用途、距離、帯域幅、モジュール互換性を総合的に検討し、適切なファイバとモジュールを選ぶことが、安定した通信と将来の拡張性を確保する鍵となります。