FreeSync
概要
FreeSyncはAMDが開発したディスプレイ同期技術で、モニターののリフレッシュレートをグラフィックボードのフレームレートに合わせることで、画面のティアリング(ちらつき)やスタッタリング(カクつき)を低減し、より滑らかなゲームプレイを実現します。VESA Adaptive-Syncに基づいたオープンスタンダードであり、広く採用されています。
詳細説明
FreeSyncは、グラフィックボードがフレームを生成するタイミングと、モニターがそれらを表示するタイミングのずれを解消します。従来のV-Syncのように、フレームレートをモニターのリフレッシュレートに固定するのではなく、グラフィックボードの出力するフレームレートに合わせてモニターのリフレッシュレートを動的に変化させます。これにより、フレームレートがモニターのリフレッシュレートの整数倍でなくても、ティアリングやスタッタリングを最小限に抑えられます。 FreeSyncはVESA Adaptive-Syncというオープンな規格に基づいているため、モニターメーカーはAMDのハードウェア認証を受けずにFreeSyncに対応させることが可能です。より高度な機能として、Low Framerate Compensation (LFC)という技術があり、フレームレートがFreeSync対応範囲を下回った場合でも、モニターのリフレッシュレートを倍率にして維持することで、スタッタリングを抑制します。
関連用語
- V-Sync:垂直同期技術。
- G-Sync:NVIDIAのディスプレイ同期技術。
- Adaptive-Sync:VESAが策定したディスプレイ同期の規格。
- ティアリング:画面の画像が複数枚重なって表示される現象。
- スタッタリング:画面の動きが一時的に止まる現象。
- LFC (Low Framerate Compensation):低フレームレート時のスタッタリングを軽減する技術。
- VRR (Variable Refresh Rate):可変リフレッシュレート。
実用例
- 高リフレッシュレートのゲーミングモニターを選ぶ際に、FreeSync対応モデルを選ぶことで、PCのグラフィックボードの性能を最大限に引き出すことができる。
- RADEONソフトウェアでFreeSyncを有効にすることで、よりスムーズなゲームプレイが可能になる。
- 高性能なグラフィックボードとFreeSync対応モニターを組み合わせることで、最高画質で快適なゲーム体験を得られる。
- FreeSync Premium Pro認証を受けたモニターは、より広いリフレッシュレート範囲とLFCに対応しており、より安定したパフォーマンスが期待できる。
注意点
- FreeSyncはAMDのグラフィックボードとの組み合わせで最大限の効果を発揮する。NVIDIAのグラフィックボードとの組み合わせでは、一部対応するモニターが存在するが、パフォーマンスは保証されない。
- モニターとグラフィックボードの両方がFreeSyncに対応している必要があり、ドライバーのバージョンが最新であるか確認する。
- FreeSyncの設定が有効になっているか確認する。RADEONソフトウェアなどで確認可能。
- モニターの接続がDisplayPortである場合、バージョンによって対応するリフレッシュレート範囲が異なる場合がある。DisplayPort 1.4以降が推奨。