Leica Q3 43(ライカキューサンヨンジュウサン)
43mm F2.0単焦点レンズを搭載したLeicaのフルサイズコンパクトカメラ。Q3の28mmモデルをベースにより自然な画角のレンズを採用した2024年発売モデル。
Leica Q3 43
概要
Leica Q3 43は2024年にLeicaが発売したフルサイズコンパクトカメラの特別モデルだ。2023年発売のQ3(28mm)をベースに、レンズを43mm F2.0のズミルックスに換装した。「43」という焦点距離は50mmより広くて28mmより狭い、人の目に最も近い画角とされ、ドキュメンタリー・ポートレート・旅行記録に適している。
主要スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| センサー | フルサイズ BSI-CMOS 6030万画素 |
| レンズ | ズミルックス 43mm F2.0 ASPH |
| 手ぶれ補正 | 5軸 IBIS(3段分) |
| ファインダー | OLED EVF(576万ドット) |
| AF | コントラスト+デプスマップ AI |
| デジタルズーム | 43/50/75mm(クロップ) |
| 動画 | 4K 60p / L-log・Cine 対応 |
| バッテリー | BP-SCL4(約380枚) |
| 重量 | 約743g |
| 価格 | 約¥1,200,000(2025年時点) |
43mmという焦点距離の哲学
Leicaが「43」を選んだ理由は、人間の視野角に最も近い「自然な遠近感」を再現するためだ。28mm(広角)のような歪みもなく、85mmのような圧縮感もない、見たままの空間描写ができる。ドキュメンタリー写真家やフォトジャーナリストが長く愛用してきた画角だ。
Q3(28mm)との比較
| 項目 | Q3(28mm) | Q3 43 |
|---|---|---|
| 焦点距離 | 28mm F1.7 | 43mm F2.0 |
| 開放絞り | F1.7 | F2.0 |
| ボケ | やや小さい | より大きい |
| 向き | 風景・建築・スナップ | ポートレート・日常 |
| デジタルズーム | 28/35/50mm | 43/50/75mm |
6030万画素とデジタルズーム
高画素センサーを活かし、75mm相当(クロップ係数約1.74×)まで実質的なズームが可能だ。75mmでもJPEGで約2100万画素相当を確保するため、印刷や大判出力にも耐える。
Leica製品としての価値
Q3 43は写真機としての機能だけでなく、ドイツ製の精密工芸品としての価値も持つ。ボディは金属削り出しで仕上げられ、使い込むほどに味が出る真鍮製パーツも各所に採用している。Leicaの場合、リセールバリューが高く(中古でも定価の70〜90%前後)、資産としての側面もある。
よくある質問(FAQ)
Q1: 約120万円の価値はありますか? A: 純粋な性能コスパでいえばSonyやFujifilmの同価格帯が上回る場面も多い。LeicaはブランドH哲学・工芸品としての価値・コミュニティへの帰属感込みの価格。
Q2: Q3とQ3 43どちらを選ぶべきですか? A: 風景・建築・ストリートなら28mmのQ3。人物・日常・旅行記録なら43mmのQ3 43。どちらもデジタルズームで他の画角もカバーできる。
Q3: バッテリー持ちはどうですか? A: 約380枚(CIPA基準)。Leicaカメラとしては改善されているが、USB-C急速充電に対応するためモバイルバッテリーで補充しやすい。