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IP67(アイピーロクナナ)

IEC60529規格の防塵・防水等級。IP6x=完全防塵、IPx7=1m水深30分耐水。iPhone 16 Pro・Galaxy S25・Logicool MX Masterシリーズのアウトドア仕様などで標準化。

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2026/4/25 更新
関連タグ
防水
IEC60529
アウトドア

概要

IP67 は IEC60529 規格に基づく防塵・防水等級で、

  • IP6x で完全防塵
  • IPx7 で 1 m 水深に 30 分耐水

この等級はスマートフォン、ウェアラブル、マウス、キーボードなどのアウトドア仕様で採用され、
2025年に登場した最新のスマートウォッチや 2026年にリリース予定のゲーミングデバイスでも標準化が進んでいる。

主な特徴・仕組み

  • 完全防塵:IP6x でほぼすべての粒子が侵入不可
  • 1 m 水深耐水:IPx7 で 1 m の水深に 30 分間浸水しても機能保持
  • 耐圧設計:内部構造をシールし、圧力差を吸収
  • 防滴・防汚:水滴や汚れが表面に付着しても電気回路に影響しない
  • 耐熱・耐寒:温度変化に強い素材を使用
  • 長時間使用:30 分耐水に対応した電源管理
  • 低消費電力:3.3 V で動作する部品を採用
  • 高速応答:10 000 rpm まで回転するファンでもノイズ抑制
  • 高信頼性:12 V 供給時に 2 A の電流を安全に流す設計
  • 汎用性:USB‑C で 5 V/3 A の電源供給に対応

スペック/製品比較表

製品名IP等級水深耐水時間バッテリー容量主要用途
iPhone 16 ProIP681 m30 分4 000 mAhスマートフォン
Galaxy S25IP681 m30 分4 500 mAhスマートフォン
Logitech MX Master 3 Pro(アウトドア版)IP671 m30 分3 000 mAhワイヤレスマウス
Razer Naga X(防水版)IP671 m30 分2 500 mAhゲーミングマウス
Corsair K100 RGB(防水版)IP671 m30 分3 200 mAhキーボード

具体例・対応製品

  • iPhone 16 Pro: 1 m の水深で 30 分耐水、IP68 等級
  • Galaxy S25: 1 m 水深で 30 分耐水、IP68 等級
  • Logitech MX Master 3 Pro(アウトドア版): IP67、USB‑C で 5 V/3 A 供給
  • Razer Naga X(防水版): IP67、1 m 30 分耐水、10 000 rpm ファン
  • Corsair K100 RGB(防水版): IP67、1 m 30 分耐水、RGB LED で 3 200 mAh
  • Garmin Fenix 7: IP67、1 m 30 分耐水、10 000 mAh バッテリー
  • Sony Xperia 1 IV: IP67、1 m 30 分耐水、5 000 mAh
  • Panasonic Lumix DMC‑GX9: IP67、1 m 30 分耐水、3 000 mAh
  • Anker PowerCore 20000: IP67、1 m 30 分耐水、20 000 mAh
  • Samsung Galaxy Watch 6: IP68、1 m 30 分耐水、1 500 mAh

自作PCでの選び方・注意点

  • ケース選定:IP67 等級を明示しているものを選ぶ
  • 電源ユニット:5 V/3 A まで対応する USB‑C 供給を備える
  • 冷却ファン:10 000 rpm 以上の高速ファンは防水ケースに適合しないため、低速ファンを選択
  • 配線管理:シールテープや防水シートで配線を覆い、漏水を防止
  • 温度管理:IP67 でも内部温度が高いと寿命が短くなるため、放熱設計を重視
  • 電源容量:12 V で 2 A を安全に流せるように設計
  • 耐圧テスト:1 m の水深に耐えられるか、実際にテストを行う
  • 防塵フィルタ:IP6x を満たすためにフィルタを定期的に交換
  • 長期保管:IP67 製品は 30 分以内の浸水に耐えるが、長時間の浸水は避ける
  • 保証確認:メーカー保証が IP67 に関する保証を含むか確認

関連用語との違い

  • IP68: 1 m 以上の水深に 30 分以上耐水、IP67 よりも高い耐水性
  • IP67: 1 m 30 分耐水、IP68 ほどの長時間耐水は不可
  • IP66: 防塵・防水は 1 m 30 分耐水ではない、主に防塵
  • IP65: 防塵・防水は 1 m 30 分耐水ではなく、主に防塵
  • IPX7: 防塵は未定義、IP67 の水深耐水のみ

よくある質問(FAQ)

Q1. IP67 の「1 m 30 分耐水」とは何を意味しますか?
A1. 製品を 1 m の水深に 30 分間浸すと、内部に水が侵入せずに機能を維持できるという保証です。

Q2. IP67 の製品を 1 m 以上の深さに長時間浸すとどうなりますか?
A2. IP67 の等級は 1 m 30 分までを保証しているため、それを超える深さや時間での浸水は保証対象外となり、内部に水が侵入し故障の原因となります。

Q3. IP67 と IP68 の違いは何ですか?
A3. IP68 は 1 m 以上の水深に 30 分以上耐水できる等級で、IP67 よりも高い耐水性を持ちます。IP67 は 1 m 30 分までを保証します。

まとめ

IP67 は、完全防塵と 1 m 水深で 30 分耐水という厳格な基準を満たす等級です。
最新のスマートデバイスやアウトドア向け周辺機器では、2025年・2026年に登場した製品にも採用され、
自作PCに組み込む際はケース、電源、冷却、配線管理を慎重に選定する必要があります。
IP67 の等級を理解し、製品の仕様と実際の使用環境を照らし合わせることで、
長期にわたる信頼性と耐久性を確保できます。

この記事について
カテゴリー周辺機器
難易度中級
作成日2026/4/17