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FUJITSU FM-7(フジツウエフエムセブン)

富士通1982年11月発売の8bitホビーPC。MB68B09 2MHz×2・¥126,000・国産PC御三家の1機。

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2026/5/9 更新
関連タグ
FM-7
富士通
8bit PC
1982
ホビーPC
御三家
MB68B09

概要

FUJITSU FM-7(FUJITSU Micro 7)は、富士通株式会社が1982年11月25日に¥126,000で発売した8bitホビー/教育用パーソナルコンピュータで、当時の日本ホビーPC市場でNEC PC-8801・SHARP X1と並ぶ「ホビーPC御三家」の1角を担った歴史的機種。Motorola系MB68B09 2MHzプロセッサ(メイン+サブのデュアル68B09構成)を採用、Z80系が主流の当時の日本市場で異色の存在だった。8色同時表示・YM2203 FM音源対応(オプション)・F-BASICによる手軽なプログラミング環境で、当時の中高生・学生層に絶大な支持を得た。後継機FM-77(1984年)→FM-77AV(1985年、4096色256色同時)→FM-TOWNS(1989年、CD-ROM搭載32bit機、別系列)と発展、1980年代の日本コンピュータ史で重要な位置を占める。CMタレント・湯川専務(湯川英一氏)の風貌で大ヒットしたCMキャラクターも世代記憶。累計国内販売100万台超(推定、1982-1989)、現在中古市場では動作品¥3,000-30,000(型番・付属品で大幅変動)で流通。

主な特徴・仕組み

  • メインCPU: Motorola MB68B09 2MHz(メイン)
  • サブCPU: MB68B09 2MHz(音声・I/O処理)
  • メモリ: メイン64KB、ビデオ48KB
  • 表示: 640×200 8色同時、TVへのRGB/コンポジット出力
  • サウンド: PSG単音内蔵、YM2203 FM音源カードオプション
  • メディア: カセットテープ標準、5.25"FDDオプション(¥39,800別売)
  • OS: F-BASIC 3.0(ROM内蔵)
  • キーボード: 一体型JIS配列72キー
  • 価格: ¥126,000(本体)、+¥39,800(5.25"FDD)
  • 累計国内販売: 100万台超推定(1982-1989)

スペック比較表

機種発売CPU表示価格特徴
FM-71982/11MB68B09×2 2MHz640×200 8色¥126,0006809系・御三家
PC-88011981/11Z80A 4MHz640×200 8色¥168,000NEC・御三家
X11982/11Z80A 4MHz640×200 8色¥155,000SHARP・御三家
FM-77AV1985/10MB68B09×2 2MHz320×200 4096色256色¥150,000多色化
MSX1983/06Z80A 3.58MHz256×192 16色¥54,800国際統一規格

具体例・対応製品

  • FM-7本体: ¥126,000(1982年11月25日)
  • FM-7用5.25"FDD: ¥39,800(オプション)
  • FM音源カードYM2203: ¥9,800(オプション)
  • FM-77(1984年¥168,000): 後継機・キーボード分離型
  • FM-77AV(1985年10月¥150,000): 4096色256色同時の多色化版
  • FM-77AV40(1987年¥99,800): 廉価版・累計65万台
  • F-BASIC 3.0: ROM内蔵、当時の中高生プログラミング学習標準

自作PCでの選び方・注意点

FM-7中古実機は¥3,000-30,000で流通、後継のFM-77AV(多色化)や FM-TOWNS(32bit別系列)の方が高値。カセット・FDD読み取り不良(ピックアップ劣化・ベルト切れ)が定番故障で、修理対応はマニア向けショップ(東京・秋葉原 ROMSOFTBANK Booth等)で1台¥10,000-20,000の対応費用。FPGA再現機MiSTer FPGAにFM-7コアあり、エミュレータXM7(無料)が成熟。湯川CMで使われた本体は富士通博物館(川崎)に実機展示あり、見学価値あり。

関連用語との違い

PC-8801(NEC、1981年11月¥168,000)はZ80A搭載の御三家筆頭で、漢字ROM標準装備でビジネス・教育で優位。X1(SHARP、1982年11月¥155,000)はZ80A+テレビ統合(X1turbo以降)でゲーム機としての特化。FM-7はMB68B09という独自系統で、後のFM-TOWNS(1989年)が32bit MC68000系へ移行する技術伝統の起点。MSX(1983年)はASCIIによる国際統一規格で、FM-7とは別セグメント。

よくある質問(FAQ)

Q1: 何故Z80系ではなくM6809系を選んだ? A: 富士通は元々モトローラ系列(社内取引)でMC68000系プロセッサ展開を計画しており、後継FM-TOWNS(MC68000)への技術連続性を考慮してMB68B09採用。Z80一強市場での差別化戦略でもありました。

Q2: 御三家の中でFM-7の特徴は? A: 6809系プロセッサ採用が他2社と異なる差別点。命令セットが整理されおりプログラミング教育適性が高く、当時の中高生層から熱心な支持を得ました。湯川CMキャラクターによる認知度も高かったです。

Q3: 現代でFM-7を体験するには? A: XM7エミュレータ(Windows無料)が最も簡単、MiSTer FPGAコアでFPGA再現、実機中古¥3,000-30,000で動作品入手可能。F-BASICプログラミング学習の歴史体験ができます。

まとめ

  • 1982年11月25日¥126,000・富士通8bitホビーPC
  • MB68B09 2MHz×2デュアル・国産御三家の1機
  • 8色同時+YM2203 FM音源オプション
  • 累計国内100万台推定・1980年代教育用途で活躍
  • XM7/MiSTer FPGAで現代もFM-7体験可能
この記事について
カテゴリー一般用語
難易度中級
作成日2026/5/9