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LANケーブルテスター(ランケーブルテスター)

LANケーブルの結線状態や断線の有無を検査する測定器。RJ-45コネクタの8本のピン配列が正しく結線されているかをLEDインジケーターで表示し、ストレート・クロスの配線種別やオープン・ショートの異常箇所を特定できる。

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LANケーブルテスターとは

LANケーブルテスター(LAN Cable Tester)は、Ethernet用ツイストペアケーブルの結線状態を電気的に検査する測定器です。自作PCの構築やネットワーク敷設で「ケーブルを引いたのに通信できない」というトラブルの原因切り分けに不可欠なツールです。

検査できる項目

LANケーブルテスターで確認できる主な項目は以下のとおりです。

検査項目内容判定方法
結線順序T568A/T568Bの配線規格準拠8つのLEDが順番に点灯
断線(オープン)芯線の途中切断該当ピンのLEDが点灯しない
短絡(ショート)隣接芯線の接触複数LEDが同時点灯
クロス配線ストレート/クロスの種別点灯順序のパターンで識別
シールド導通STPケーブルのシールド接続GNDランプの点灯確認

テスターの種類と価格帯

エントリーモデル(1,000〜3,000円)

サンワサプライ LAN-TST3SN やELECOM LD-RCTEST/Uなど。8ピンのLEDが順次点灯する基本方式で、結線順序・断線・短絡を判定します。自作PC用途やSOHO環境には十分な機能です。リモートユニットが分離するタイプなら、壁面コンセントに配線済みのケーブルも両端から検査できます。

中級モデル(5,000〜15,000円)

ケーブル長測定(TDR方式)やPoE検出機能を搭載するモデル。FLUKE Networks MicroScannerシリーズが代表格です。配線距離が分かるため、100m制限の確認や障害点の距離特定が可能です。

プロ用認証テスター(30万〜100万円以上)

FLUKE DSX-5000やNETSCOUT LinkRunnerなど。Cat6A/Cat8の周波数特性・NEXT(近端漏話)・挿入損失を測定し、TIA/ISO規格の合否判定レポートを自動生成します。データセンターや商用ビルの構内配線工事では、この認証テスト結果の提出が求められます。

使い方の基本手順

  1. テスター本体とリモートユニットをケーブル両端のRJ-45に挿す
  2. テストボタンを押して自動スキャンを開始
  3. 8つのLEDが「1→2→3→…→8」の順で点灯すれば正常(ストレートケーブルの場合)
  4. 点灯しないピン番号があれば、そのペアが断線
  5. 2つのLEDが同時に点灯する場合はショートの可能性

自作PCユーザーへの実用アドバイス

自作PCを組む際にLANケーブルテスターが必要になるのは、主に壁内配線を自分で施工する場合や、パッチケーブルを自作する場合です。市販の完成品ケーブルを使うだけなら不要ですが、1本2,000円程度のエントリーモデルを持っておくと「ケーブルかNICか、どちらが原因か」の切り分けが一瞬で終わります。

よくある質問

Q1: LANケーブルテスターで通信速度は測れますか?

A1: 基本的なテスターでは測定できません。速度測定にはネットワークアナライザーやiPerf等のソフトウェアツールが必要です。テスターは物理層の結線確認に特化しています。

Q2: Cat5eとCat6のケーブルを区別できますか?

A2: エントリーモデルでは区別できません。カテゴリ判定には周波数特性を測る認証テスター(FLUKE DSXシリーズなど)が必要です。

Q3: 光ファイバーケーブルも検査できますか?

A3: RJ-45用のテスターでは光ファイバーは検査できません。光ファイバーには専用の光パワーメーターやOTDRが必要です。