周辺機器
初級
LAN Tester(ランテスター)
LANケーブル(RJ-45)の導通確認・ワイヤーマップ表示に特化した簡易テスター。マスターユニットとリモートユニットの2ピース構成で、自作ケーブルの品質チェックに最も手軽に使える。
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LAN Testerとは
LAN Tester(LANテスター)は、RJ-45コネクタ付きのLANケーブルを簡易的にテストするための2ピース構成のテスターである。マスターユニット(送信側)とリモートユニット(受信側)にケーブルの両端を接続し、LEDの点灯パターンで導通状態を視覚的に判定する。
価格は¥1,000〜5,000程度と安価で、自作PCユーザーがLANケーブルを自作する際の必需品として広く普及している。
基本的な使い方
テスト手順
- マスターユニットのRJ-45ポートにケーブルの一端を差し込む
- リモートユニットのRJ-45ポートにもう一端を差し込む
- マスターユニットの電源を入れる(単3電池または9V電池)
- LEDインジケータの点灯パターンを確認する
LEDの読み方
| マスター側 | リモート側 | 判定 |
|---|---|---|
| 1→2→3→4→5→6→7→8 順点灯 | 1→2→3→4→5→6→7→8 順点灯 | ストレートケーブル正常 |
| 1→2→3→4→5→6→7→8 順点灯 | 3→6→1→4→5→2→7→8 | クロスケーブル正常 |
| 特定番号が点灯しない | 対応番号が点灯しない | 断線(オープン) |
| 2つのLEDが同時点灯 | — | ショート(短絡) |
人気製品の比較
| 製品 | 価格 | 対応規格 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| サンワサプライ LAN-TCT100 | ¥2,200 | RJ-45/RJ-11 | 電話線も対応、最も定番 |
| SANWA 500-LANTST1 | ¥3,980 | RJ-45/RJ-11/BNC | 同軸ケーブルも対応 |
| エレコム LD-RCTEST/U | ¥1,980 | RJ-45 | コンパクト、USB充電 |
| KELUSHI NF-468 | ¥1,500 | RJ-45/RJ-11/BNC/USB | 多機能・低価格の中華製 |
LANテスターの限界
簡易LANテスターは導通確認には優秀だが、以下の項目は検査できない。
- スプリットペア検出 — 導通は正常でもペアリングが崩れている状態。GbE以上で通信エラーの原因になるが、簡易テスターでは検出不可
- 帯域幅測定 — ケーブルが10Gbps(Cat 6A)の性能を満たすかの検証は認証テスターが必要
- 挿入損失・NEXT測定 — 信号品質のパラメトリック測定は対応外
- PoE給電検証 — 電力供給能力の測定は検証テスター以上が必要
1000BASE-T(1Gbps)環境で自作ケーブルを使う場合、簡易テスターで導通OKでもスプリットペアが原因で速度が出ないケースがある。頻繁にケーブルを自作する場合は¥5,000-10,000クラスのワイヤーマッパーへの投資を推奨する。
FAQ
Q: LANテスターは電池交換が必要ですか?
A: 多くの製品は9V角型電池(006P)で動作する。テスト頻度が低ければ年1回程度の交換で十分。USB充電式のモデルも増えている。
Q: Cat 7やCat 8のケーブルもテストできますか?
A: RJ-45コネクタであれば導通確認は可能。ただしCat 7/8のシールド性能や帯域幅の検証は簡易テスターの能力外である。
Q: LANテスターでSFP+の光ケーブルは検査できますか?
A: 不可。光ファイバーの検査にはOTDRや光パワーメーターなどの専用機器が必要。LANテスターは銅線(UTP/STP)専用である。