HDR10+
概要
HDR10+は、HDR10を拡張したHDR規格で、シーンごとに変化する動的メタデータに対応しています。これにより、ゲーム内の輝度やコントラストをシーンに応じて最適化し、よりリアルで没入感のある映像体験を提供します。HDR10よりも高い表現力を持つため、対応ゲームとモニターが必要です。
詳細説明
HDR10+は、HDR10と同様に静的なメタデータを持ちますが、さらに各シーン(通常は1フレームごと)に固有のメタデータを含めることができます。この動的メタデータにより、HDR10では固定された設定で調整されていた映像の明るさやコントラストを、シーンごとに最適化できます。例えば、暗いシーンではコントラストを高め、明るいシーンでは輝度を抑えるといった調整が可能です。技術的には、SMPTE ST 2084の規格に準拠しており、対応モニターはこれを受け付けて処理する必要があります。
関連用語
- HDR10: HDR10+のベースとなるHDR規格
- メタデータ: HDR映像の輝度や色に関する情報
- 動的メタデータ: フレームごとに変化するメタデータ
- SMPTE ST 2084: HDR10+の規格
- Dolby Vision: 競合するHDR規格
実用例
- 対応ゲームとモニターの組み合わせで利用:ゲーム側がHDR10+に対応している必要があり、モニターもHDR10+の動的メタデータを処理できる必要があります。
- よりリアルなゲーム体験の追求:HDR10では不十分と感じる場合に、HDR10+に対応することで、より広いダイナミックレンジとコントラストを体験できます。
- 予算と性能のバランス:Dolby Visionに比べて、HDR10+対応モニターは比較的安価なものが多く、コストパフォーマンスを重視するゲーマーに向いています。
注意点
- すべてのゲームがHDR10+に対応しているわけではない:ゲームの設定メニューでHDRオプションを確認し、HDR10+が選択可能であることを確認する必要があります。
- モニターのHDR10+対応認証:モニターがHDR10+の認証を受けているか確認することで、期待通りのHDR体験が得られる可能性が高まります。認証がない場合は、HDR10として動作する可能性があります。
- 互換性:HDR10+対応モニターでも、HDR10の映像を問題なく表示できます。